腐女子である。イメージとしてはちょっとあれだが、アイドルである。マンガやゲームはもちろん、プロレスとハロプロを心から愛してやまない21歳。もちろん、会話の端々で口をついて出てくる、いわゆる“ヲタ用語”もよどみない。偏質的な趣味をもつ彼女、果たして恋愛観はいかに。大きな瞳をさらに見開いて真剣に語る姿は、ときに21歳以上の女性、ときに21歳以下の少女にも見えた。
あまり好みの顔とか気にしていなかったんですが、私の中学生時代の好きなタイプっていうのが、まつげが長くて顔の濃い人だったみたいなんですよ。「みたい」っていうのは、それを言われるまで自分では全く気づかなかったっていう……(笑)。周りの友だちに後から言われて気づいたんです。ちなみに、さっき話した、フラれた男子の顔も、みんなまつげが長くて、顔が濃かったんですよね。
好きなタイプって、それくらいかなあ。でも基本的には、顔はあまり関係ないとは思うんですけどね。あと背の高さも全然気にならないですね。まあそこは、私がもともと身長が高かったっていうのもあるのかもしれないですけど。
昔ほどじゃないですけど、今でもたまに普通に道を歩いてて「あの人カッコいい!」って思ったら、すごい見ちゃいますもん。「こっから何か起こらないかなあ」って、ドラマみたいな妄想とかしたりするんですけど、何も起こらないっていう。そうだ、つい先日も地元の駅ですごいカッコいい人がいたんですよ! 瞬間的に目があったような気がして、私はなぜか近くの本屋さんで待ち伏せしたんですけどね、来なかったですね~(笑)。
初恋は小学校2~3年の頃ですね。同じクラスに転校してきた男の子で。その男の子は6年生になるまでずっと好きでした。学校の三分の二くらいが、なぜか私が彼のことを好きっていうことを知ってて、さらに親までも知っていて。もう、毎日のように告白していたんですけどねえ。そんな中、五年生のときに、その彼が放送委員になりたいっていってるっていう噂を聞いて、私も立候補したんです。そして人数が多かったのでジャンケンで決めるってことになったんですが、その彼と私だけが勝ち残っちゃったんですよ! これで晴れて二人で放送委員に。もうね、放送室とかではガッって後ろから抱きついたりしてましたね(笑)。今思うと、悪いことしたなあって。子供だったせいもあるんでしょうけど。その当時が多分、一番積極的でしたね。
私って、スキンシップをすごいとるんですよ。男女に関係なく、大好きな人や久しぶりに会った人となら、今でも普通に抱きついたりしてますね。基本的に仲良しの女のコに会ったら、ブラの中に手を突っ込んでますからね。「おはよう!」って言いながら(笑)。あはは、男だったら捕まってますね、完全に。