その筋の人に間違えられたこともあるという、現役時代のトレードマークであった「パンチパーマ」が、芸名の由来だ。'89年にオリックスからドラフト1位で指名されるほどの野球エリートでありながら、親しみやすいキャラと精悍なマスク。これでモテないわけがない。武勇伝をあげたらキリがないが、そこに悪評は残らない。愚直なまでに実直な性格は、たとえ一夜限りの関係の中においても女性に伝わるのだ。
6年生のときに好きなコがいたんですが、でもそれはヤリたいとかそういう感覚ではなかったですね。そのコは頭もよくてかわいくて、少しおねえさんっぽかったですかね。顔は、褒め過ぎちゃうけど、女優の眞野あずささんみたいな感じです。
当時、野球をやるために僕だけ別の中学へ行かなきゃいけなかったんですが、とにかく好きだっていう気持ちだけは伝えて卒業しようと。当時は、三菱の『シャーボ』っていう、シャープペンシルとしてもボールペンとしても使えるペンが流行ってまして、それをペアで買って、キンモクセイの下で贈ったのを憶えています。
年に1度くらい、当時の先生を囲んで同窓会が開かれるんですが、彼女はいつ会ってもキチッとしていますよ。加齢臭丸出しの“おばさん”じゃないですよ、全然。
で、中学に入ったら小学校の頃のようなほのぼのした恋ではなく、もうとにかく「ヤリたい!」っていう一心でしたね。当時、クラスに水泳部のやつがいたんですが、そいつがオールジャパンに選ばれるような選手で、しょっちゅう海外に行ってたんですよ。それで、そいつが海外から無修正のエロ本を買って、学校に持ってくるんです。それを教室でみんなで見て「おい、こんな太いのが入っちゃうのかよ!」みたいな(笑)。あとまあ、男女男女で座っていますから、女子のブラジャーのラインを見たりだとか、もうそんなことばっかりですよね。
ちなみに僕は、中1のときに3年生のちょっと怖い女の先輩に呼び出されて、彼女の家に連れて行かれてやったのが初体験だったんです。でもそれが一瞬の出来事で、入ったのかどうかもよくわからないくらいで。そうやって人よりもちょっと早く経験はしましたが、なんとなく他のみんなも真面目だし、そういう雰囲気でもなかったので、自慢するとかはなかったですね。ずっと黙っていました。
一応、中3のときに「付き合った」ような感じのものがありましたが、それもかわいいもんでしたよ。彼女が部活を終えて校門で待ち合わせをしてバス停まで行く。話をして、バス2~3本スルーさせて帰るっていう。デートで唯一、観に行った映画は、『野生の証明』。彼女はそこでサンドウィッチを食べたのかな。で、僕はコーヒーフロートかなんかを飲んでね。今思うと、付き合ってるっていわないでしょうね、あれは。