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今月の放言

活字じゃなきゃダメなんだ 岡田斗司夫

直筆短冊

元祖オタクである岡田斗司夫の功績は大きい。従来サブカルチャー領域の個別分野のマニアでしかなかったオタクを膨大な情報集積回路を持つトータルな文化として認識させた。そんな元祖オタクが、セックスを語ると…。

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プロフィール 岡田斗司夫

1958年生まれ。大阪府出身。アニメゲーム会社ガイナックスを設立、多くのアニメ映画、コンピューターゲームを手がける。その後、東京大学オタク文化論のゼミ講師を務め、現在は『株式会社オタキング』代表取締役。新しい文化の担い手として活躍中。

第3章 気持ちよくさせてあげる、はダメ

そもそも僕はオッパイ星人なんですよ。服を着てる時に大きいのがいい。インチキだってOK。僕、インチキ肯定派なんですよ。彼女たちは見せる事を考えてくれてるから許せるんです。胸はジカに見るもんじゃないですよ。下着とかそういうものを含めて見るもんです。でも、下着にこだわるってことはなくて、どれでもいいけどシンプルじゃなきゃ嫌、ぐらいです。暗い時に触って触りごこちがいいのがいい。シルクか木綿系。あれっ、結構こだわってます?

オッパイ星人とか言いながら、僕には変態性というものはないですね。つまんないぐらいノーマル。オナニーのネタを見せ合った時にも実感したんですけど、あまりにストレートでベタ。美少女系なんですけど幼いのはダメなんですよ。最低年齢16歳。最高が39歳ぐらい。そこが僕のストライクゾーン。

僕、女の人からの挑発っていらないんですよ。ライトSですから。ライトSとは殴らない、縛らない、言葉で責める。だから、Sの女の人とは合わないですね。一番ダメなのが、「あなたを気持ちよくさせてあげる」っていう女の人。よくいますよね? そういうタイプは全部ダメ。最近、「セックスはコミュニケーションよ」って言う女の人がいますけど、そんな事をいう人も僕はダメ。

例えば風俗でどういう人がトップを取るのか?って思い、色んな人と話して分かったんだけど、技術で男をねじ伏せようとする女の人は人気がないんです。反面、受けがうまい女の人がやはりトップになる。彼に捨てられないためにセックスがうまくなろうとする女の人って凄く多くて、間違ってるなって思いますね。どういうセックスをするのが一番いいかって言うと、プロレスみたいに相手の技を受けてリアクションを返せる、そんな人なんです。ロープに飛んだら、やっぱりちゃんと帰ってこないと。関節技しかできない女はいらねえよって話です。

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