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今月の放言

好きな人と好きなだけ 翠玲

直筆短冊

'90年代に小室ファミリーを代表する歌手として、日本のミュージックシーンにその名を刻んだ翠玲。現在は映画やドラマなどを中心に女優として活躍している。青春時代のほとんどを芸能界という特別な環境で過ごした彼女。その性愛観&恋愛観は、男女を問わず支持される自然な感覚。それは意外なほど身近でシンプル、そしてあどけない表情から想像もできないほど逞しく強いものだった。

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プロフィール 翠玲

1995年、小室哲哉の音楽プロジェクトEUROGROOVEのフューチャリング・ボーカリストとしてカッティング・エッジからデビュー。その後、TV、映画など活躍の舞台を広げる。主な作品として映画『チャイニーズ ディナー』『金田一少年の事件簿~上海魚人伝説』、Vシネマ『ブルースの掟』『仁義37』他多数。

第4章 受け身で、どこでも…

普段はSですがベッドになるとMですね。ベッドでMっていうのは、きっとMの方が感じられると思うし、ラクだからいいのかなぁって。Sの場合は自分でいろいろ考えて、相手を喜ばせたり、こんなことしたいって思わないと、なかなかできないことだから。私はとにかく言われるがままの方がいいんですよ。今まで大抵のことは受け入れてきましたし…。だって、次にどんなことをされるのか楽しみじゃないですか。それほど経験があるほうじゃないので何とも言えませんが、たぶん自分で積極的にやろうと思うと、考え過ぎて感じなくなっちゃったりすると思うんですよね。

とはいえ、今まで変態的な男性に当たったことはないですね。性欲があった若いときは道具とかに興味を持ってたんですけど、使うにはちょっと抵抗があったんですよ。ソフトなプレイならしてみたいと思いますけどね。そういえばアナルセックスってどうなんですか。慣れるものですかね? まだ私は経験不足でわからないですけど…。若い時は、好奇心旺盛な彼氏と色々経験しました。飛行機の機内だったり、病院のベッド。あとは深夜のホテルの廊下だったりとか…。でもこれって今の若い人から見れば変態っていうほどのものではないでしょうね。

まあフェチっていう意味にあてはまるかどうかわかりませんが、私が自分の体のパーツで男性に見てほしいのが太ももなんです。太いので好きな人にはあまり見てほしくない、いわゆるコンプレックスなんですよね。女性の細いラインが好きだっていうのも持ってないものに対する憧れだと思うんです。普通なら隠したくなる太ももを私はTバックとかをはいて、あえて腰を強調したりすることで、自分の魅力にしてるんです。だってこれは細い人には似合わないし、私にしかできないセクシーなスタイルだと思っているから。あとはもっと内面を磨いて、大人の女として心も体も美しくなっていきたいですね。

(文:オオサワ系)

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