格闘技とエロをこよなく愛する二人の男、浅草キッド。活字により性に目覚めた彼らは男として、芸人として飽くなき探求を続けていた。日常の当たり前の風景にある小道具を自慰行為の必殺技として使い、またある体験により性のネクストレベルへの到達も果たしていた。エロを喋り倒す浅草キッドここに在り。
水道「この前、ラジオの企画で公開包茎手術をやったんですよ。」
玉袋「あれは冷たい空気で局部麻酔してから、注射をうっていくんです。」
水道「スーパークランプ方式で手術したんだけど、問題は糸が自然に溶けるまで約1ヶ月オナニーできない。ちょっと勃つだけですごく痛いし。勃つだけで痛いのに、擦るなんて絶対にできない。」
玉袋「博士はきつかっただろうな。だって、今まで一週間も我慢したことないんだから。」
水道「ただね、自分がどんなメッセージに反応するかすごくよく分かる。コスチュームっていうのをそれまで意識していなかったのが、それで反応している自分に気づいた。たとえばイメクラとか行っても、どうせ裸になるんだからっていつも思っていたけど、俺は反応するんだなと気づきましたね。武富士のCMなんて反応しないと思っていたら、僕のエロセンサーが反応したのでびっくりした。でも、それが面白いのは最初の一週間…。やっぱりオナニーを我慢できなくてね。そこで思い出したんです、あのマッサージ器を。あれなら擦らなくてもいいし、振動を与えるだけで気持ちもいいしね。久しぶりにマッサージ器を使って、オナニーをしましたよ。それ以来、我が家の寝室にはずっとある。もう5年以上になるね。」
玉袋「うん、長いねえ。あいつはきっといい仕事してるんだろうな、うん。」
水道「なおかつ俺がものすごく力説しているのは、対女性でもあのマッサージ器ぐらい素晴らしいものはないですよ。何がいいっていうと、まず大人のオモチャと違って入りやすい。最初、肩から始まって、遊びながらアソコに押し付ける。『やめてよ~』とか言っているけど、そのまま体の力が抜けていくんだよね。心強い味方だね。そして自分の舌やナニよりも完全にあいつの方が、女性をイカせますからね。ちょっと納得いかないけど、もう頼りにしてます。生涯の友だね。」
玉袋「ちょっと嫉妬覚えるけど、俺よりも付き合いが長いからなあ。」
水道「今まで7種類ぐらい買ってみたんです。部屋に並べちゃうと、さすがにマニアって分かって自然さが損なわれるので、部屋に置くのは一本だけ。一時期、大人のオモチャを毎月一本ずつ買って、洋酒のように並べていたんですよ。でも、ちょっと気狂いっぽいから止めたけど。」
玉袋「大人のオモチャの場合、持っているだけで抵抗あるじゃないですか。部屋にあっても、外に持ち出しても凶器みたいだし。ブッチャーのフォークと同じぐらい危険ですからね。それに比べて、マッサージ器は自然なんですよ。」