妻の実家の淫らなしきたり

著者: 秋芳さつき

本販売日:2024/12/23

電子版配信日:2025/01/10

本定価:825円(税込)

電子版定価:880円(税込)

ISBN:978-4-8296-4773-8

「今夜だけは、私を妻だと思って抱いていいのよ」
ニット越しにも分かる豊満なバストを震わせ、
煽情的な言葉を耳元で囁く、妻の母・美智子(46)。
妻の海外勤務で激変した婿入り先の義母との二人暮らし。
浴室の立ちバック、夜の庭での交尾、初めてのアナル。
姦係を知った妻の姉(27)、妻の妹(21)からも迫られ……

目次

第一章 娘婿に償いの身体を捧げる義母

第二章 妻の実家で母性溢れるおもてなし

第三章 クールビューティな義姉の手ほどき

第四章 ひきこもり巨乳義妹の大胆な懇願

第五章 懐妊義母~母胎に優しい尻穴性愛

第六章 妻の母、姉、妹…美味な競艶ハーレム

エピローグ

本編の一部を立読み

第一章 娘婿に償いの身体を捧げる義母

 夏の終わりの昼下がり。
 平田公夫は、夫婦で住んでいた都心のマンションを引っ越すことになり、部屋の片づけをしていた。
 妻、暁子の海外勤務が決まったためで、再来週からは妻の実家である平田家に住まわせてもらう予定になっている。
(暁子にとっては僕なんて、足手まといなだけだよな……)
 リビングの窓を全開にして街並みを見渡した。
 二年前に結婚して以来、ここは形だけの『愛の巣』だった。
 暁子とは幼なじみで、引っ込み思案な公夫が振り回される関係性が続いた。
 高校時代にはいったん疎遠になった。暁子がハイレベルな女子校に入学したことで、平凡な公夫と釣り合わなくなったせいもある。
 しかし、いつしか暁子から連絡を寄こすようになり、交友が復活。お互い別の大学を出た末に、公夫が旧姓を捨てて、平田家に婿入りと相成った。
 あとから知ったことだが、結婚を後押ししたのは妻の母だったらしい──。
「公夫くん、お疲れさま。少し休憩しましょ」
 やさしい声の主こそ、妻の母である平田美智子だ。
 義理の母は夫から引き継いだ会社の社長でありながら、引っ越しの手伝いに駆けつけてくれている。
「あ、ハイ──お義母さん……」
 ダイニングへ向かう美智子のお尻を、公夫は追いかける。
 ゆったりめのスカートを内側から盛り上げる、ボリューミーな肉感がたまらない。縦と横にバンと張った巨尻が、歩みのリズムで誘うように揺れていた。
(うわぁ……お義母さんのお尻、相変わらず大きい)
 いったい何センチあるのだろう。なのにウエストは意外と細めで、エプロンの結び紐を愛らしく演出していた。
(癒し系の美人が、あんなにデカ尻なんて反則だよ……)
 四十六歳とは思えない色香がくるりと向き直り、テーブルをはさんで青年に微笑みかけてくる。
 妻とは久しくセックスレスだったから、早くも股間が熱を帯びてしまう。
 口内に劣情の唾液が分泌され、胸の高鳴りが止められない。
「お義母さん、ありがとうございます……」
 劣情をごまかすように、公夫はぎこちなくお礼を述べた。
 ホットミルクティーの湯気と共に、焼きたての甘い香りが漂ってくる。
「いいのよぉ。どうぞ召し上がって」
 目の前には、きつね色の生地にシロップたっぷりのホットケーキがある。
「美味しそう……いただきますっ」
 公夫はもう二十五歳だというのに、少年のように目を輝かせながら頬張った。
 美味しい。とろけるような甘みと、しっとりした食感は極上だ。
 幼少の頃が思い出され、不覚にも涙腺が緩んでしまう。
「公夫くん、どうしたのよ。涙なんて……」
 美智子までもらい泣きしていた。
 こぶしで目元を拭い、一口ずつを大切に味わう。
「すみません。疲れがドッと出ちゃって……でも、おかげさまで回復しました。ごちそうさまでした」
 空いたお皿を下げようと立ち上がると、義母にやさしく制止された。
 美熟女はそっと目元を拭い、食器を手際よく流し台に持っていく。
(お義母さんは……美智子さんは僕にとって、理想の女性なんだ)
 妻よりもずっと──。そう心で言いかけて、頭を左右に振る。
「あの子はわがままだから、一緒に暮らすのも大変だったでしょう?」
 テーブルを拭きながら美智子が言う。豊かな双房がエプロン越しに揺れる。
「いいえ……それより、お義母さんも少し休んでください」
「ウフフ……他人行儀なのね。私たち、家族なのに」
 家族──。義母の唇から紡がれた言葉が、心に染み渡る。
 公夫は物心つく前に実母を亡くしている。そのうえ一人っ子なので、家族への渇望感は強い。
 幼少の頃、家が近かったことで暁子と知り合い、平田家に招かれては美智子のおもてなしを味わった。当時まだ二十代だった幼なじみの母親に、公夫は思慕の念をいだくようになっていく。
 わざわざ婿に入ったのも、美智子と家族になりたかったからに他ならない。
「僕とお義母さんは、家族なんですよね」
「もちろんよ。うんと甘えたり、わがままを言ったっていいの」
 キッチンテーブルから回り込むと、義母は娘婿の肩に寄り添った。
 拭き清められた食卓に、ふたりの影が並んで反射する。
 哀しみを背負う者どうし。美智子も三年前に夫を亡くしていた。
(美智子さん……亡くなったお義父さんの後を継いで、会社の社長だもんなぁ)
 ビジネススーツを着こなして、ヒールパンプスで闊歩して、部下にきびきびと指示を出したり、高級車で移動したり……。
 勝手な妄想が、公夫の脳内を駆け巡る。なのにいま、隣に佇む義母はひたすらにやさしくて、女肌の甘い色香をムンムンと匂わせている。
 濃厚フェロモンで理性が緩み、頭がぽおっとなっていく。
「家族か……僕と暁子は、単なる同居人だったけど……あっ」
 うっかり口を滑らせ、口をつぐむが時すでに遅し。
 柔和な美貌を曇らせながら、美智子はエプロンを外して椅子に腰かけた。
「どういうこと? あの子と何があったのか、詳しく教えて」
 甘々の雰囲気から一転。公夫は自白を余儀なくされることになった。

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