男を魅了してやまない官能的な振る舞い、歯に衣着せぬ大胆な発言…。杉本彩は男も女も羨むそんな開放的なオーラを放ち続けてきた。“女王様的強い女性”のイメージが強い彼女だが、ここ最近は正反対の「私はM」発言。杉本彩に何が起こったのか? 艶やかで美しいその肉体の奧に秘めた本音を語ってくれた。
セックスに関していえば、私はノーマルだと思います。というのは、私って世間的に見たら割と解放されて生きてるじゃないですか。好きなことをして、好きなファッションをして、女を楽しんで、抑圧からはかなり遠い場所で生きていると思うんです。反対に普段から良妻賢母を求められ、抑圧された生活をしている女の人の方がアブノーマルなんじゃないかな。何かちらほら耳にする話では、「私の方が普通…?!」なんて思うことも多々あるんですよ。
そんなノーマルな私の好きなセックスですか? そうですね…、セックスの中で男の人に羞恥を味わわせるのってけっこう好きかも。自分がちょっとサディスティックな気持ちになってきますね。逆に自分が羞恥…、んー、そんなにピンとこない。恥ずかしいことがあんまりないからかも(笑)。普通の人であれば、写真を撮られることも刺激になるんでしょうけど、私の場合、撮られ慣れていますからね。そういう意味で一般のかたっていいですね。ちょっとした刺激で感じることができるものね。私はかなりのことじゃないとプライベートにおいて刺激を感じなくなってる(笑)。
私が好きになった相手には、人には普段絶対に見せないものを見せてほしいし、人に見せられない格好をしてほしい。例えば、裸になってもらって、ネクタイと靴下と靴だけ履かせるとか(笑)。そんなこと、まだ言ったこともやったこともないですよ、ホントに(笑)。
体って変な所から見るとすごく滑稽だったりするじゃないですか。プライドが高い男の人ほど、そういう無防備な姿を見られるのって嫌がるでしょ。そこをあえて無理強いするのって、ちょっと興奮しちゃいそうですね。無理矢理そういう姿にさせるというか、まるで女の人を強姦するような感覚があるんですよね。なんか可愛いものっていたぶりたくなるでしょ。こんなことをしたくなるのは、愛情があるからなんですよ。もし愛情がなかったら、そんなことを言う気持ちには絶対ならないでしょう?
例えばね、家にいるネコの肛門が見えている姿ってすごく好きなんですよ。滑稽だけど愛おしい。ネコのお尻をもって肛門の匂いを嗅いだりする行為が好きなんですね。それが私の愛情表現(笑)。愛しているからできることであり、私にしかできないことでもある。
ちなみに私、愛情のある対象物がクサい匂いを発しているのって好きなんですよ。だから男の人に対しても、ネコに対する愛情表現と微妙に同じ感じですよ。これを言うとたまにびっくりされるんですけど、なるべくならセックスの前にシャワーなんか浴びてほしくないし、私も浴びたくない。愛する相手が発する匂いを思う存分味わうのが好きなんです。