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今月の放言

いわゆるメガネフェチ パパイヤ鈴木

直筆短冊

独特のスタイルが人気のおやじダンサーズを率いるパパイヤ鈴木。彼がクリエイトする肉体の鼓動は、儚くも精力的なリズムを奏でる。そんなダンスが生まれる背景にあるのは何か?パパイヤ鈴木がダンスとエロについて語ってくれた。

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プロフィール パパイヤ鈴木

1966年6月29日生まれ。東京出身。幼少の頃より父親のラテン音楽を聞き、気がつけば踊っていた!第18回世界歌謡音楽祭で日本代表ヴォーカリストとして武道館のステージに立ったこともある。振付師、ダンサーとして活躍する傍ら「おやじダンサーズ」を結成し、「やきとりサンバ」でデビュー。また喜納昌吉&チャンプル-ズやスーパーバタードッグ、クラムボンなどのマニピュレーションも手がける才人。

第3章 キレイなところは見たくない

僕はメガネフェチだけど、メガネを外した普段と違う意外な瞬間が好きなわけじゃない。

おさげした暗い女の子がメガネを外すとキレイになるってよくある話じゃないですか。でも、僕はそんなキレイなところは見たくない。キレイになりそうなんだけど、野暮ったくメガネをかけてる、つまり醜いままの姿が見たいんですよ。メガネはもちろん、銀ぶちで飾り気がないホントに必要だからかけてるっていうやつね。

もっと言うなら、メガネをかけて陰気くさい感じの女の子は、「実はわたし、いい女だったんだ!」って気づかないでほしい。「メガネを取ったら絶対にいい女になるのにな…」と思って見ているのが好きなんだなー。だからね、美少女は好きじゃない。どっちかっていうと、いい素材を持ってる太った女の子の方がいいんです。

僕ら、イベントとかでいろんな街に行くんですけど、お手伝いでいっぱい女の人がくるんですよ。その中にヒットする女性がいるんですね。真っ赤なほっぺで顔がパンパン。「おい、おい、パンパンだよ」ってね(笑)。同時に「ちょっと走り込みして痩せれば、すごくキレイになるんだろうな」って思っちゃう。

かといって、亭主改造計画みたいに実際にどうこうするわけじゃなく、「こうしたらもっと…」っていう想像が好きなんですね。だから、想像の余地がないヘアヌードは大反対なんですよ。何が面白いのかわかんないし、全然興奮しない。

普通の写真から、いくらだって想像できるじゃないですか。「もし俺が上手に絵を描けたら、大変なことになってるぜ」っていうぐらい、僕は想像上でいろんな人を裸にしてますからね(笑)。

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