本販売日:2025/08/22
電子版配信日:2025/09/05
本定価:935円(税込)
電子版定価:935円(税込)
ISBN:978-4-8296-4821-6
「いいのよ。私が寝るから、健二さんは上に乗って」
日頃のお礼にと、女体を差しだす若きシンママ。
開放的なハーフママからは搾乳をせがまれ、
四十路の熟女ママも負けじと浴衣姿で即尺フェラ。
露天風呂、混浴プレイに溺れる三人のママ友が、
僕だけに本性を明かす恥ずかしすぎる慰安旅行!
プロローグ 三者三様のママ友たち
第一章 シングルマザーのおっぱい返礼
第二章 露天風呂で暴かれる熟女ママの秘密
第三章 フィリピーナはドMの女王様
第四章 秘湯に蕩ける極上4Pハーレム
第五章 美巨尻を並べて競い合うママたち
エピローグ 慰安旅行の果てに…
本編の一部を立読み
プロローグ 三者三様のママ友たち
東京の静かな住宅街にある「つるの葉幼稚園」。
朝の光が園庭に差し込み、子供たちの元気な声が響き渡る。
廣川健二は幼稚園の門をくぐった途端、娘に手を引っ張られた。
「パパ、早くぅ!」
「こら、美嘉。そんなに慌てると転ぶぞ」
四歳の長女は、仲良しの男の子を見つけるなり駆けだしていく。
「翔太くん、おはよー」
男の子と、その母親が振り向いた。色白で素朴な若ママに、健二は軽く会釈をした。恥じらい気味なお辞儀と、微笑が返ってくる。
「美嘉ちゃん、おはよー」
愛娘は翔太くんと手をつないで、園内に入っていった。
(おませな子だな、美嘉は)
外国人の血を引いているからか……。複雑な想いが立ち込めて、男親の罪悪感を刺激する。
大学時代、旅先で出会った美人留学生と付き合い、身籠らせてしまった。出産して数か月で彼女は失踪。人生設計を修正せざるを得なくなった──。
(『OK~大丈夫』って言われて、ナカ出し射精したんだけど……)
責任はすべて自分にある。健二は父親として覚悟を決めたのだった。
〈♪♪♪~〉
スマホの通知音で我に返り、健二はひとまず園庭のベンチに座った。
(仕事の納品連絡かな……)
すると直後、人肌の温もりがスッと寄り添ってきた。
先ほどの翔太くんのママが、さりげなく隣に腰掛けてきたのだ。
「美嘉ちゃんのおかげで、息子も楽しそうで助かってます」
「いえいえ、おてんば盛りなもんで、毎日手を焼いてますよ……」
どぎまぎしながら健二は答える。
外国人女性とのハーフだからか、娘の容姿は華やかで人目を惹く。親ばかでも何でもなく、美嘉はこの街でいちばんの美少女だと思う。
(可愛い娘さんですねって、何度声をかけられたことか)
けれど、いま隣に座る若いママは雰囲気が違っていた。
(娘を連れていない僕に声をかけてきて、隣に座ってくれるとは……)
小さなベンチなので、距離が近い。ふわりと甘い匂いが鼻腔を擽る。
大人の女性と密着するなんて、何年ぶりだろう。
健二は二十七歳にして、シングルファーザーという立場に置かれている。
ワンオペでの育児は毎日が修羅場。試練の連続だった。
「うちの息子は泣き虫なんです。おねしょは治らないし、すぐに熱を出すし……困っちゃう」
子育てって本当に大変──。そう言い添えて、若き母親はため息をつく。
(翔太くんのママ……祐奈さんだっけ。かなり疲れた顔をしてるな)
彼女の名が高木祐奈だということと、正社員としてコールセンターで働いているのを最近知ったばかりだった。
(もしかして祐奈さんも、独りで子育てを?)
