元気いっぱいのグラビアアイドルから大人の色香を纏った女性へと変貌を遂げた松田純。初恋や中学時代の甘い思い出など自らの恋愛の歴史を語ってくれた彼女には、普遍的に抱き続けてきた理想の男性像があった。
好きな人に対してわがままを言っちゃったりしたこともあります。今、考えてもとってもひどいことをしたなって思っちゃう。私、“束縛”って大嫌いなんですけど、それは男性だってそうですよね。付き合うってことはお互いの信頼関係で成り立っているものだから、ある程度お互いに気をつけなきゃならないなって。メールや電話のやり取りとかちょっとしたことですけど、その積み重ねが信頼に繋がっていくと思うんです。連絡をとりたいのに全然電話が繋がらないとか、他の人から見れば小さいことかもしれないんですけど、私にとってすごく大きいこと。だから、このちょっとしたことが二人の歯車をかみ合わなくさせてしまう。
仮に付き合っている彼氏が浮気をしてるかもしれないと思ったらかなり追求しますね。「私以外に彼女いるの?」ってはっきり聞いちゃいます。昔、付き合った彼の携帯電話に入っている女の子の電話番号を全部削除させたことがありますよ。「この人は?」「えっ、あっ、うぅん」「この番号、必要ないでしょ」なんてね。結局、その彼とは別れて友だちに戻ったんですけど、今でも言われますよ。「あの時のメモリーを返してくれ」って。
どんなに私を好きでいてくれても浮気をするってことは、その瞬間だけは私よりその子の方が好きってことじゃないですか。それがどうしても許せないんです。浮気をするのであれば、それなりの覚悟を決めて挑んでほしいですね。私は絶対に浮気なんてしませんから。例えば、お酒飲んでなんか寂しいなって思ったら、彼に会いに行っちゃうほうだし。
どこからが浮気っていう境界線はちょっと難しいですけど、例えば、しちゃったら当然浮気ですよね。ホテルに二人でいるっていうのもなし。手を繋ぐ…、これ、厳しいなー。その現場を見たらいい気分じゃないですよね。だから、なし。部屋に女の人が来ていたら…、だって男の人ってなんかあるから部屋に呼ぶんでしょ。そういう時はなるべく彼の部屋にいようかな(笑)。もしその場にいられないのであれば、私の写真とかをさりげなく置いて自分の影をその部屋に残しておこうかな。私、独占欲、強いんですね…。
気がつくと私ももう28歳なので、周りからは「結婚しないの?」ってよく言われるんです。若い時は、「好きな人がいれば結婚しよう」っていつも思っていたんですけど、残念ながらそういう方が現れず、今はもうそんな気はないですね。もっと勉強したいとか、自分のために時間を使いたいなって思っちゃう。
よく考えると、結婚ってすごい現実的な問題ですよね。愛情だけではね…、できないじゃないですか。やっぱり、それはもう、経済力は必要ですよ。具体的にいくら必要っていうのはよく分からないですけど、できればお稽古とかさせてもらえるぐらいの余裕はほしい、かな。昔は「愛さえあれば、多少苦労してもいい」なんて思ってましたけど、今はそんな気持ち、どっかへ行っちゃいました。だって苦労したくないもの(笑)。