本販売日:2012/05/17
電子版配信日:2013/11/05
本定価:734円(税込)
電子版定価:734円(税込)
ISBN:978-4-8296-6216-8
「私を監禁しなさい!」の一声でやって来た家出お嬢様・鳳凰院千早(17)。
彼女を追い返すためには──まさかの本気地下室調教!?
イチャイチャお世話に、イカせまくりの三角木馬! 初体験は告白付きで!
どんどんエスカレートする調教プレイも愛があるから大丈夫ッ!
相思相愛えすかれラブ☆
本編の一部を立読み
☆ブルマ散歩だけど大丈夫ッ!☆
「この散歩が終わったら家に帰ってトイレに行ってもいいから。それまでの我慢だ」
「私、この散歩が終わったらトイレに行けるんだ……」
今はその言葉を信じるしかなかった。
この苦しみは永遠ではないのだ。
「わかった。お前がそんなに散歩したいっていうんなら付き合ってあげるんだから。感謝しなさいよねっ」
強がりを言って歩き出す。
できるだけこの苦痛を早く終わらせるために早歩きするけど、
「く、くうぅ~……」
すぐにお腹が痛くなってしまいふらついてしまう。
「おっと、転んだら大変なことになるぞ?」
「わ、わかってるもん! で、でも……支えてくれてありがとう」
「うんうん、人間素直が一番だ」
腹痛の波が引いていき、再び千早は歩き出す。
ブルマと体操服という、学校ではごく当たり前だったであろうコスチュームは、夜中の公園で着れば意味合いが違ってくる。
ただでさえ制服というのは決まった場所で着ることを考えて作られている。
その場所以外で着るだけで羞恥心がかき立てられるということだ。
しかも恥ずかしいと槍玉に挙げられて消滅することとなったブルマ。これじゃあパンツを穿いて歩いているようなもんじゃないか。
「やだ、足がスースーする……」
服を着ているというのに裸でいるような感覚に陥ってしまう。
むしろ裸でいたほうが潔いと思えてしまうほどに。
ブルマ姿を誰かに見られたりなんかしたら。
自然と腰が引けてしまうけど、へっぴり腰にはなれない。もしも気を抜けば、お尻に詰められたピンポン球が爆発してブルマが膨れあがることだろう。
「イヤなのに……イヤなのに……」
背筋をピンと伸ばして歩かされる。
まるでブルマ姿を見てくれと言わんばかりになってしまう。
「ほら、あの窓のカーテンの隙間から誰かが覗き見てる。ほら、あそこからもだ。千早は注目の的だな」
「見ないで……こんなわたし見ないで……」
口では言いながらも、千早の身体にはある変化が起きていた。
厚手の体操着の胸の部分……そこがプックリとした凝りが現れると、見てくれといわんばかりにくっきりと乳輪が浮き上がったのだ。