大阪を拠点に多方面で活躍中のぜんじろう。セックスは初級と公言する彼は誰もが抱いた先生への憧れ、遅咲きの性の理由、そして苦い青春の体験など頬を赤らめながら語ってくれた。意外と照れ性なぜんじろうが提案する本当の性の興奮とは何か。
僕はたぶん変態的な部分をもっていると思うんです。ただし、常識の範囲で清潔的な変態。スカトロとかあれは絶対ダメですわ。スカトロ専門の風俗にも行ったことあるんですけど、無茶苦茶ダメでしたわ。あと、女王様とかSMもダメ。あれは怖かった。
良かったのは赤ちゃんプレイ。僕が赤ちゃんになって、おしめをされたり…。ただね、相手の女性がおかんになるのは止めてくれと。「こっちに来なさいよ」というのは止めてくれって。たまに「口うるさい客だわ」って怒られますけど(笑)。そうじゃなくて、遊びにきたお姉さんがいて、そこにお漏らしをした赤ちゃんがいて…という感じがいい。おむつを変えられて、ガラガラとかであやされながら咥えてもらって。途中から赤ちゃんじゃなく、ただのおっさんになってるんですけどね(笑)。これはいいですわ、絶対にやったほうがいいです。
今、巷ではパンストフェチとかありますよね。僕はそういう性癖があまりないんで、逆に羨ましいですよ。だってパンストを見るだけで興奮できるんですよ。どうしたらその良さが分かるのか教えて欲しいですわ。なぜかというと、たぶん僕はセックスに自信がないんですね。セックスに位があるとしたら、僕はきっと初級。セックスの授業があったら、絶対に行きますよ。僕はすごく照れ屋なので、何年も付き合っていかないとヤりたいことをできないんですよ。だから僕と初めてHした女の子は僕のことを「こいつマグロだ。最悪」と思うんじゃないですか(笑)。
僕、ビデオを借りる時は一回に10本ぐらい借りるんですけど、それを観ているとなんか違うなあって思うんですよ。ドキュメンタリー性がないんですわ。もっと言葉で興奮しないと。言葉のやり取りの中に恥じらいが見えることで興奮するんですよ。照れがないことには何にも感じない。だからセックスと相反するところにいる女性がいいかなと思ってるんです。かといって尼さんまでいくと別ですよ。性に対する扉がちゃんとあった方がいい。その扉を開くのがいいんですわ。
だから僕はね、ちょっとブサイクな女の子の方が好きです。整いすぎている子ってダメなんですよ、リアリティがないから。ちょっと自分のことを恥ずかしいと思っているぐらいがいいですね。そういう女性は照れがあるんです。だから僕がフランス書院文庫を書くとしたら、主人公は女子高生。かわいい少女の恥じらいを書いてみたいですね。