ミュージシャンでありながらも、あらゆるメディアに進出を図る妖艶な表現者、ROLLY。女性の神聖な美しさを追い求め、一方では変態的なまでに下着への執着をみせる。その対極的な観念の深層にあるものを我々に羞恥心を抱きながらも語ってくれた。エロという底無し沼に陥ったROLLY。彼は永遠にその世界を彷徨い続ける。
3歳のあの衝撃的な体験が影響しているのでしょうか。僕はすごい下着フェチであります。あまり汚れ方にはこだわらないが、かといって洗ったばかりというのは味気がない。洗い立ての太陽の香りがするものを1時間ぐらい履いたものがいい。
だから僕は下着と水着にはうるさい。色にはあまり執着はないけど、Tバックはあまり好きじゃないですね。見えすぎてしまって。素材で一番好きなのはやはりシルク。忌まわしいあの虫けらの蚕が一生懸命、醜い体で葉っぱを食べて、しかもその蚕はおそらく昔はもてる男だったんでしょうな。そいつがあまりに酷いことをしたのでメタモルフォーゼされて蚕になったわけですよ。そいつが出した絹の糸を使って長野県の山奥で女工さんが作ったツルツルのシルクのパンティー。それに包まれたふんわりした艶めかしいお尻を撫でまわして、そこに思いっきり顔を埋めたい。その時、自分の頭の中はやっぱりソドムの市なんです。
最も最高なのが、男性用にはついてないパンツの船底の二重になっている部分が見えた時。「クロッチ」っていう部分らしいんですけど、その扇形部分、あれはたまらんね。最初から穴が開いているパンツがあるじゃないですか。あんなのは愚の骨頂ですよ。あれはですね、二重になってるじゃないですか。あの端に切れ目を入れると袋状になるんですよ。そこに息を吹き込んだり、指を入れたりとかするのです。
ブルセラショップというものも相変わらず存在するじゃないですか。もちろん僕も買ったことがあります。僕が知っている某店はですね、入会しまして、ある部屋に案内されますと、マジックミラーの向こうには女子高生が10人ぐらいいるんです。例えば10番と指名すると、今度は3分間写真みたいな個室に案内されます。そこもマジックミラーになっていまして、その向こうで指名した女子高生が脱いでくれるんです。下に受け取り口があり、もちろんその場で貰えます。それから5分間、女の子はその場に立っているので、僕は先程頂いたそのパンツを鼻に押し付け「ふるるる~」としながらその女の子を見るんです。究極です。
でも僕はその店に1回しか行かなかった。何故か。それは、自分の持っている女性観は、神のように神聖なものであり、アホなものであり、魅力的なかわいい小悪魔なんですけど、その子自身はとてつもなくかわいいのであったが、履いていたパンツはぐじゅぐじゅに汚れすぎていて、僕の考える汚れ観をはるかに通り越していたのです。その店は朝からずっと履いているというのが売りなので、ちょっと汚れすぎているんですね。もしかして体育とかあったかもしれない。僕はできれば1時間ぐらい履いたきれいなやつがいい。中にはがびがびなパンツが好きな人もいるんでしょうな。
とにかく鼻を擦り付けて嗅ぎたいという世界はありますよね。そういう世界が今、人気みたいですが、中でも櫻木充さんのフェチものには僕も惹かれるものがあります。まだ読んでいなかった「新任英語教師・祐美子とテニスクラブ」を本日頂いたので早速オナニ-しようと思っているところですけど…。たぶん、みんなそういうフェチな願望があるのではないでしょうか。彼らはセックスすることにはあまり興味がない。やたら匂いを嗅ぎまくるとか、舐めまくるとかが中心。僕に限っていえば、とにかく顔を思いきりなすりつけたい。それは行為そのものよりも顔を埋めまくって、思いきり深呼吸しているシチュエーションに感じてるんです。だからといって僕は臭いに固執しているわけではなく、無臭もしくはいい匂いに限ります。洗濯したてでシルクなら尚、いいですね。
セックスにおいても下着に精液をかけたいという願望がものすごく強い。僕の最後は股間を舐めまわしながら、自分でして相手の下着にかける。ナイロンやシルクの下着のお尻にたっぷりとかけて、それを手でのばすんですよ。誰でもやったことがあるでしょ。あとセックスで言えば、2か月に1回ぐらいゲテモノ食いしたくなる時がある。つまりドカベンの岩木になりたい時がある。「こんな人間とヤッてる自分なんて変態…」と思うのが好き。