孔明のエルフ嫁 三国志赤壁異聞

著者: 井の中の井守

本販売日:2019/04/18

電子版配信日:2019/05/07

本定価:792円(税込)

電子版定価:792円(税込)

ISBN:978-4-8296-6463-6

シチュエーション

孔明の嫁は耳長族だった!? 蛮族と蔑
まされる黄月英にとって夫は最愛の人。
初夜から続く幸せHは永遠――と願っ
ていたのに、時代はふたりを翻弄する。
命懸けの新野逃亡から赤壁の戦いへ。
雨龍に東南の風を祈り、何度も体位を
変え中出し&絶頂に達する最強夫婦!
天才軍師とエルフが交わる新説三国志。

本編の一部を立読み

☆孔明と月英の初夜☆
「入ったぞ、月英どの……!」
「は……っ、はぐ……っ」
 つらそうな吐息が聞こえる。痛みは相当なものなのだろう。孔明は即決した。
「褥には破瓜の血も染みているはず。だから、これで終わりにしよう」
「え……?」
「生憎、妻をいたぶる趣味はないものでね」
「……ばかっ」
 月英がぽこぽこと背中を叩いてくる。
「優しくなんてしないでよ。どうしてそんなことを言うの」
「優しくしない相手から、いざという時に優しくしてもらえるとは思えないのでね」
 孔明は肉棒を引き抜こうとする。だが、それを阻むものがあった。少女の両足だった。孔明の腰を挟み込み、ガッチリ拘束している。
「やめないで。お願いだからひどくして。孔明さんのこと、憎ませてよ……」
「いや、ひどくなんてできるものか。それに憎まれるのだけは勘弁だぞ」
「痛めつけて、屈服させてよ。男ってみんなそういうものなんだって思わせてよ」
「さっきも言ったが、人それぞれだ」孔明は言った。
「凌辱を好む輩もいれば好まない輩もいる。残念だが、君は後者に嫁いでしまったらしい」
 だから離しなさい。いやです。孔明と月英は至近距離で言葉を交わす。
「言っただろう。相手をいたぶる趣味はないんだ」
「でも、はじめてってそういうものなんでしょう?」月英は言った。
「それに子供を作らないと、なんのために痛みを与えられたのか――わからなくなるじゃない」
「やれやれ」孔明は嘆息した。
「俺はどうやら、気の強い妻を迎えてしまったらしい」
 押し問答をしていてもどうにもならない。できるだけ優しくしようと心がけながら腰を引き、また押し込んでいく。
 ちょっとした動作で少女の媚肉は収縮し、肉棒を強烈に食いしめる。
 痛みが相当強いらしい。月英は眉間にしわを寄せ、つらそうに喘いでいた。
「ぐっ、それにしても至上の快楽とはこのことか……!」
 緩やかに動かしているだけなのに、腰から脳天へと快楽の電流が突き抜けてくる。
 白状すれば、この快楽に溺れてしまいそうだ。ずっと堪能していたいとさえ思ってしまう。
(男が妻を迎えたがる気持ちも、今では理解できるな)
 月英の膣孔は搾精に最適化しているらしい。肉棒にみっちりと絡みつき、間断なくうごめいている。
 ――ぬちゅっ、ぬちっ、ぐちゅっ。
 そんな卑猥な水音が結合部から響いていた。事前に愛撫していたのが功を奏したのか、潤いは充分だ。
「あっ、あああっ、なんか……へん……っ」
 そして次第に、月英にも変化が現れている。
「痛いだけじゃ……なに、これ……」
 とはいえ、初回だ。最初から絶頂できる人間はほとんどいないという。性交渉に痛み以外の要素を感じてもらえるだけで上々に違いない。
「男女の関係は、痛みだけではないということでは――うっ」
 無駄口を叩こうにも叩けなかった。ぬるぬるとぬめりながら肉棒に吸いついてくる肉ヒダが、絶えず締めつけてきているのだ。重層的な膣肉に包まれているだけで射精欲が高まってしまう。
「あっ、あああっ」
 月英が喘ぐ。
「なんだか、身体が……熱く、なって……っ」
 褥を握りしめ、柳腰をくねくねとくねらせる少女。それは悦楽から逃れるための反射的動作なのだろう。
 だが、孔明の目からしてみれば淫らな踊りでさえあった。腰がひねられることで、媚肉から肉棒へ伝えられる摩擦感も増している。
 とてもではないが、童貞が耐えられるものではなかった。
「んっ、はぁ……ああああ……っ」
 少女の鼻にかかったような喘ぎ声が引き金になった。膣肉の顫動に引き込まれるように孔明は腰を押し込む。
「あう……っ」
 亀頭の先に覚える、コリッとした触感。それを感じた瞬間、腰の奥から巨大な塊がゴッソリ抜け落ちるような快楽が走るのだった。
「お、おおお……っ!?」

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