世界70ヶ所で撮影を行い、発売された写真集は20冊。“グラビアの女王”という称号はまさに嶋村かおりのためにあるといってもいい。その妖艶な肉体で多くのファンタジーを与えてきた彼女だが、理想の男性像は予想外なことに! 写真集には載っていない嶋村かおりの深層が露わになる。
初めて男性と付き合ったのは18歳の時で、学生同士。その頃はもうすでにデビューしていて、スタッフをはじめ周りは大人の方が多かったんですが、不思議とそういう大人の方々を恋愛対象として見ていなかったですね。
その時付き合っていた男性が私の初めての人だったんですけど、女の子がよく考えるような「ふわふわのベッドの上で…」なんていう初体験に対するイメージとか憧れって全然なかった。考えていたのは、「一番好きな人としてみたいな」ぐらい。
その後、付き合ってきたのは私よりちょっと年上の男性ばかり。20代の頃は同じぐらいの年齢の人がいいなと思っていたんですけど、今はもう違いますね。年上がいいっていう基本は変わらないけれど、50歳ぐらいでも全然いい。今まで私なりにいろんな人を見てきて、自分にどういう人が合っているのか分かったんです。恋愛という面だけじゃなくてもね。
20代の頃って常に刺激を求めていたと思うんですけど、30歳を越えてからは安らぎを求めている自分がいるんです。若くてカッコよくて…、なんていう外見的な欲求はもう全然ありませんね。今の私が求めている男性は、一言でいえば、全てにおいて包容力がある人。セックスだけが目的だったら1度だけでいいですけど、もっと深く相手を知りたいなっていう欲求が強くなってきました。刺激のある生活って何ヶ月間はいいと思いますけど、今の私が求めているのは刺激じゃなく、安らぎなんです。
だから今はもう、例えば結婚するなら相手が50歳でもいいかなって。安らぎを求めた結果、そこに行き着いたって感じです(笑)。
自分がいっぱいいっぱいな時って人に優しくされたいと思うじゃないですか。そういう時はやはり自分より人生経験が多い年上の人や、バツイチ、バツ2ぐらいの方が分かってもらえるんじゃないかなと思う。それが同じぐらいの人だと、そんなことを期待できなさそうじゃないですか。若い男の子は、付き合うというより弄ぶというか、いじってみるのも一度ぐらいはいいかな…って感じですね。
私自身、不倫の経験はないんですけど、妻子ある男性を好きになってしまったら、やはり奥さんから奪い取って自分のものにしたいですね。そういう独占欲は強いかもしれません。自分と付き合っている男性は二股とかじゃなくて、私だけを見てほしい。最初から相手に奥さんがいると知っていれば、そんな複雑な関係にはなるべく関わらないようにしたいんですけど、好きになった後から知ってしまったらもうしょうがないですよね。でも、結婚している方が包容力ってあったりするんでしょうね。