思い当たる節は多い。
地味目ながらも整った横顔には、どこか寂しげな影が宿る。行き届いていない化粧、ゴムで束ねただけの黒髪。年の頃は健二と変わらなそうだが、生活に疲れ果てた雰囲気が不憫でならない。
きちんとメイクをして髪を整えたら、美人に違いないと思う。
(それに、近くで見るとかなりの巨乳っぽいし……)
祐奈は身体のラインを主張しないゆったりワンピの上にカーディガンを羽織っているが、内側から張り詰める重量感は察するに余りある。
(こんなところで硬くしちゃダメだ)
劣情をごまかそうと、健二は、仕事をしながら育児と家事をこなす日常の苦労について語った。祐奈は大きくうなずき、共感してくれた。
「健二さんとお話しできて、少し気が楽になりました。いっぱいいっぱいなのは私だけじゃないんだって……」
祐奈はそう言うと、コンパクトミラーを開いて差し向けてきた。
(え、どういうことだ?)
戸惑いながら我が顔を映して見る。
「うわっ、ヒドイ顔だ」
両目の下にクッキリとクマができていた。
運用・保守系のエンジニアとして在宅で働いている健二だが、ここ数日は納期に追われてほとんど寝ていなかった。
「鏡を見る余裕もなかったんでしょう?」
化粧ポーチから取り出したコンシーラーで、クマをサッと隠してくれる。
「う……お恥ずかしい限りです」
祐奈のやつれ具合を案じていた自分が情けない。どうりで娘は、パパと一緒に歩きたがらないわけだ。
「お互いさまですよ。私だって、人様に見せられた顔ではないし」
祐奈は赤面した頬を両手で覆った。
健二は視線を逸らし、遠くの風景を眺める。
その時、幼稚園の門からふたりの女性が子連れで現れた。
こちらに向けて手を振り、祐奈も笑顔で応える。彼女たちはママ友なのだ。
わが子たちを預け終えると、すぐに戻ってきた。
「祐奈ちゃん、おはよう。翔太くんのお熱は下がったかしら?」
「はい、おかげさまで。昨日は夜分に電話しちゃってごめんなさい」
「いいのよ。私も第一子は男の子で、苦労したから気持ち分かるわ」
四十歳くらいと思しきベテランママが、祐奈をやさしく気遣う。高齢出産した幼子のため、若いママたちに混じって幼稚園を利用しているのだ。
新米ママの祐奈にとって、頼もしい先輩に違いない。
(美人で色っぽいママさんだなぁ)
健二としても、願わくば熟肌に甘えたい願望が芽生えてしまう。またも股間が熱くなった。
「あれれ、祐奈さんの新しいダーリンかと思ったら、健二さんだったかー」
もう一人のママが茶目っ気たっぷりに顔を寄せてきた。三十歳代であろう彼女は、色白ママたちと比べて小麦色の肌が印象的な、アジアン美女だ。
「テレサったらそんな言い方して。健二さんに失礼よ」
「えー、だってお似合いでしょ~。真由美さんはどう思う?」
「そうねぇ……」
熟女ママの柔和な視線が、若きシングルパパに注がれる。居たたまれないが、名前を覚えてもらえて素直に嬉しい。
(真由美さんに、テレサさん……どちらも綺麗で甲乙つけがたい)
品定めされている側なのに、タイプの違うママたちの魅力を比べてしまう。
「健二さんも祐奈ちゃんも、まだ二十代よね?」
ロングヘアを撫でつつ、真由美が訊いてくる。
「えっと、僕は二十七歳ですが……」
隣をチラ見すると、祐奈は言いにくそうに、
「私は……二十六歳です」と答えた。
「確かにピッタリねぇ。健二さんはシングルパパでしょう? 祐奈ちゃんもシンママだし、お互いの子どもたちが仲良しなら……」
「ほーらね。ふたりとも若いのに疲れた顔してるから、早く一緒になって愛し合いなさい。お肌プルプルになるわよー」
