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【完全版】人妻肛虐全書Ⅰ 暴走編 3

 

 冷二は真樹子の裸の双臀を、バシッとはたいた。

「犯して欲しいなら、さっさと四つん這いにならねえかよ、奥さん」

「ああ……また、ひどいかっこうをさせるのね……恥ずかしくてみじめだわ」

 真樹子はあきらめの宿った顔で言った。おずおずと両手を砂の上につき、四つん這いの姿勢をとる。

「あ、浅ましい……夫にも、こんなかっこうは見せたことはないのよ……」

「亭主はもういねえんだ。俺の好みに合わせてりゃいいんだよ。ほれ、もっと尻を高くしねえか」

 また双臀をはたかれ、真樹子は双臀を高くもたげた。踏んばった両足のハイヒールが、ズブズブと砂に沈んだ。

 両手を砂につき、上体を低くして両脚をまっすぐに踏んばり、双臀をもたげる。冷二はこの獣交スタイルを好んだ。

「いいかっこうだ、フフフ。奥さんのような上品な女は、後ろから犯るのがいちばんだぜ。牝のようにな」

 冷二の細い眼が、酔ったように真樹子の双臀に見とれた。

 引きしまった身体のなかで、真樹子の双臀は驚くほどの豊満さを見せて、はちきれんばかりだ。妖しく濡れそぼった媚肉が、生々しくのぞいている。人妻の色気が、ムンムンと匂ってくるようだ。

 自分よりも年上の成熟した人妻を、白昼の浜辺で全裸にし、四つん這いにさせて後ろからのぞく時、冷二はいつもながら真樹子を征服した快感に、全身がゾクゾクした。

 この人妻はもう、俺のものなんだ……。そんな実感が身体中をおおうのである。

「そそられるぜ、奥さん。今すぐブチこんでやるからな」

「こ、こんなかっこう……いや、いやなのよ、後ろからなんて……」

「フフフ、オマ×コをヒクヒクさせて、いやもねえもんだ。もっとも、奥さんがいやがる体位だと思うと、俺は燃えるけどよ」

 冷二はせせら笑って、バミューダを脱いだ。日焼けしたたくましい身体にふさわしく、長大で黒光りしている。夫しか知らなかった真樹子にとって、その長大さは驚異だった。

「ああ……大きすぎるわ……」

 観念しているはずなのに、真樹子は冷二に見せつけられるたびに、狼狽した。

 冷二がブルブルとゆすって見せつけながら、後ろから真樹子の腰をかかえこもうとすると、

「待って、お願い……それを、それを使ってください」

 真樹子はハンドバッグを指差し、哀願した。ハンドバッグからは、避妊具のゴム製品がのぞいていた。

 真樹子には子供はない。子供をもうける前に、夫は他界してしまった。もし、冷二の子をみごもったりしたら……。そう思うとゾッとする。たとえもてあそばれようと、それだけはなんとしても避けねばならなかった。

