大股開き、緊縛……ザクロのようにぱくりと晒された
女教師の割れ目を舌で抉り、愛液を啜る牡支配者!
傍らでは美しく知的で高慢な妻が、美体をよじらせている。
亜紀子も伶子も、肉悦が欲しがる牝獣に変えさせられていた。
いまや二人の美貌も類い希な知性も男のコンプレックスを、
逆転させる性奴のアクセサリーでしかない!
あきこ 女教師
れいこ その他
きみえ(26歳)女教師
ゆい(18歳)女優・アイドル
さえこ(25歳)秘書
本編の一部を立読み
自分の背中合わせの女の肉体と、自分の夫が今、不倫しているのである。さっきもさんざん見せつけられはしたが、今度は夫も不倫の相手の後輩の女教師の姿も顔も見えない。それなのに、もっと烈しい嫉妬を感じるのはなぜだろうか。あの時も狂いそうになるくらいジェラシーで身を焼き焦がしたというのに……。
今は自分だけが性交から除外されているからかもしれない……。
伶子は思った。そのうえに、二人の不倫の動作が、背中合わせの肌からじかに伝ってくるのだ。自分だけ性交の場からはずされて、夫と“愛人”の顔も見られず、体にも触れられないもどかしさと孤独感!
「どう、感じるかな?」
夫の声がした。亜紀子の体の動きが烈しくなった。夫が亜紀子を烈しく突きあげはじめたらしい。そのすべての動きが自分にまで波及してくるのだ。
真二が亜紀子の股間に泡を塗りこめなかったのは、泡のぬめりが加わっては、肉孔の滑りがよすぎて摩擦感や抵抗感が失われてしまうと思ったからである。しかし、上体に塗りたくった泡の効果はなかなかであった。つるつるの肌ざわりが、亜紀子の形のいい乳房の感触と弾力を倍増してくれる。片手で乳房を撫でまわし、片手で彼女のウエストを縛りこんだロープをつかんでバランスをとりつつ腰を突きあげ、肉を女の体に打ちこんで上下させるたびに、亜紀子は顔をかすかに振りながら嬌声を噴きこぼしはじめた。
亜紀子の手がすっかりお留守になっているのを見て、真二が、
「ほら、自分ばかりいい気持になっていないで、お姉さまにもエクスタシーを分けてあげなさい」
「あ……はい……」
狼狽して亜紀子が指先に神経をこめて、伶子の秘唇を愛撫しはじめた。
「あうっ! そう、そこ! もっとやさしく……そう、もっと強く……」
やっと仲間に入れてもらえた悦びに、伶子は全身の神経を一点に集中した。そこだけが伶子の与えてもらえる唯一の性の悦びなのだ。その性感を何倍にも増幅して感じとらなければ……。
「おれも協力してやるか」
真二は両手を伶子の胸もとにまわすと、二人の女を一緒にかかえこむようにして、両手で伶子の乳房を揉みこんできた。
「あ……いい……あなた……」
泡でつるつるになった乳房を、やさしく、時には烈しく揉みこまれ、絞りあげられるたびに、もともと乳房の性感が発達している伶子は、絞りこまれるような恍惚感に襲われた。そして花唇と肉孔のツボを、女のデリケートな指先で嬲られる感触で、二人のエクスタシーの中にも参入できたという悦びにひたることができたのである。
しかし、わずかなタッチで悦ばなければならないみじめさをも、伶子は十分に味わっていた。
私が本当の女王さまよ。亜紀と夫は、私を畏怖し、絶対服従すべき奴隷でなければならないのに……。
気位も高く、事実、昨日までは真二にも君臨していた伶子であった。亜紀子も暇つぶしの性奴のつもりで招待したはずではなかったか。
それが、こんなおあまりの愛撫で、興奮するなんて……。
昨日までの伶子にはとても許せないことであった。美しさも、勉強も、常に一番であり、まわりがチヤホヤしてくれた。いつも女王さまの気分で今までの人生を送ってきたのに……。
「そろそろいくか?」
夫が、妹分の亜紀子に言っている。
だめ! さっきも亜紀にあげたのに、また、そんな……。
今は誇りが、やっと伶子の自制心をコントロールした。
私の体に入れて!……
言葉をやっと呑みこむと、伶子は縛り合わされた体をよじり、悶えさせながら、亜紀子に頼むのがやっとであった。
「亜紀! もっと指を……そう、二本まとめてインサートしてちょうだい! そう、それ!」