クラスで2番目に可愛いボーイッシュ幼馴染を、二泊三日の修学旅行で寝取って種付けセックス漬けにする話 12
第12話 幼馴染の家で塗り潰した(三日目 日・夕方)
見慣れたアヤの家の門扉を通る。
遅い時間にアヤを送ったりするときに、家の前までは来ることはある。でも家の中に入ったのは、中学校二年生――アヤと時田が付き合う前が最後だ。
「お母さんただいまー、ぼーやん連れてきたよ~」
「あら、おかえり~」
玄関に入ると、台所のほうからアヤのお母さんが顔を出した。
「ぼーやん久しぶりじゃない~!」
「お邪魔します」
頭を下げて、上げる。目の前にアヤのお母さんの顔があった。
「さあさあ上がって! ヒロトも挨拶しなさい~、あらぼーやん背のびたわね~!」
アヤのお母さんは、アヤに似て美人でおしゃべりだ。肩くらいで切りそろえた黒髪を忙しなく揺らしながら、笑顔を振りまいている。少し無理をしているアヤと違い、根っから明るい性格だ。この人と並ぶと、アヤのほうが落ち着いて見えるから面白い。
「お母さん、ぼーやん困ってるでしょ」
「だって久しぶりなんだもん、うちに来るのなんて中学の頃以来よね!」
高校に入ってからはアヤの家にはお邪魔しなくなった。なんとなく、アヤにも時田にも悪い気がして。
「お、ぼーやんじゃん、ちっす」
リビングから、ひょこっと男の子が顔を出した。アヤの弟のヒロト君だ。確か今年で中学二年生だったはず。ちょっとぶっきらぼうな感じだが、昔よく一緒に遊んでいた頃のような、人懐こい面影が残っている。
「ヒロト君、久しぶり。背、伸びたね」
「……ぼーやんほどじゃ、ねっすわ」
確かに、高校に入ってから俺は二十センチくらい背が伸びた。ヒロト君が驚くのも無理はないだろう。
靴を脱いで玄関に上がる。リビングに通りかかると、ソファーに座るアヤのお父さんと目が合った。
「あ、お邪魔します」
挨拶をすると、お父さんが「おおぉ~」とぎこちない挨拶を返してきた。アヤのお父さんは、強面のトレンディ俳優のような顔立ちをしている。頑固そうな見た目とは裏腹に、アヤに似て気にしいな性格で、大雑把なお母さんとは対照的だ。
「ぼーやん、ちょっと見ない間に背、伸びたな」
「はい、お陰様で」
「今日は泊まっていくのか?」
「え……」
お父さんの一言に俺は固まってしまう。
「ちょっとお父さん、泊まらないよ!」
アヤが「何言ってんの!?」と、お父さんに抗議した。お父さんも「ああそうか、もう高校生だもんな」などとマイペースにつぶやいている。
アヤの家に最後に泊まったのは、確か小学六年生のときだったか。まあ、お父さんにしてみたら、俺はいまだにその頃のぼーやんなのだろう。
お父さんが「そういえば時田くんはまだ連れてこないのか?」と、またもや燃料を投下した。
アヤが「今はそれ関係ないじゃんっ!」と抗議し、お母さんが「この前ご挨拶に来たわよね~」とさらに燃料を投下する。
俺はしばらく、南鳥家のやり取りを見守った。
温かくて微笑ましい家族だ。
「ゴメンぼーやん、先、上がってて」
アヤに促されて、俺は賑やかなリビングを後にした。
階段を上り、久しぶりのアヤの部屋に入る。ドアを開けた瞬間、甘い香りが鼻腔をくすぐった。
暖色系の家具やカーペットに包まれた、アヤの部屋。
机や本棚の位置は、以前と変わっていない。所々、無造作に物が置かれてはいるが、散らかっているようで散らかっていない。奔放に見えて、身持ちが固い――そんなアヤらしい部屋だ。
