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今月の放言

素敵なおじさんがいい 後藤理沙

直筆短冊

'98年に清涼飲料水のCMで話題を集め、あっという間にトップアイドルに登りつめたと思いきや、突然の引退。そんな彼女が数年間の沈黙を破り、写真集「from here to Reality」をひっさげて待望の復活を遂げた。少女から大人の女性へと成長し、再び芸能の世界に身を投じた彼女の“恋愛論”とは?

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プロフィール 後藤理沙

1983年6月18日生まれ。福岡県出身。デビュー後、大きな瞳と魅力的な笑顔で人気に。2002年末に芸能活動を休止するも、2004年9月復帰。現在、精力的に活動中。主な作品として映画『野狼-men in cool-」』『死びとの恋わずらい』『ちんちろまい』『ガラスの脳』、写真集『TERRORS-アナザーストーリー-』『Go to R』他多数。現在、写真集&DVD「from here to Reality」が絶賛発売中。

第4章 自分のイメージを壊したい

私が男の人を見るとき思わず目がいっちゃうのは指ですね。スゥ-とのびた指の人っているじゃないですか。そんな人が好きです。初めて会って指に目がいくことはないんですけど、何回か会っていくうちに気づくと目がいってることが多いんですよ。あと鎖骨がシュッと浮き出ている人とか。かといって痩せている人が好きっていうわけではないですよ。

私の場合は、自分の体のパーツでよく色っぽいって誉められるのが口もととか目なんです。でも最近、下着屋さんで胸を誉められたんですよ! 「日本人にしては珍しく、アンダーが細くてトップがありますね。パットをいれなくても平気なくらい素敵なバストですよ」って。やっぱり女の子なので胸を褒められるとかなり嬉しかったですね。

6月に写真集を発売したんですけど、その撮影はホントに楽しかったですね。久々の撮影だったのでどんな顔していいのかわからなかったんですけど…(笑)。だから、そこに写っているのは、素人っぽいっていわれたらそれまでなんですけど、私の裸の表情です。

今までにない大人っぽいセクシーな写真もあるんですけど、それに対する抵抗はまったくなかったですね。ただいいものを作りたいっていう気持ちだけでした。私自身の美しさやカッコ良さを写真に表すことができればそれでよかったんです。一般的に考えても、自分の美しい姿を写真に残したいっていう欲求は女性なら誰にでもあると思うし。こういう写真は若いときしかできないですからね。体型だって年々変わっていくわけですし、出せるときに出しとかないと(笑)。

黒服で目隠しして縛られているものは、その場のノリでやってみることになったんですが、いざ撮影になったら目が見えない分、表情が出しにくくて大変でした。口だけの表現ってムズかしかったですね。実際はただ縛られている状況ですが、撮影中は縄をはずそうとして腕とかを動かしてたんです。もう完全に演技でしたね。人間っていうのは陰と陽があると思うんですが、今回の作品ではそれを写真で表現したかったんですね。私って世間的にはけっこう清純なイメージがあるみたいなんです。もちろん大事なことだとは思いますが、復活した以上、そんなイメージを壊してしまうくらいの汚い役とかもやってみたいですね。

(文:オオサワ系)

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