搾精研究所書き下ろし小説&カラー本文イラスト入り【電子書籍限定版】
マッドサイエンティスト・アマミヤ先生に巨体ナース・オオツカちゃん。
三時間おき射精患者ヤマダの精液を巡り、狂気の陰謀が動き出す!
武闘派ナースの処女筋肉と大音声女医の騒音「宝船」で搾られて!
タチバナ、モチヅキ、クロカワ、ヤマグチ、ヒラマツたちのためにも
ついにヤマダが病棟の闇に挑む決心を固める――大転機の第四巻!
(文庫換算100ページ)
●もくじ
大声医師アマミヤ、巨体ナース オオツカ
アマミヤお菓子制限令
アマミヤ 女医
オオツカ その他
ヤマグチ 看護婦
モチヅキ 看護婦
タチバナ 看護婦
本編の一部を立読み
「ヤマダくん……死んじゃお……一緒に……」
「えっ……?」
クロカワはポケットから錠剤の瓶を取り出した。
「これ……睡眠薬……薬品庫からくすねてきたの……半分こして二人で飲も……そして……抱き合ったまま……二人で眠るように死ぬの……」
それを聞いたヤマダは動揺を隠しきれない……彼女はいつものように一時の感情で極端なことを言っていると思い、踏みとどまらせようとした。
「クロカワさん……早まらないで……職場でイジメられたくらいで……この病院を退職すればきっと楽に……」
「違うよ……」
クロカワがヤマダの説得を遮った……その声はすでに覚悟が決まった者の重く、はっきりとした口調であり、彼女が刹那的感情の乱れで発している言葉ではないことがうかがえた。
「私はずっと……死にたいと思ってた……親にも煙たがれ……学校でも職場でも仲間外れ……付き合う男はみんなDV男……今まで……いいことなんて一つもなかった……本当は……早く死にたかった……怖くて勇気が出なかっただけ……」
「でも……ヤマダくん……キミとなら……キミとなら一緒に死ねる……だって……キミは私の初めての……友達だもん……仲間だもん……」
そう言うとクロカワはヤマダを愛おしそうに固く抱きしめた……この世で最期の温もりを確かめるように……。
そして……。
「しよう……ヤマダくん……二人の……最期の思い出……」
そう言うとクロカワは突然ヤマダを押し倒し、ヤマダのペニスを自身の膣に挿入して騎乗位の体位で犯し始めた。
パンパンパンパンパン。
「く、クロカワさん違うんだ、僕は……」
「なにも違わないよ……キミだって本当は死にたいんでしょう……? 廊下で歩いてるキミ……追い詰められてる顔してた……楽になりたいって顔してた……私とおんなじ顔してた……」
クロカワはまっすぐヤマダを見つめる。
「素直になりなよ……ヤマダくん……キミが私と同じ生きる価値のないクズだって……キミと私はもう患者とナースの関係じゃないんだよ……私の前では弱いとこも汚いとこも全部さらけ出そうよ……意地張らないで……全部あきらめようよ……投げ出しちゃおうよ……快楽に溺れようよ……」
クロカワはヤマダに熱いキスをした……。
チュッ……チュパ……クチュ……チュ……。
そして唇を離したクロカワはまるで初めて恋をする乙女のような瑞々しい表情を浮かべた。それは彼女にとっても初めての感情であった……汚らわしい想いもなく、淀みない純粋な感情……。
「ヤマダくん……私ね……今、すっごくドキドキしてるんだ……私と一緒に死んでくれるのが嬉しくて……私……一人じゃないって……今初めて感じてる……最期に寄り添ってくれる人がいるって……こんなに幸せだったんだ……」
「クロカワさん……」
ヤマダはクロカワが愛おしくなり、彼女を抱きしめ、キスをした……そしてお互いの情熱が赴くまま、体を絡ませ……最期の温もりと快感を享受し合う……。
「あぁっ♡ ヤ マダくん♡」
「クロカワさん♡」
ヤマダとクロカワは正常位の体勢で、抱きしめ合い、お互いの名前を呼び合いながら激しいセックスをした。
パンパンパンパンパンパンッ。
「あぁっ♡ 気持ちいいっ♡ 気持ちいいよ! ヤマダくんっ! あぁっ!♡」
今までもヤマダとセックスすることはあった……しかしそれはヤマダを利用するための悪意ある絡みであり、愛し合うための行為ではなかった……。でも、今クロカワは生まれて初めてセックスの快感を覚えている……真に心許せるパートナーとセックスをしている……体が熱い……命が燃えるように……。
「ヤマダくん……気持ちいい……気持ちいいよ……こんなの……初めてだよ……私たちって……本当に……相性がいいんだね……きっと……最初から……こうなる……運命だったんだね……」
「あぁああ♡ クロカワさぁあああああん!!」
ドプッ!! ビュルビュルビュルッ!!!
ヤマダがクロカワの中で果てた……熱い精液がクロカワの膣内いっぱいに広がり、満たしていく……。
その温もりがクロカワの心を満たすように、彼女は涙を流し……安らかな、幸福で満たされたような笑みを浮かべた……。
そして、二人はその後も何度も何度も……情熱的にお互いを求め合った……この世に未練を残さぬように……最期の思い出を残すように……。