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今月の放言

素敵なおじさんがいい 後藤理沙

直筆短冊

'98年に清涼飲料水のCMで話題を集め、あっという間にトップアイドルに登りつめたと思いきや、突然の引退。そんな彼女が数年間の沈黙を破り、写真集「from here to Reality」をひっさげて待望の復活を遂げた。少女から大人の女性へと成長し、再び芸能の世界に身を投じた彼女の“恋愛論”とは?

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プロフィール 後藤理沙

1983年6月18日生まれ。福岡県出身。デビュー後、大きな瞳と魅力的な笑顔で人気に。2002年末に芸能活動を休止するも、2004年9月復帰。現在、精力的に活動中。主な作品として映画『野狼-men in cool-」』『死びとの恋わずらい』『ちんちろまい』『ガラスの脳』、写真集『TERRORS-アナザーストーリー-』『Go to R』他多数。現在、写真集&DVD「from here to Reality」が絶賛発売中。

第2章 おじさんも全然OK

理想の男性は、年上で自分の意志をしっかりともっていて、精神的にも経済的にも包容力のある人がいいですね。年上といっても私は40歳くらいまで全然OK。意外と年の近い人の方がダメかもしれない。とにかくしっかりした人じゃないとダメです。年下とかあんまり若い人は恋愛対象ではないですね。

例えば、10歳離れたくらいでは全然おじさんだなんて思わないですよ。一度辞めちゃってはいますけど、13歳のときからこの世界にいたのでそのときから年上の人しか見てないんですよ。だから“おじさん”とかそういう目では見たことがないんです。まあキャパが広いってことですよ(笑)。あといくら年上がいいっていっても男性に対して父親を求めるってこともないですね。逆に年上に対しても自分の中からは母性愛みたいなものが出てきちゃうくらいですから。

顔の好みっていうのはもちろん、好みのタイプってそんなにないんですよ、しいて条件を挙げるならオシャレな人かな。センスがいいというか。だから今話題の雑誌『LEON』に出てきそうなオシャレおじさんとかもOKですね。長髪だろうがハゲていようがホントに関係ないです。とにかく何事に対しても美的センスを求める人がいいですね。例えばその人が自分で仕事をもってる人だとして、「これを美しくこう仕上げよう」とか。男性に対して求めるものはそのくらいです。

以前、「リサって男の人を手の中で転がすよね」って言われたことがあったんですが、私としてはそんな気はまったくないんですよ。だからそのときは思わず「向こうが勝手に転がってるだけだよ」っていっちゃいましたけど(笑)。私は好きじゃない人と付き合うことは絶対にないし、思わせぶりな態度とかも絶対にしないですから。

私は男友達が多かったせいか、友達だと思っていた人から告白されたこともありました。でもこっちにその気がないので「ゴメン、気持ちだけ受け取っとくわ…」みたいな。告白されたときはそんなに好きじゃなくても、付き合ったら好きになるかもじゃだめなんです。むしろ付き合うなら、自分から告白します。仮にその人の短所が見えたときでも、自分が選んだわけだからその部分も受け入れて付き合っているって納得できるんです。

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