本棚を見ると、アヤが最近ハマっているという漫画が全巻ズラッと並んでいた。スパイアクションものが流行っているのだと、目を輝かせて言っていた気がする。顔に出やすいアヤにスパイは難しいんじゃない、と言ったら、あからさまにムッとしていた。
つい「ふふっ」と思い出し笑いをしてしまう。
小学校と中学校の卒業アルバムが並んでいる一画を見つけた。他にも、友人たちとの写真が収められているであろうアルバムが何冊かある。アヤの思い出コーナーなのだろう。
アヤは、自分から写真を撮ろうとは言わない。
人見知りだった頃の名残りで、そういうのがいまだに苦手なのだ。でも気前がいいので誘われたら快く応じる。結果、アヤは自分の映る写真を大量にもらう。
俺も写真を撮るのも撮られるのも苦手だ。
アヤとの写真なんて、それこそ卒業アルバムの中にしかないだろう。後は小学校の頃、アヤのお父さんがパシャパシャ撮っていたカメラの中か。
物思いにひたりながら視線を動かしていくと、戸棚に見慣れない置物を見つけた。
木でできたパンダと、その横にはガラスでできた半球状の置物……確かスノードームというヤツだ。
間違いなく時田からのプレゼントだろう。どちらもアヤの趣味ではないから。
コンコンと、静かにドアがノックされた。
「ぼーやん開けて~お茶持ってきたからー」
ドアを開けると、お盆にコップと麦茶の瓶を乗せたアヤが立っていた。
「ありがとう」
お礼を言ってアヤの手からお盆を受け取り、真ん中のローテーブルに置く。振り向くと、アヤはまだドアの前にいた。
俺はゆっくりアヤに近づく。
アヤは、下を向きながら口を開いた。
「あのね……今日お父さんが、みんなでご飯食べに行こうって。……来る?」
「うん、行きたいな。何時くらい?」
「多分、七時とかかな」
あと、三時間くらいか。
俺はそれまでアヤと談笑するつもりはない。最近ハマっている漫画の話をしたり、昔の卒業アルバムを広げて思い出話をしたりするつもりもない。戸棚にある謎の置物について聞くこともしない。
アヤを、ただドアに追い詰める。
ふんわりと、甘い体臭と汗の香りが漂ってきた。俺の大好きな匂いだ。
そっと頬に手を添えると、アヤが上目遣いに俺を見てきた。
「……するの?」
「ああ」
アヤの目が潤んでいる。
ここ家だよ、とか。下に親がいる、とか。そんなためらいの言葉が、喉から出かかっているのが分かる。でも、アヤは口に出さない。
言っても、意味がないから。
結局、アヤは俺に抱かれる。そう、俺に刻み込まれてしまった。この二泊三日で。
俺とアヤは、ゆっくり顔を近づけていく。
「んっ……んちゅっ、はっ……あっ、あんっ……んむっ、んちゅぁ……」
アヤの色っぽい声が、俺の鼓膜と脳を痺れさせる。細い腕が伸びてきて俺の首に巻きついた。俺はアヤの体をドアに押しつけて、その柔らかさをむさぼる。
冷房の効き始めた部屋はまだまだ蒸し暑い。今朝、シーツの中で交わったときのような熱気を感じる。
「んぁっ……まって、ぼーやん、ベッドいこ……んっ、あぁんっ……」
アヤのスカートをほんの少しめくり上げ、パンツ越しに秘部に触れる。汗と愛液が染み込み、ぐちょぐちょに濡れていた。
ドア越しに階下のリビングの音が聞こえてくる。家族みんなでバラエティの特番を観ているようだ。お笑い芸人が盛大にツッコミを入れる声がする。
「ぼーやんっ、ここじゃ、こえ……が、あっいやっ……んんんっ」
「大丈夫だよ」