小麦色ママのテレサが、きゃははと笑う。ストレートボブの黒髪が風になびいて、ハートのイヤリングが覗き見えた。
「ちょっと、テレサさん。朝から大きなお世話よッ」
新米ママが巨乳を揺らして、あけすけなママ友に抗議している。
(やっぱり祐奈さん、シングルマザーだったんだ)
ママ友たちのお節介によって、祐奈の個人情報が明かされた。色白の地味顔が赤く染まり、シンママの首筋に汗がきらめく。
祐奈の匂いが悩ましさを増して、健二は無意識に鼻をクンクンさせた。
(祐奈さんって顔に似合わず、体臭が強めだな。それがまたエロい……っ)
さっきから不浄な想いばかりが湧いてくる。ママたちに勃起を気付かれ、面倒事になるのは避けたい。
「で、でも祐奈さんはそんなことより、お子さんで頭がいっぱいですよ」
僕もだけど……と言い添えて、横顔を窺う。目が合い、うなずき合った。
「そうなのよ。息子は他の子たちと比べて発育が悪いんじゃないかって。身体も小さいし、卒乳だってまだだから気がかりで……」
(えっ? 翔太くんはまだ祐奈さんのおっぱいを吸ってるのか)
わが娘と仲良しの男の子を思い浮かべ、健二は妙な感情を抱いてしまう。
(ズルいぞ翔太くん。ママの巨乳をわがモノにしながら、俺の娘にまで手を出すとは、けしからん奴だ!)
ママ友の園児に嫉妬するなど、笑い話にもならない。
「私だってまだ息子に吸わせてるよ~。ママも子もハッピーならいいかなって」
テレサは胸を張って、乳房を揉む仕草をする。ピチピチのニットを着ているせいで、肉感的なボディラインが悩ましい。
(テレサさん、おっぱいも小麦色なのかな。拝んでみたいよ……)
アジアン美女を脳内で裸にするのは簡単だった。ボディコン風のニットワンピは、豊かなヒップと細いウエスト、さらに肉感的な太ももまで強烈アピールし、シンパパの目をくぎ付けにさせる。
「健二さん、授乳の話ばかりしてごめんなさいね……」
テレサを諭すように押しのけて、真由美が慈愛の眼差しを寄こす。
ベテランママの瞳の奥に、男親への配慮が滲んでいた。
(真由美さん、美人なだけじゃなくて、やさしい女性だなぁ)
上品な白ブラウスに、黒のフレアスカート。女体のラインは秘めているのに、内側から肉感的な匂いが立ち込めて、若雄をムラムラさせた。
隣に座る祐奈。正面に並び立つ真由美とテレサ。三人のママ友たちに囲まれたシングルパパの股間は、もはや限界を超えていた。
「あら、いけない。お仕事に遅れちゃう!」
物流倉庫で働いているというテレサが、手を振りながら颯爽と去っていく。
真由美も行ってしまうと、祐奈との間に微妙な沈黙が流れた。
「あのっ、もしよかったら私の、おっぱいを──」
「えっ……?」
聞き間違えたか。一瞬、時が止まった気がした。
シンママとシンパパ。ふたりの顔が、みるみるうちに赤く染まる。
「な、なんでもないです。忘れてくださいッ」
ワンピースの裾を翻し、祐奈は残り香だけを置いていった。
(祐奈さん、泣いてた?)
胸のドキドキが止まらず、健二はしばらくベンチで呆然としていた。
「そうだ。仕事だ、仕事っ」
スマホを持ち直して確認すると、やはりクライアントからの連絡だった。
《──納品確認しました。全て問題なく動作しています。お疲れ様でした》
健二は緊張から解放され、ホッと一息ついた。ベンチに寄りかかり、しばらくの間、エンジニアとしての達成感に浸った。
(やっと寝られる……)
気が緩んだことで、ママ友たちの残像が立ち昇ってくる。まだ薄っすらと匂いが残り、ベンチを横にずれると女尻の温もりがあった。
「参ったな。コレじゃ通報されちゃうよ」
カチカチに漲った股間を隠しつつ、健二は急いで出口へと向かうのだった。