テレビ、ラジオで活躍の幅を広げる北野誠。自他共に認める“巨乳フェチ”の彼は、いかにして巨乳に目覚めたのか?性の発動を感じた小学生から青春時代まで、性の軌跡を辿る。北野誠が語る性は、懐かしいあの頃、必死になっていた自分を思い出させてくれた。
俺ね、若いのってダメなんですよ。以前、世間が騒いでいた女子高生には全く興味がなかったですわ。やっぱり、女は30歳前後が一番。キャリア系ですね。秘書、教師とかその女性が堅い仕事であればあるほど興奮するんです。
というのもね、子どもの頃、川を挟んだ向かいの家に化粧品販売のお姉さんがおったんです。子どもだった俺から見ると、香水のいい匂いが芳しくて、化粧もバリバリだったわけですよ。そのお姉さんの家に遊びに行くと、メンソールのタバコを吸ってたりとかして、まさに“大人の女”って感じだった。
当時の俺は11、12歳の小学生。お姉さんが24歳だから、俺の気持ちなんて届くわけない。でもね、「このお姉さんなら、いろいろ教えてくれるに違いない!」って思ってた。そう思ってる間に引っ越してどっかに行ってしまったけど、俺にとって大人の入り口がそのお姉さんだった。メンソールのタバコについた真っ赤な口紅…、今でも鮮明に覚えてますよ。
俺の性の原体験がこれだから、未だにタイトスカートにストライプや白いシャツで胸ボタンを2つぐらい開けられたら、もうクラクラしてしょうがない(笑)。
例えば、制服を着た丸ノ内のOLとメシなんか食ったら、もう最高でしょ。フランス書院さんでいうなら、香水をプンプンさせて、化粧もちゃんと馴染んだお姉さんが出てくる小説が俺にとっていい作品(笑)。例えば、『役員秘書・涼子と美沙』(風吹望著 '01刊)の“役員秘書”っていう響き、大好きですわ。
そういうピシィと制服を着たお姉さんがメシを食いながら、いやらしいことを考えてる、そういうシチュエーションが好きやねん。そんで、脱いだら巨乳でごっつうエッチだった!って。ほんと、最高やな(笑)。
やっぱり女はラフなカッコはあかんねん。女はもっとピシッとしなきゃな。ピシッとした格好がちょっとみだれるぐらいが一番エロいねん。
あと、もう一つ、俺はショートへアが好きやねん。黒いスーツに白いシャツ、そしてショートヘアだったら最高や。なんか賢そうやろ。
俺、エロっていうのはアホではつとまらんと思ってるんよ。街でアホやってる女子高生にエロを感じないのもそういう理由。知的な女性が好きなんや。普段は髪を束ねて隙を見せないようにしてるけど、ベットではふぅわっと髪を下ろすみたいなね。俺の考えてることは、きっとエロの王道なんやろな。