大丈夫。誰も二階には上がってこない。そう直感が教えてくれる。
俺はアヤのパンツをずらし、ヌルヌルとした膣口を指の腹でなぞった。アヤの体がビクンと震え、切ない吐息が漏れる。
もう、さすがに無理だ。興奮が収まらない。鼓動がどんどん速くなる。アヤを抱くこと以外、考えられない。
俺は急き立てられるようにアヤのパンツをずり下ろした。膝まで下げたところで、アヤの足を持ち上げ、片足をパンツから抜く。もう、これでいい。
俺も急いでベルトを外し、ズボンとトランクスを中途半端に下ろす。ガチガチに硬くなった肉棒が、恥ずかしげもなく飛び出した。
今の俺は完全に猿だ。アヤに惑わされ、魅せられ、夢中になっているただのオス。
でももう、神様の直感は落ち着けとは言ってこない。今日一日、直感に従い情動をこらえてきた甲斐があった。
俺が今日、ずっとアヤを抱きたかったように。アヤも今日ずっと、無意識に俺を求めていた。
おかげで公園では、痺れを切らしたアヤのほうから家に誘ってきた。そして今、この部屋でも……無意識に誘ってきたのはアヤだ。
「んっ、ぼーやん、キス、とめないでっ……」
涙目で請われ、俺はアヤの唇に食らいつく。舌で唾液を交換し合い、絡ませ合う。ちゅぱ、ちゅむと、わざといやらしい音を出し合う。どちらがエッチなキスができるか勝負しているようだ。
俺はアヤの膝裏に手を入れ片足を持ち上げる。舌を絡ませながら少しかがみ、肉棒をスカートの中に潜り込ませる。亀頭の先で目当ての入り口を探り当てると、突き上げるように挿入した。
「んんっ、はあぁんっ……んちゅっ、んあっ……」
ニュルンと膣中に入り込んだ肉竿に、熱い膣ヒダが絡みついてくる。腰を押し込めば、持ち上げているアヤの足の角度がどんどん開いていく。
トンと肉棒の先端が天井をノックした。その瞬間、膣奥が亀頭をきゅうっと絞ってくる。熱い膣ヒダがニュクニュクと動き肉竿全体を甘く圧迫する。膣口がきゅうきゅうと竿の根本を締めつけ、射精をねだってきた。
相変わらず中毒になりそうな膣だ。
「ぐっ……アヤ、締めつけ、すごい……」
「んっ、ぼーやん、くるしい、の……?」
「ううん、すごく、きもちいい」
「なら、よかった…………あっ! ああぁんっ――!」
俺は腰を突き上げた。すっかり俺の形に馴染んだそこに、激しく出し入れする。つらいだろうか?
――大丈夫だ。
よかった。今のアヤは、激しいピストンにも性感を得ているようだ。
パチュパチュと水音が部屋に響く。
アヤのもう片方の足も床から浮いてしまったので、太ももを掴み体ごと持ち上げる。ちょうどアヤを抱っこするような体位だ。
「あっ、まって、あっ、ぼーやんっ、はげし……あんっ、あっあっ、あんんっ――!」
肉棒がきゅうっと絞られる。
アヤは、軽く絶頂していた。本当に感じやすい子だ。ますます誰にも触れさせたくない。
アヤを抱っこしながら、背中をドアに押しつけひたすら腰を振る。いちいち締め上げてくる膣奥と膣口から、腰が抜けるような快感を味わわせられながら必死に抽送を続ける。
体の自由を完全に奪ったアヤを、何度も揺らす。一生どこかに監禁したい。そんな危ない衝動すらよぎる。
一心不乱に腰を振り、アヤの膣内をむさぼる。股間を打ちつけるたびにドアがガタガタと鳴っている。ピストンの速度を、さらに上げていく。
「あっあっ、まって、んんっ、またきちゃうっ、あんっあっあっあっ……んうぅぅぅっ――――!」
