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今月の放言

口説かれるなら40代の人がいいわ 岡元あつこ

直筆短冊

リポーターとして、役者として、そして写真集で違った魅力をいかんなく発揮している岡本あつこ。時にはダイナマイトなボディで男を挑発し、時には優しく相談にのってくれる、男なら誰しも憧れるお姉さんタイプの彼女。男にとってはまさに鱗が落ちるような女性の本音を軽快に語ってくれた。

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プロフィール 岡元あつこ

1973年10月6日生まれ。163-B92-W58-H85。トゥナイト2におけるリポーターをはじめ、バラエティ・ドラマ・写真集など多方面で活躍中。主な出演作品として『実録ヒットマン~妻その愛』『女狼~艶殺裸体剣』、写真集『SAGA~性』『surrender』他多数。2003年12月、CD『YOUR HEART ONLY』発売。

第2章 言い訳ができるから…

私の年上のボーダーラインは、父親の年齢を超えなきゃいいと思ってます。私の周りも「父親を超えるとちょっとね」って言ってますけど、それ以下なら全然OKだって。逆にいえば、40代の人ってけっこうモテると思いますよ。

まず、20代は若いですよね。30代になると仕事も落ち着いてきて、遊びも落ち着いてきてなんかまったりしちゃってる人、またはまだガツガツしてる人が多い。で、40代になると自分の遊びを分かってるから魅力的に見えるんです。

20代の男って女の子と飲みに行くと、とにかく口説いてきますよね。「寝たい」が先走ってる感じ。30代だと1週間で口説いてくる。それが40代になると、もうちょっと楽しんでから口説いてくるんです。女はその口説かれるまでが楽しいから、その時間を遊んでくれる40代が一番楽しめるんです。もしかして、本当はすぐ口説きたいんだけど、恥ずかしくってできないのかもしれない。でも、女からしてみれば、それがいいんですよ。

口説かれるまでの間、つまり「私のことどう思ってるのかなあ」「好きなのかなあ」っていう煮え切らない状態が最高なんです。「なんで?」「どうして?」を提供してくれる若い男の子がもっと増えてくれれば、本当は一番いいんでしょうけど。

逆に「今日は誘われるかな…」って期待して行ったのに、誘われなかったときはすごく落ち込んじゃいます。「嫌われちゃったかな」って。勝負下着っていう無駄なものまで着たっていうのにね(笑)。

もちろん女からだって誘うときもありますよ。何気にサインを出してるんです。例えば2人で飲みに行って、「やだぁ」ってポンっと叩いたりするのが多いと、それは女の子からのアプローチ。それは絶対にそう。中には、そういうスキンシップがやたら上手い子もいるんです。ホント気をつけないと、男はすぐコロッといっちゃいますよ。「○○ちゃんってモテるからねー」なんて笑ってるけど、心では「チキショー!人の縄張り、荒らすなよー!!」って悔しい思いをしてますよ。

男の人に関していえば、口説き上手な人は誘い方が上手いですよね。例えば「今度2人で会おうよ」とか「今度、箱根に泊まりにいこうよ」って誘われると女って恐縮しちゃうんですよ。これで行ってしまったら、全てOKって思われそう、もしくは軽い女って思われたらどうしよう…っていろいろ考えちゃうもんなんです。

そうじゃなくて「○○が美味しいお店があるんだけど、行かない?」とか「食べさせたい料理があるから箱根に行こうよ」って誘われれば、女も「私はデートがしたかったんじゃなく、これが食べたかったんだ」っていう言い訳ができるし、泊まったとしても「そんなつもりじゃなかったけど、遅くなったから泊まったほうが楽だよね…」なんて思える。口説き上手な男の人って、こんな言い訳をちゃんと女にも作らせてくれるんです。

口説かれるなら40代の人がいいわ 岡元あつこ03
口説かれるなら40代の人がいいわ 岡元あつこ04