リポーターとして、役者として、そして写真集で違った魅力をいかんなく発揮している岡本あつこ。時にはダイナマイトなボディで男を挑発し、時には優しく相談にのってくれる、男なら誰しも憧れるお姉さんタイプの彼女。男にとってはまさに鱗が落ちるような女性の本音を軽快に語ってくれた。
を加味した恋愛を意識したのは、高校1年ぐらいだったかな。中学までは知識がとにかくあったのでエッチな単語を連発してました。でも、口ばっかりで「○○ちゃんと○○くんがチューしたんだって」って聞くと、「ほんとにチューってするんだあ」って思ってた。中学の時って、単純な下ネタなんです。高校に入ってからですよ、体験を交えたリアルな話になってきたのは。
セックスの存在を知ったときって、自分がそんなことをするなんて考えられなかった。私はそんなことなかったんですけど、女の子ってすごく父親を嫌う時期があるんです。たぶんそれは女の子が頭の中でセックスをする時期と重なるんじゃないかな。胸が大きくなったことを父親から指摘される前に、父親から離れちゃおうって。
私が初めてエッチしたのは高校1年の時。私、初めての体験っていうのは、高原のペンションでさわやかな日射しに包まれてふわふわの大きなベッドで…っていうのをイメージしていたんです。でも、全然違った。がっかりでしたよ。しかも、「ほんと痛いから、やめて、イタタタタタッ!!」って全くロマンチックなもんじゃないし。みんな、こんなことをしてるの…、って思いました。
こんな記憶ばっかり先立っちゃって、実はその時のことってあんまり覚えてないんですよ。女って、初めてのチューはよく憶えてますけど、初めてのエッチって実はあんまり覚えてないもんなんです。
まっ、そんな初めてのエッチからいろいろと経験をしてきて自分のボーダーラインみたいなものも分かってきました。例えば、そうですね…、「縛ってみたい」は全然OK。「外でしよう」は、そこら辺の公園じゃイヤだけど、ロマンチックな南の島でゴージャスな思いをさせてくれたら感謝の意を込めてしちゃうかも。でも、「お尻で」ってなったら絶対イヤ。むしろ怒っちゃうかもしれない(笑)。
逆に私がエッチをしたくなるのは、やっぱり非日常の瞬間かな。非日常ってなんでもいいんですよ。いつもとちょっと違ったお店へ食事に行くのでもいい、プレゼントを買ってもらうのでもいい、とにかくいつもとはちょっと違う精神的作用があればいいんです。肉体的に「してぇー」っていうのは、ないとは言わないけど男の人よりは少ないと思いますよ。そういう意味でプレゼントを買ってあげたり、食事に誘ったりしてさりげない“非日常”を作ってくれる男に女って弱いんです。モテる人ってそんな“非日常”を自然に作っているんでしょうね。