真の男道を説くことにより、混沌とした世界を創り出す“ロマンポルシェ。”。世の中の腑抜けな男たちには理解が難しいと思われるかなり強引な理論で性を語ってくれた。彼らが男道を歩む理由がここにある。
掟 うちは男兄弟だった。そうなると女は母親しかいない。例えば、「女の下着の匂いはどうなんだ?」って思った時、仕方なしに母親の下着を嗅いだからね。「これしか選択肢ないからなー」って(笑)。
ロマン それはプライドが許さなくねえか?
掟 やっちゃいけないことかとは思ったけど、何事もまぁ、勉強だと(笑)。そう思って、一応嗅いだけど、非常に重たーい匂いだった。やたら重圧感があったね。
あと覚えているのは、5歳ぐらいに紅白歌合戦を見ていた時のこと。家族はテレビに夢中なわけよ。それをいいことに下半身に座布団をかけ、近くにあった紐でチ○コを縛って、クイックイッって引っ張って遊んでた。一体どういうつもりだったのか、今では全くわかんないけど。最後は家族にも面白がって引っ張られた(笑)。
それが原因でチ○コが膿んでね。病院に行って割礼に近い作業をされた。まぁ、おかげさまで今は立派になったんだけど。
ロマン 俺はもともと女の人が好きだった。下に兄弟が3人いるんだけど、母ちゃんは5年間に4人産んでる。だから、母ちゃんはあまり相手にしてくれなかった。接触できた時は母ちゃんがヒステリックな時、もしくは酔っぱらった時だった。
具体的に俺の性が発動したのは、おやじのエロ本を盗み見してた時。その本に載っていたのが、平井和正、山田風太郎などのSF。これらを平行して読んでたので、エロとSFが自分の中で密接に関わってしまった。だから、発想が飛躍している綺羅先生の作品が好きになったと思う。設定があっての性的ファンタジーだから。
綺羅先生の作品はエスカレーションの連続だし、設定に必然性があってすごく細かく考えられている。背後で巨悪が動いているような感じさえして、物語に非常に説得力がある。こんなわけで、最近出た『姉と女教師』(綺羅光著 '01刊)とかついつい作家で選んでしまう。
性的なファンタジーを支えるために、リアリティの作り方がとんでもないレベルまで妄想が進んでいる。それが綺羅先生の作品に惹かれる理由かな。でも、凌辱系のビデオは見ない。だって、仕事感がバリバリ分かるし、逆にリアルすぎると女の子の人格に情がでてくる。社会人としての自分が引いてしまう。
掟 エロビデオを見てる時に社会人を意識されてもなー(笑)。しかも、社会にあんまり出てないような気もするけど。