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今月の放言

年上じゃないと物足りない 矢部美穂

直筆短冊

女優業を中心にテレビドラマ、舞台、写真等で活躍中のタレント・矢部美穂。人気アイドルとしてデビューし、今や大人の女性の色香を漂わせる彼女はどのような恋愛、性体験をしてきたのだろうか。男なら誰でも気になる女性の微妙な心の揺れを自らの経験を交え語ってくれた。

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プロフィール 矢部美穂

1977年6月7日生まれ。北海道出身。1992年「NEW MOMOKO CLUB(学研主催)」グランプリ受賞。雑誌グラビア塔で活躍後、バラエティ番組でテレビデビュー。現在、女優業を中心にテレビドラマ、舞台、写真などで幅広く活躍中。

第3章 大人の男性が好き

小学校の高学年ぐらいって生理が始まるじゃないですか。そのぐらいからやっぱり女の子も性に対する興味がわいてきますよね。女の子同士でそういう話もするし、一人エッチをしたとかしないとかっていう男の子の話も聞き耳を立てていました。「セックスってどんな感じなんだろう」ってすごい気になりましたよ。

私は16歳で東京に出てきたので、年下の人って役者さんとかじゃない限り、周りにはあまりいないじゃないですか。そうなると必然的に年上の人が魅力的に見えてしまう。別にファザコンなわけじゃないけど、これはしょうがないですよね。

中学生までは同学年の男の子を好きになったりしたんですけど、今は同じぐらいの年齢の男性って、失礼なんですけど「子どもだなー」って思ってしまう。色っぽさ、セクシーさを感じる男性が好きなので、やっぱり20代だとまだちょっと物足りないかな。中には20代でもセクシーな男性がいるとは思うんですけど、やっぱりある程度年齢を重ねた大人の男性が好きですね。

私、付き合うまでは積極的にアプローチするんですけど、付き合ってからはけっこう受け身になってしまう。与えられたい、満たされたいっていう願望がたぶん強いんです。そんな願望を受け止めてくれる余裕はいろんな人生経験を重ねた男性じゃないとたぶん無理でしょうね。若い男性では私を包みこんでくれる余裕はそれほどないと思うんです。こんな理由もあって年下の男性と付き合ったことはまだないですね。

初めて男性と付き合ったのは16歳。東京に出てきてからのこと。そして初めてセックスしたのも16歳でした。私の場合、けっこう無理矢理っぽかったんですね。

というのは、その時付き合っていた彼と2人で温泉に行ったんです。16歳の私は「例え2人で旅行に行っても、まさかエッチなんてしないだろう」と思ってた。「温泉に入っておいしいご飯を食べてただ寝るだけだろう」「もしかして部屋は別なんじゃないか」って。今考えれば、セックスして当然のシチュエーションなんですけどね(笑)。

そう思っていたにも関わらず現実には、部屋は一緒で布団もくっつけてあった。そんな状況においても「まだしないだろう」って全く根拠のない信頼をしていた記憶があります。当時、セックスとは付き合って3ヶ月経ってからするものだっていう考えがあっただけに、その時はけっこうショックでした。今はさすがに違いますよ(笑)。お互いに好きなら、すぐにでも結ばれたい。

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