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今月の放言

支配者と甘えん坊が混在する究極のS人間 三沢光晴

直筆短冊

際立った強さと、厚い人望、卓越した経営プランを武器に、日本のマット界を牽引しているプロレスラー三沢光晴。華麗なる格闘経歴に隠された性遍歴、恋愛哲学とはどのようなものなのか? 過去の経験はもとより、自身の理想の女性概念もまた体格同様、規格外なものなのか? 照れ笑いとともに生まれる温もりのある言葉に耳を傾けてみよう。

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プロフィール 三沢光晴

埼玉県出身。足利工業大学付属高校時代にアマチュア・レスリングで国体に出場、フリースタイル87キロ級で優勝。全日本プロレスに入門後、2代目タイガーマスクとして活躍。ヘビー級転向後は、全日本プロレスに存在するすべてのタイトルを獲得。'00年7月に株式会社プロレスリング・ノアを設立。

第1章 あの頃のオカズは『GORO』だった

(フランス書院文庫を前にして)これだけあるとなんか照れますね(笑)。当たり前ですけど、どんなシチュエーションであれ、無理やりっていうのはダメなんです。だから『薔薇と凌辱 14日間連続レイプ』(東根叡二・著 '07年6月刊)とか『凌辱ホテル 熟夫人と野獣」(樹月峻・著 '07年4月刊)とかはちょっとダメですね。

僕は子供の頃から体が大きくて、並び順は常に一番後ろ。それで面白いことを言ったりやったりしていました。クラスの“ひょうきんキャラ”っていうんですかね。決して二枚目ではなかったです。でもなぜか友だちのお母さんとか、年上からの反応はよかったですね。小学校高学年にして“熟女キラー”だったのかもしれません(笑)。

お付き合いっていえるのか微妙ですが、それらしいことを初めて経験したのは中学のとき。違うクラスのコと交換日記をしたんですが、大学ノート一冊分続きました。もちろんそのコとは何もなかったですよ。そのコは、顔は当時でいう志穂美悦子似で、体系はぽっちゃりしていました。僕は猫顔のぽっちゃり系が好みなんです。といっても、太っているのは苦手ですけど。

僕の中学~高校時代っていうのは、キャンディーズとか山口百恵さん、榊原郁恵さんとかが人気でしたね。ちなみに僕の場合はメジャーからはちょっとずれてて、岩崎宏美さんが好きでした。当時、体育会系の僕らの世界では、『平凡パンチ』とか『プレイボーイ』なんかの週刊誌のグラビアがよく読まれていました。エッチな本っていっても『GORO』とかくらいしか手に入らなかったですね。ただ、これはこの世界に入ってからですが、試合で地方に行ったときはホテルで必ずエッチなビデオとか観ましたけど、今思えば全然エロくないですからね。あれでよく興奮したなあって思いますよ。

支配者と甘えん坊が混在する究極のS人間 三沢光晴01
支配者と甘えん坊が混在する究極のS人間 三沢光晴02