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親戚の美しいおばさん 3

2 大旦那の蜜事 (蓉子さん、もっと吸って、舌でしごいて)  庭木も眠る真夜中。布団の中の淳太は昼の蓉子とのことが頭から離れず、寝つけないで悶々と寝返りばかり打っている。 (ああ、今度は僕がしてあげるよ、ねえ、後ろからがいいの?)  セックスは未経験だというのに、雑誌やネットで見知った知識を総動員し、頭の中で蓉子にいやらしい体位を強要してみせる。  ──いやぁ、淳太君たら、あ、あ、あ。  妄想上の蓉子は、淫らに微笑みかけ、淳太に股を開いてくる。ウエストは華奢にくびれているのに、尻から太腿にかけてむっちり肉づきのいい肢体に助平心が刺激され、パジャマの中の愚息が早くも頭を擡げてくる。 (さっきしたばかりなのにもう欲しいの? いやらしいんだね、蓉子さんたら)  言葉責めで羞恥を煽るのも悪くない。瞳を潤ませ恥じらいながらも求めてくる蓉子はとても色っぽく、思わずもっと焦らしたくなる。  ──意地悪ぅ、ねえ、もう、ちょうだい……あぁん。  淳太は耳に忍び込む甘いよがりに体を熱くさせながら、股間を押さえた。 (えっ)  耳を澄ますと、そのよがりは遠くのほうからたなびいてくる。絶え間ないリズミカルな旋律、時折り喘ぐように短い叫びが途切れて混じるのは、紛れもなく生の女のあの声だった。  淳太は布団を跳ね除けると、声のほうへと足音を忍ばせて廊下伝いに歩いた。古い家屋は足を踏み出すたびに床が軋み、ひやひやする。  奥のほうへと進むにつれ声は確かなものとなり、淳太の鼓動は高鳴った。 「……あぁん……はあぁぁっ」  かすかな仔猫のような声に誘われ辿りついたのは大旦那の寝間で、淳太は障子の隙間を覗き込み息を呑んだ。  大旦那の枕元で、正座した奈津江が両手に本を開いたまま乳房を弄られ身悶えている。白いこざっぱりしたブラウスの胸元は大胆にボタンがはずされ、ブラジャーのカップからこぼれでた乳房を老翁の手に掴まれている。 「そこで少年たちは村のはずれにある祠の前に……ま、前に……ああん、大旦那さま、だ、め、です……ああん」  大旦那が寝る前に本を読み聞かせているのだろうか、奈津江は開いていた本を手から落とし、ついに愛撫に身を捩りはじめた。  しわがれた低い声がして、奈津江が首を横に振る。 「大旦那さま、だめです……あ、あ、あ……はあぁっ」  布団から伸びる手は皺くちゃで節くれだち、かすかに震えてさえいる。明らかに年寄りの手をしているのに、その指先は若くみずみずしい果実を求め執拗に乳首をひねっている。  暗闇の中に仄白く浮かびあがる奈津江の見事な乳房に見入る淳太は、その先に尖る赤い実が今にもポロリともげんばかりに転がされている様に、息を浅くした。  やがて奈津江の正座が崩れ、好色な手にスカートの裾が捲られた。むっちりとした膝の間に手が滑り込み、なにやらもそもそと蠢いているかと思うと、奈津江の白ソックスの足が耐えがたそうにもじもじと指をくねらせた。 「んくっ……んくっ……」  小鳥のような喘ぎが艶かしく、淳太の股間はこれ以上ないほど勃起しパジャマの前を突きあげた。  スカートに包まれた桃尻が左右にくねり、やがて膝が弛んで奈津江が畳に後ろ手をつき股を開いてゆく。  やや横からの後姿しか見えない淳太は、アングルに焦れて障子をほんの数ミリだけ開けた。  行為に夢中な老人と奈津江は、覗かれていることに気づかない。 「大旦那さまぁ……あ、あ……」  ブラウスがはだけ、白い綿ブラジャーの肩紐が垂れたやわらかな背中があらわれた。髪を結いあげた奈津江の後れ毛がうなじにかかり、艶かしい。  老人の手が股座から抜けたかと思うと、その指先には妖しく光る露が糸となって垂れている。  くぐもった年寄りの声に、奈津江が恥じて身を捩る。 「だってそんなところをお触りになるから……奈津江は濡れてしまいます」  あの指を濡らす露が奈津江の愛液だと知り、障子の向こうの淳太はパジャマの中に手を突っ込んでイチモツを握り締めた。 (ああ、すげえ、あのぬらぬらしたのが奈津江さんのオマ×コ汁……それを爺ちゃんが……どうなってるんだ)  憤りと嫉妬の入り混じった複雑な気持ちが、まだ高校生の股間を暴発させる。秘めやかな大人の儀式はかつてないほどエロティックで、淳太の指は鈴口から溢れる我慢汁で濡れていた。  やおら立ちあがった奈津江はブラウスを脱ぎ捨て、尻をひねりながらタイトスカートをおろしてゆく。ブラジャーを畳にはらりと置くと、パンティに指をかけ大旦那に見せつけるように肌から剥いでいく。 (えっ、奈津江さん、何するんだ一体……)  白いソックスだけになった奈津江の白い女体が薄暗い部屋に浮かびあがる。