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今月の放言

隠れた巨乳が最高 北野誠

直筆短冊

テレビ、ラジオで活躍の幅を広げる北野誠。自他共に認める“巨乳フェチ”の彼は、いかにして巨乳に目覚めたのか?性の発動を感じた小学生から青春時代まで、性の軌跡を辿る。北野誠が語る性は、懐かしいあの頃、必死になっていた自分を思い出させてくれた。

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プロフィール 北野誠

59年生まれ、大阪府出身。独特の視点で社会を斬る語り口が人気。主な出演番組に『噂の!東京マガジン』『探偵ナイトスクープ』『トゥナイト』他多数、主な作品として『 聖戦-サイキック15thアニバーサリー 』『独断・これが日本だ。』『おまえが言うな。2002―暴論の自由 』など。

第4章 余裕をもったらおしまい

俺の場合、達成感が一番大事。簡単に落とせるような女では面白くない。女子高生に興味がないのもすごく簡単そうだし、そんな女を落とすのに何の苦労もないから。知的な女が好きだっていうのは、落とすのが難しい女とエッチしたっていう達成感が一番高そうだからかな。

自分に落ちない女に全力を傾ける人間だから、その段階が一番しんどい。エッチがいいからってそれに溺れることはないけど、なかなか落ちない女がいて、金と時間を費やしている時の方が、人生的には破滅に向かっている。

今まで一番困難だったのは、初めて会ってからヤルまでに1年ぐらいかかった女かな。ヤリたい気持ちが強い頃だっただけにしんどかったな。俺、女に対してすごくまめになるんです。まめになるから、仕事にも支障をきたしてしまう。

俺はね、エッチはもちろん大好きだけど、そこに至るまでが好きなんや。官能小説も何がいいかって、エッチするまで紆余曲折するのがいいに決まってる。挿れてしまったら、あとは一緒だからな。そんで、脱がせてみたら胸がたまたま大きかったりすると、そりゃ、もう俺は果てますわ(笑)。気分的には目標達成。あとはもうエッチなんてさほど変わりはないから。官能小説と一緒でヤルまでがすごく重要で楽しかったりするんや。

何て電話しようか、誘ったのに来えへんとかワクワクするからな。余裕もって女と飲みに行きだしたら、もうおもろないかなって思う。エッチできるかな、できないかなって考えてる時の方がなんかええような気がすんねん。「今日、帰るわ」ってさらっと帰られた時のあの肩透かしな感じが気持ち良かったりしてな。

俺、今の若いやつが簡単にエッチして、それでおもろいのかなって思うわ。付き合う前にエッチして相手を判断するなんて最悪や。妄想する余地がないのがつまらん。スポーツライクなエッチなんて楽しくないと思うよ。いい汗かいたってだけでしょ。

俺は官能小説みたいに時間をかけてやっとエッチに辿りついたっていうのがええな。例え1000人とエッチしても、女の生態には詳しくなるけどエッチは楽しくないよ。

隠れた巨乳が最高 北野誠07
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