エルフに淫紋を付ける本　シルファの快楽堕ち冒険譚

☆露出パーティで☆
　猛然と繰り出される抽送に、シルファは限界を訴えて射精をねだる。
「一秒でも早く欲しかったら、もっとマ×コを締めろ！　チ×ポをしごけ！」
「ええっ、もちろんよぉ♥　頑張っておま×こ締めるからぁ♥　膣内出し、膣内に欲しいのぉぉ♥　子宮がパンパンになるくらい、たくさん注いでぇぇえっ♥」
　絶頂を迎えたい一心で、張り詰めた肉棒を膣肉でひたすらしごき上げ、魔術師に射精を促していく。そんな熱烈なセックスも終わりが近づくにつれて、彼らも食い入るように見つめていた。
　抱えられているシルファは動きに制限を課されているものの、ざわめく周囲など構うことなく射精の瞬間を心から待ち望んで腰をくねらせる。
「くっ……安心しろ、最初からそのつもりだ！」
　貪欲なエルフの言動にニヤけながら、魔術師はいよいよ限界が間近の射精衝動を解放するために、ラストスパートをかけてきた。
「んほぉおっ！　おっ、おま×こ、もう限界なのぉ♥　私、イッちゃうっ……もうイッちゃいそうでっ、んんんぅ……早く射精ぃぃいんっ！」
　押し寄せてくる絶頂の衝撃に、シルファは限界を訴えて弾ける寸前だった。
「あぁ、出すぞっ！　子宮で余さず全部飲み込んでみせろ！」
　魔術師がトドメの一撃として突き上げた瞬間、子宮にめり込んだ亀頭から欲望を解き放つ。息を詰まらせてビクンッ、ビクンッと、大きくペニスを震わせて、濃厚な精液を存分に吐き出す。
「あぉおおおっ♥　んぃ、いひぃいいっ、膣内射精しゅごいっ……！　子宮にたっぷりと入ってるのぉ♥　み、見られてるっ、全部見られてりゅぅぅうっ！　膣内出しアクメぇぇえっ♥」
　怒濤の勢いで胎内を蹂躙する白濁液。それら膣内射精の衝撃に見悶え、思い描いた通りの快感に嬌声が迸った。
　濃厚で大量の白濁液を胎内に注ぎ込まれ、狂気して全身をのたうたせる。絶頂の悦びと、子宮内で暴れる精液の感触、そして浴びせられる熱烈な視線に、シルファはすべてを曝け出した。
　壮絶な光景にギャラリーは変態エルフの艶姿に釘付けとなり、瞬きさえ忘れて見入るばかりだった。
　やがて射精が止まり、シルファは下腹部にわずかに増した重量を感じながら、はしたない笑みを浮かべている。それでもアクメの連続に体力は限界に近く、力なく開きっぱなしの唇からは舌が垂れ下がり、汗と涙と涎でドロドロのままうっとりと全身に迸った甘美感を噛みしめていた。
「ふぅぅ……っ、何を勝手に終わった気でいる？　お前のイキっぷりを見守ってくれた周りに礼をしないか」
　半ば飛びかけていた意識を呼び戻され、シルファは彼にもたれかかりながら緩慢な動きで周囲へ顔を向ける。
「ふぁい……み、みんなぁ……楽しんでくれたかしらぁぁ……？　あはぁ、おち×ぽが大しゅきな、みっともないエルフ穴を見てくれて、ありがとぉぉ……♥　さしゅがにもぉ、体に力が入らないのぉ……♥」
　シルファは恍惚とした表情を浮かべ、ギャラリーに向けて両手でピースサインを作ってみせると、膣内の許容量を超えた精液が結合部の隙間からゴポッと溢れ出した。
　みっともなく無様なアヘ顔を披露するエルフに、見惚れていた露出狂たちが沸き立つ。まるで何かに取り憑かれたように熱狂し、拍手喝采が巻き起こった。
　彼らの憧憬の念を一身に集めたシルファは、本人の与り知らぬところで伝説の痴女エルフとして長らく後世に語り継がれることになるのだった。
（……あれ？　そういえば私、どうしてこんなことをしていたんだっけ……？）
　目まぐるしく押し寄せる快楽の濁流に呑み込まれ、いつしかセックスのことしか考えられなくなっており「本来は別の目的があったはずでは？」程度にぼんやりとしか思い出せなかった。
　しかしシルファに焦りはなかった。
（なんだかんだで抜け目のないあの男のことだもの、なんとかしてくれるわ……）
　やがてこれまで蓄積していた疲労感に抗えず、シルファは意識を繋ぎ止めておくことができなかった。