どこまでもやわらかく肉づきのいい女体は水蜜桃のように熟れている。  布団のそばに四つん這いになった奈津江は、右の乳房を捧げ持ち、大旦那の口に含ませた。 「んんっ、あ……んんん」  ちゅーちゅーと音をたてて吸われるにつれ、大きな尻を左右に揺すり身悶える。そこに白い三つ折ソックスがなんとも不釣合いでかえっていやらしさを増す。  奈津江の声の震えは、そのまま乳首を舌で転がされているのと同期しているようで、淳太の妄想を掻きたてる。 「んふっ……んくう……ふうっ」  夜目に馴れてきた淳太の視界には尻の割れ筋がぱっくりとこっちを向き、その向こうに濡れそぼった縮れ毛が束になっている様がわかった。 「んふう、大旦那さまぁ」  奈津江は大旦那のそばに耳を寄せると、何を囁かれたのか恥ずかしそうに首を横に振ってみせたが、やがて畳に膝をつくと、片手で乳房を掴み、もう片方の手を前へ滑らせた。 「んくっ、こう、ですか……ああ、大旦那さま、お許しください……奈津江はこんないやらしい娘じゃありません……ん、んっ」  ほっそりとした二の腕が揺れ、前の草むらをなにやら弄っているのがわかる。  やがて開いた腿と腿の間に老翁の手が伸び、一本だけ立てた中指があてがわれた。奈津江はその指を見下ろし、手を添え、女穴の中へ導いてゆく。  またぼそぼそとした年寄りの声がして、奈津江が鼻にかかった甘ったるいよがりをあげはじめる。 「あ、あ、あ……大旦那さま……あ、あ、あ……はああっ」  ゆっくりと指が茂みの向こうに潜り込み、女穴に栓をした。指の付け根までしっかり嵌ったところで、奈津江は聞いたこともないような甲高い声を洩らし、腰をグラインドさせた。 (オマ×コの中に指が……中を弄られてるのか……ああ、お尻をくねらせて、そんなに気持ちいいの)  老人の指一本を膣に咥え込んだ奈津江は、妖しげに腰をまわし自ら乳首をひねって昂ぶってゆく。 「ああん、くちゅくちゅ言ってます、あ、あ、あ」  老人が指を抜き差しするたびに水っぽい卑猥な音が寝間に響き、奈津江を辱める。障子の向こうの淳太は、瞬きするのも惜しんで女体の蠢きを目に焼きつけていた。パジャマの中の手は肉樹をしごくのに余念がなく、込みあげる射精欲を抑えるのに必死だった。 (ああ、すげえ……お汁の音がする……奈津江さん、どうしてだよ、爺ちゃんにあんなことさせるなんて)  年齢的なものもあるのか、老翁によるペッティングのみの秘めやかな行為がかえっていやらしく、淳太を刺激する。 「大旦那さまぁ……あっ、あっ……あぁん、はあぁん」  奈津江のきれいな爪先が赤い木の実を転がしては、ひねる。その手にあまるほどのたわわな果実を弾ませ、腰を上下に揺するので、臀たぼがぶるると震える。 「あぁん、そ、こ……そこぉ……」 (奈津江さん、ああ、すげぇ……挿れたいよ、あのお尻を掴んでオマ×コに突っ込みたいよ)  奈津江の尻の震えに合わせ、淳太もまたピストンのスピードをあげた。手の中を痛いほど膨張した肉茎が激しく抜き差しする。玉袋は持ちあがり、もう射精の瞬間はすぐそこまで来ている。 「あ、あ、あ……だめぇ……そ、こ……」  奈津江が首をよじり、白い喉を見せて喘いだ。結いあげた髪がばさりと垂れ、それを払う瞬間、障子の隙間の淳太と目が合った。 (うわっ)  奈津江は一瞬驚いたように目を見張ったが、そのまま何事もなかったように蕩けた眼を宙に泳がせ、腰を前後に揺すりつづけた。  淳太はパジャマから手を抜くと、股間を押さえ大慌てで廊下を小走りした。床板が軋むことさえ頓着せず、口から心臓が飛び出そうになるのを堪え、無我夢中で自室に滑り込むと襖を閉め切り布団を被った。 (ああ、どうしよう、気づかれちゃった……覗き見してるの、奈津江さんに知られちゃったよ)  横向きに縮こまり夏布団を頭まで被った淳太は、そのうち怒りながらこの部屋を訪ねてくるだろう奈津江と大旦那に息を殺した。  何分間そうしていたろう、だが騒ぎは何も起きず、むしろ静かにしていると奥の間からたなびくいやらしいよがりが、さらに甲高くなっているのがわかった。 (奈津江さん……まさか爺ちゃんと……いやだ、そんなこと)  あの女裂に潜り込んだ老翁の指に纏わりついた牝汁のぬめり、乳首を吸わせる音、柔肌を好きにさせて身悶える奈津江……いやらしい情景が瞼に浮かび、遠くからのよがりと重なって布団の中の淳太を焚きつける。  淳太は布団の中でパジャマの上衣を脱ぎズボンをおろすと、素っ裸になってキンキンに勃起した肉棹を取り出し、手筒でしごきはじめた。 (ああ、したいよ、奈津江さんのオマ×コにぶち込みたいよぉ)  まだ知らぬ女体の心地よさを夢想し、淳太は耳を澄ませてオナニーに耽る。先ほど寸止めされた淫棒は早くも発射寸前まで膨張している。 「ねえ、いいでしょ、チ×ポがもう破裂しそうだよぉ」 (次回更新 1月24日)