世界70ヶ所で撮影を行い、発売された写真集は20冊。“グラビアの女王”という称号はまさに嶋村かおりのためにあるといってもいい。その妖艶な肉体で多くのファンタジーを与えてきた彼女だが、理想の男性像は予想外なことに! 写真集には載っていない嶋村かおりの深層が露わになる。
今まで出演させていただいたVシネマって割とハードなものが多く、恐い役ばっかりです。写真集でもボンデージとか着て女王様みたいなことをやったり…。私ってなんか強いイメージがあるんでしょうか? 女王様みたいな役って嫌いではないんですけど、これからはもうちょっと日常性のある普通の役をやってみたいですね。例えば、人妻とかOL、女王様ではなく調教されるMの女性の役とかいいですね。あっ、これは日常性とはちょっと違いますね。
そういう意味で『銀行女秘書・ダブル牝奴隷』(佳奈淳著 '03刊)を原作にしてVシネマを作ったらいいんじゃないですか。これって、すごいお金持ちのペットになるお話なんですよね。50歳ぐらいの男性が女性を悦ばせるためにあの手この手を尽くしてくれる。なんか楽しそうでいいかも(笑)。ただ、私はどちらかといえば男性に服従して飼われたいタイプなので、されるより何かしてあげたいと思っちゃうかな。
昔は、レディースコミックとかよく読んでいたんです。以前、このインタビューにも出演されていたみたいですけど、森園みるくさんが大好きなんですよ。森園さんが描くマンガってSMだったり、近親相姦だったりとけっこうハードなものが多いんですけど、いつも楽しく読んでました。日常ではなかなかできないことが、美しい男性と女性で描かれているからすごくキレイなんです。
一番印象に残っているのは、日本人の女性が男性を買いにバリ島へ行くっていう作品。若くてかわいい男の子を一週間買うっていうストーリーなんですが、たぶん、女性はああいう妄想をする人が多いんじゃないかな。実際にしたいかどうかは別として、少なくとも共感はすると思います。私はまだそういう感覚はよく分かりませんけど、もう少し大人になったら分かるようになるかもしれませんね。
日本ってソープランドがあるじゃないですか。それの逆バージョンがあったら、行ってみたいかな。ホストクラブとかはイヤなんですけど、逆ソープランドがあったら何回かは行くかも(笑)。実は昔、そういうお店が新宿の歌舞伎町に本当にあったらしいんです。男の人が働いていて、そこへお客さんとして女の人が行くお店。だけど結局、ゲイの人が女装とかしてたくさん来ちゃったので閉めたっていう話を聞いたことがあります(笑)。