本販売日:2017/02/17
電子版配信日:2017/03/13
本定価:748円(税込)
電子版定価:748円(税込)
ISBN:978-4-8296-6386-8
「こんな屈辱、許さない!」王妃と共
に犯され、処女を奪われる姫騎士レナ。
人知を超えた魔王に王国を滅ぼされ、
圧倒的な凌辱が美囚姫に襲いかかる!
部下の前で性奉仕。人の尊厳を捨てた
牝犬絶頂。あらゆる快感を刻まれて、
ついに姫騎士は魔の仔を孕まされる!
心も壊す〈暗黒神話〉、ここに開幕!
本編の一部を立読み
☆断頭台にかけられた部下を救うため☆
「……三回。俺を三回射精させればお前の勝ちだ。そうすれば二人を助けてやろう」
「その言葉、絶対に忘れないで……っ」
こうして話しているだけでショーンとグランの体力は確実に削られていく。
魔王に屈しなかった彼らに報いるため――その一心がレナを突き動かした。
背後から驚愕する視線に晒されながら、グリードの下穿きをずり下げた。
かすかに布の裂ける音が聞こえ、内心『ざまあみろ』と思ったが、声に出す時間さえ惜しい。
最初からこうなることを考えて興奮していた肉棒が、勢いよく解放された反動でブンブンと上下に揺れる。
間近で改めて見る男根のグロテスクさに怯むが一瞬で押し殺すと、大口を開けて迎え撃った。
これまで何度となく膣内を掻き回してきた肉の棒を口内へ収めると、ムワッとした雄の臭いが漂ってレナは眉を顰める。
(熱くて硬くて、それにこの変な臭い……それになんて大きいの、簡単に喉まで届いて……っ、でも今だけは、好きなだけ興奮してればいいわ……!)
本来であれば、触れるどころか目にすることさえ憚られる逸物。
しかも長大なそれは、喉に届いてもなおすべてを覆うことができない。
男女の営みの一環としてフェラチオの知識はあったが、好いてもいない男のモノを咥えるなど、猛烈な恥辱を禁じえなかった。
「まさか自らペニスに飛びつくとはな……部下に見られて興奮したか?」
見下ろすグリードは、わざとらしく嘲笑を浮かべた。
「くっ……」
レナは冗談じゃないと言いかけて止めた。
今はつまらない問答をしている時間はない。
逸る気持ちが羞恥や恐れを希薄にしてくれたことで、かつては姫騎士と謳われた王女の湿った唇が、赤黒い肉棒の上を滑っていく。
ただし、弄ばれるばかりだったレナが男を悦ばせるテクニックなど持ち合わせているはずもなく、がむしゃらに頭を前後に速めていく。
拙いという自覚はある。 それでも、そんな滑稽ながらも必死な様はグリードに愉悦を与え、その昂揚を表すようにビクンと男根が跳ねた。
(なんてはしたない……生殖器と同時に排泄器官でもあるペニスを舐めるなんて……誰よこんなこと考えたのは……っ)
汚物を頬張っているという屈辱感が胸いっぱいに広がっていく。
「やればできるではないか。お前は騎士よりも娼婦に向いていたかもしれんな」
(絶対に後悔させてあげる。二人を助けて、絶対に殺してあげるから!)
魔王を殺すのは現実的ではないとわかっている。 それでも、もはや一矢報いる程度では溜飲は下がらない。
是が非でも息の根を止めてやると怒りを秘めていると、どんどん口淫がスムーズになっていく。
「存外呑みこみが早いな。さすがは姫でありながら騎士になるようなお転婆だ。なかなかにはしたないが悪くない」
(ゴチャゴチャうるさい! 今のうちに好き勝手言ってればいいのよ……っ、偉そうなこと言ってるけど、ここをもうピクピク震わせてる早漏のくせにっ!)
反論したいのはやまやまだが、今気分を害されると間違いなくグリードの射精に影響してしまう。
少しでも早く止めたいレナは、喉まで迫上がってきた言葉をグッと呑みこむ。
さらに幸か不幸か、さっそく亀頭から先走り液の分泌が始まった。 それは着実にグリードを昂ぶらせて限界へ近づけつつあるということ。
レナは悔しさと不快感の入り混じった呻きを漏らしつつも、口淫を止めない。
「んっ、うぅぅ……っ」
頭を振るたびに粘液が分泌され、口内が不純物に支配されていく。
「驚いたな……どうやら浅ましい姫君の姿に、想像以上に興奮させられていたようだ」
グリードの言葉に偽りはなく、徐々に先走り液が唾液を上回る勢いで流しこまれる。
(いやっ、気持ち悪い……苦くてしょっぱくて、なんておぞましいの……興奮してるのなら、早く出しなさいよ……っ!)
溢れる粘液は自然と喉へと流れ、ネットリと絡みつく感触にレナは嫌悪感を露わにして表情を歪めた。
「いい顔だ。俺が指示しなくても率先してペニスに喰らいつく威勢と瞬発力……やはり騎士より娼婦としての才能のほうがあるのではないか?」
(どこまで私を侮辱すれば気が済むの……)
これは部下のためだと言い聞かせ、悔しさを押し殺す。 口内を埋め尽くす圧倒的な存在感に息苦しくて堪らないが、構わず頭を振り続ける。
「……そういえば、人間の中には口淫の際に放尿されて悦ぶ者もいるらしいが……お前はどちらだろうな?」
「んぐぐっ!?」
ペニスを咥えたまま全力で首を横に振ると、頭上から笑い声が聞こえた。
「くく、冗談だ」