首に巻かれたアヤの腕に、ぎゅうっと力が込められた。アヤの絶頂が伝わってくる。肉棒の先端と根本がぎゅうっと締めつけられ、猛烈な射精感に襲われる。
「んぐ、出るっ――」
俺はアヤの子宮めがけて射精した。
ビュルルッと上向きに発射した精液が、そのまま膣奥深くに吸引されていく感覚。
膣ヒダがクネクネと肉棒をしごき、残るすべての精を吐き出させようとしてくる。促されるままにビュル、ビュルと発射する。この絞り出される感覚が、腰が震えるほど気持ちがいい。
アヤも俺の後頭部をぐしゃっと掴み、天井を見上げてガクガク震えていた。彼女の心情が伝わってくるが、「きもちいい」に埋め尽くされてわけが分からない。
お互い、感じすぎではないだろうか。
俺もアヤも、朝からずっとヘンだ。なんだか色んなタガが外れてる気がする。
修学旅行の熱がまだ抜けていないのかもしれない。
俺とアヤの呼吸が収まる頃、階下の音は別のテレビ番組に変わっていた。どうやらドラマの再放送らしい。男性俳優の「愛してるよ」というセリフが聞こえ、少し笑ってしまった。
そういえば、ヒロト君はこれも両親と一緒に見ているのだろうか。さぞや気まずい思いをしているに違いない。
「……ぼーやん、おりていい?」
「あ、ごめん」
アヤをゆっくり抱っこから下ろしつつ、肉棒を抜く。
アヤは俺の胸を借りて、なんとか立っていた。スカートの内側から、ポタポタと二人分の液体がこぼれ落ちる。
スンスンとアヤが鼻を動かす。俺の胸に顔を埋めて、匂いを嗅いでいるようだ。
「ぼーやん、汗くさい……」
「シャワー借りようかな」
「ううん、後でいい」
「いいの?」
「いい、好きだから、この匂い」
初めて言われた。
アヤの心が伝わってくる。
――なんだか、落ち着く。
ぼーやんの匂い。
昔から、変わらない。
いつも、安心をくれる匂い。
でも今は、ドキドキして。
ヘンな気分になる。
やっぱり私、朝からヘンだ。
この匂いに包まれてると、頭がぼーっとして。
心地いいのに、不安になる。
ここにいて、いいの?
分からない。
今は考えたくない。
もっと。
もっと包まれていたい。
アヤは、まるで子犬のように鼻をヒクヒクさせていた。
そんなアヤのせいで、俺の股間はまたも剛直を取り戻していく。
移動中にたくさん寝たおかげで、体力は回復した。多分、アヤも同じだ。部屋にかかっている時計を見ると、まだ四時半だった。
明日から、また学校が始まる。
日常が、アヤを縛る常識が、戻ってくる。
アヤの体も心も手に入れた、はずだ。後は「時田の彼女」という現実を変えるのみ。でも俺は極力、手を出さない。そう直感が指示してくる。
俺も徹底的にやることはやるが、別れるかどうかを决めるのは結局アヤだ。
時田と直接対決したり、アヤに別れるよう促したりしてもいいのだが、それを直感は許さない。「ぼーやんに奪われたから」「ぼーやんに言われたから」という理由を、アヤに与えてはいけない、と。
誰かに背中を押されたからではなく、アヤが自分で考え、時田と別れるという選択をして、行動に移す。そうならないと、本当の意味でアヤは手に入らない。
――塗り潰せ。
だから。
学校にいても、俺のことが頭から離れなくなるくらい、アヤを塗り潰す。
体を蕩かし心もほぐす。心がほぐれてもっと体が蕩ける。体が蕩けてもっともっと心がほぐれる。
それをひたすら繰り返せばいい。
「アヤ、ベッド行こう?」
「……うん」
俺はアヤの手を引いた。
【Web連載はここまでです。続きはeブックスでお楽しみにください】