「それだけは使ってッ、お願いだから、それを……」

「フフフ、そんな面倒なことするかよ。奥さんの肉を生身で味わいてえんだ」

 冷二はバシバシと真樹子の双臀をはたいた。

「そ、そんなこと言わないで……今日はそれを使って……。も、もし妊娠でもしたら、身の破滅だわ……」

「亭主を裏切っておいて、身の破滅もねえもんだろ。俺の子をはらめば、それだけ俺から離れられなくなる。けっこうじゃねえか」

 真樹子がいくら哀願しても、冷二はせせら笑うばかりだった。決して避妊具を使おうとしない。

 冷二のたくましい胸が、四つん這いの真樹子の背中にのしかかった。両手で乳房をわしづかみにする。

「ああ……どうしても、使ってくれないのね」

 荒々しく乳房を揉まれ、背中に冷二の唇を感じながら、真樹子は絶望の声をあげた。唇をかみしめ、両眼を閉じてうなだれた。涙がこぼれ、砂にシミをつくっていく。

「泣くのはまだ早えよ、奥さん」

 そう言うなり、巨大な灼熱の肉塊が真樹子の媚肉に分け入り、没入した。

「あ……うッ、ううッ、きつい……」

 貫かれながら、真樹子は顔をのけぞらせ、背中をたわめてうめき声をあげた。

「き、きついわッ……」

「そのきついのがいいんだろ、フフフ……亭主のことなんぞ忘れて、気分出すんだぜ」

 冷二は腰をよじっていっぱいまで押し入れると、グイグイと容赦なくえぐりあげた。若さにまかせて、長大な肉塊で真樹子の子壺まで貫きそうな勢いだ。

「ひッ、ひいッ……」

 真樹子の白い身体は、淫らな律動を強いられ、早くも総身に汗をにじませて揺れつづけた。

 苦痛に顔がひきつる。唇をかみしめ、必死に声を押し殺す風情だ。

 それでも容赦なくえぐってくる感覚に、身体の底でツーンと妖しいうずきが湧きあがって、思わず、

「あ、う、ううッ」

 とうめき声が洩れてしまう。それがやがて、めくるめく快美を呼び起こすうずきであることを、真樹子は知っている。

「い、いやッ……ううッ、早く、早くすませて……」

 ツーン、ツーンと湧きあがる感覚を一度感じてしまうと、おぞましいと思う心とは裏腹に、それは急速にふくれあがった。

 その感覚をふり払おうと、真樹子は顔を右に左にとふりたてた。

「ううッ、早くすませて……」

「バカ言うな。はじまったばかりじゃねえかよ。ほれ、人妻らしくもっと濃厚な身悶えを見せねえか」

「か、かんにんしてッ」

 真樹子の声はひきつっていた。

 崩れかかった人妻の性を必死にこらえて、あくまで受け身の立場をとろうとする。

「ほれ、もっと身を入れねえか。俺の女になりきるんだ」

 冷二があおった。荒々しく突きあげながら、一方の手で乳房をいじくりまわし、もう一方の手は真樹子の下腹にすべらせて、女芯をとらえる。とても二十歳前の若者とは思えない、憎いまでの技巧だった。

「あ、ああ……そんな……かんにんして」

 真樹子は狂ったようにかぶりをふって、泣きだした。敏感な三カ所を同時に責められるなど、今までにはなかったことだ。

 身体中に火がついたようだった。

「どうだ、いいだろう、奥さん。亭主なんかよりずっといいだろうが」

 冷二は後ろから真樹子の泣き顔をのぞきこみながら、得意げに言った。

 男と女の営みと言うにはあまりにもむごい。男はたたきこむように荒々しく突きあげながら、乳房と女芯に指を蠢かせつづける。

「あ、あああ……まだなの、早く……早く満足してちょうだい」

「フフフ、じっくり楽しんでやるぜ」

「早くすませて……」

 真樹子は嗚咽しながら言った。

 冷二は執拗で持続時間が長い。いっこうに果てる気配がないのだ。

 遠くで子供たちの遊んでいる声がした。真樹子はいつ他人に見られるかと、生きた心地もなかった。

「こ、こんなにいつまでもつづけられるなんて……これまでにないわ……ああ、まだ、まだなの」

 真樹子のすすり泣く声は、どこか微妙に艶めいた響きがあった。

 真樹子がいくら受け身の立場をとり、耐えようと思っても、荒々しく巧妙な冷二の愛撫に、だらしないまでに身体中がとろけていく。真樹子の意志に関係なく、夫婦生活ではぐくんできた人妻としての性感覚が、ひとりでに反応してしまうのだ。

 冷二のひと突きごとに、快美の感覚がドロドロとあふれでた。

「琴野真樹子……いい女だ。たまらねえ」

 冷二もまた、天にも昇る強姦の心地よさに酔いしれた。

 ジクジクと蜜をにじませながら、妖美に締めつけてくる媚肉の感触は、冷二がこれまでに味わった肉のどれとも、較べようもなく素晴らしかった。まるで自分の巨根が、とろけてしまうようだ。

「イカすぜ、奥さん。ヒクヒクさせながら、俺にからみついてきやがる。どこまでも引きこまれそうだぜ」

 冷二は荒々しく責めたてながら、真樹子の肉の構造について、あれやこれやと意地悪く批評した。真樹子の耳から、官能の炎を噴きこんでやるのだ。

「亭主との時も、こんなに柔らかくとろけさせて、むさぼったのか。フフフ、こんないい味をした女房を残して死ぬとは、ドジな亭主だぜ」

「い、いやッ、言わないで」

 聞くに耐えないといったように、真樹子は顔をふって、いっそう露わに身悶えた。

 真樹子の肌がどこもかしこも、しっとりと汗に濡れ、匂うようなピンク色にくるまれた。いやいやと弱々しく顔をふりながらも、湧きあがる快美の感覚に抗しきれない風情で、妖しく濡れた唇から嗚咽に混じえて、「あッ、あッ」という声が噴きこぼれた。それはまぎれもないよがり泣きだった。

 それを聞くと、冷二は、いっそうふるい立って責めたてた。真樹子の身体を押しつぶさんばかりに、グイグイと激しい抽送を行なう。

「あ、うう……あああ、まだなの、早く満足して」

 真樹子は泣いた。

 腰の骨がギシギシときしみ、上体が砂のなかへめりこんでいくような荒々しさだ。たまらず真樹子がずりあがろうとすると、乳房をわしづかみにされて引きもどされる。

「いいぜ、最高だ。琴野真樹子、俺の女だ」

 冷二は激しく吠えた。

 

 

(次回更新は9月5日です)