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今月の放言

男ならセックスは純粋に ロマンポルシェ。

直筆短冊

真の男道を説くことにより、混沌とした世界を創り出す“ロマンポルシェ。”。世の中の腑抜けな男たちには理解が難しいと思われるかなり強引な理論で性を語ってくれた。彼らが男道を歩む理由がここにある。

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プロフィール ロマンポルシェ。

1997年1月、男独自の曲がった価値観の啓蒙と、いにしえの80年代ニューウェイブサウンドだけが持ついかがわしさの復権を旗印に結成し、同年7月より都内ライブハウスを中心に活動を開始。'98年アルバム『人生の兄貴分』をリリース。スーサイドスタイルの無機質な打ち込み音楽と、「男とは何か」を一方的に説教するという唯一無二のパフォーマンスで注目を集めている。

第4章 セックスと信頼関係の混同反対!

掟 やっぱりセックスぐらいは何も考えずにしたい。「俺と一緒に運動してくれる爽やかな女性、募集!」って感じだね。性について考えることを喜びだと思ってないんすよ。余計なもん、つけんな!と。

ロマン 人間って性的なトラウマに支配されて人生が決まっていくと思う。この認識自体、トラウマなんだろうけど。

掟 俺はトラウマを抱えたそういう女は極力セックスから排除したい。でも、爽やかな女を求めてる割にそんな子と付き合う機会が多かったかもな。嫌な思いばかりしてた。例えば、「力いっぱい、噛んでくれ」とかね。

ロマン トラウマにも許容できるレベルがあるから、どこまでその妄想を許容できるかが問題だね。

掟 俺は許容できない。けど、俺がセックスに対して何も考えてないから、“自分は汚れてる”と自覚してる女が、「この人だったら、自分を浄化してくれる」と期待して寄ってくるんじゃないですか。悩んでいる人同士よりは、悩んでない人の方が自分を違う世界に連れていってくれると思うんだろうね。

そんで、俺はとりあえず「放っておけない」と思ってヤってみるけど、やっぱり放っておくべきレベルだった(笑)。

こうなったのもたぶん、自分の中にエゴが全くないからだね。「あれ、やってくれ」って言われたら、「ハイ!」ってすぐやっちゃう。サービス精神だけは異常なほど持ち合わせているんでね。でも、例え噛んで痛めつけていても、精神的には指示されてるMの立場なわけだから。俺のサービス精神はSMのためにあるわけじゃないんだよ。

そもそもね、セックスにおいて“支配したい、されたい”っていう考えが入り込むことが耐え難い。そんなものがないと、人間は信頼し合えないのか!信用問題とセックスを混同してほしくない。

ロマン それはあるよね。

掟 セックスはセックスでいいじゃん。俺はセックスに対して純粋でありたい。でも、みんなは不純なポイントを見つけては勃起するんだろうな。そう考えると俺ってつくづくフランス書院向きの人間じゃねえよな(笑)。とか言いながら、今でも毎日3回オナニーしてるけど。

ロマン 俺も。なんか1日3回抜かないと体調が悪くなるんだよな。

掟 つまり、俺は乳輪好きで分かるように、部品が好きなんだな。大体の男って、自分のチ○コは嫌いじゃないはず。だから、まぁ、ほとんどの男はホモだと思う。

でも、なんでホモにならないかというと、人間にはチ○コの上に顔があって、ついでに心もあるからであって、仮にこれらの余分な要素を取り除けば、チ○コっていうのは憧れ・興味の対象である。俺はそれが人一倍強いね。もう本当に自分のチ○コだったら、しゃぶってもいいと思うもん。

男ならセックスは純粋に ロマンポルシェ。08
男ならセックスは純粋に ロマンポルシェ。09