本販売日:1987/04/23
電子版配信日:2012/05/25
本定価:535円(税込)
電子版定価:660円(税込)
ISBN:978-4-8296-0125-9
従姉の豊かな肉丘の狭間から漂う
魔性の香りが、亜紀彦を誘う……
初めて知った素晴らしい性の快楽に、
若い牡の本能は狂い立ち、やがて、
神々しいまでに美しく優しい、
継母・志津絵の貞操へとのびていく!
しづえ(40歳)義母
えつこ(20歳)姉
えりか(11歳)妹
なおこ(27歳)その他
本編の一部を立読み
「まあ、元気ね。やっぱり若いわ」
志津絵が感嘆の声をあげる。その声に美少年は励まされた。
「お母さん……」
ベッドに近づくと下から迎えるように腕が伸び、彼の首を抱くようにして引き寄せた。
「キスして」
亜紀彦は母親の魅惑的な体臭に包まれながら、ブランデーの混じった甘い唾液を呑んだ。
「ね、おっぱい吸わせて……」
やがて甘える声でねだる亜紀彦に、
「いいわ、お母さんのおっぱい、思う存分吸って……」
従姉の悦子よりさらに豊満で、とろけるように柔らかく、それでいて奥に張りつめた弾力を秘めた白い半球に亜紀彦は顔を埋めた。アカネ色に充血した乳首は彼の唇に吸われ、さらにぼってりと膨張する。
「あ、あー……ン。もっと吸って……」
十六歳の少年に乳房を揉まれ乳首を痛いほどに吸われる四十歳のおんなは、喘ぐように言いつつ手を少年の股間にのばす。亜紀彦の怒張しきっている肉茎はしなやかな指によって揉みしだかれた。先端からはもうトロトロと透明な涎が溢れている。
「ああ、こんなに逞しい……。素敵だわ、亜紀彦さん……。ね、ちょうだい……」
「うん」
亜紀彦は継母の燃えるように熱い肌から、赤いナイロンの布片をひきむしるようにして脱がせた。濃い恥毛の底から、高価な香水とミックスした理性を痺れさせるような雌花の匂いがむうっと立ちのぼる。
「お母さん……」
下肢を割って腰を入れようとすると、
「待って……」
ふいに継母が制した。ベッドサイドの小机からコンドームの袋をとりあげる。
「ごめんなさい。いま、安全じゃないの。これ使って……」
亜紀彦の怒張しきった器官は薄いゴムで覆われた。
「いいわ。さあ、来て……」
亜紀彦は年上の女の手に導かれ、蜜を溢れさせるおんなの花を貫いた。
「あ、あっ……! 亜紀彦さん……。あー」
あられもない悩乱の声を張りあげ、志津絵は年下の少年にしがみついてきた。
「お母さん……、すごい……」
複雑にして精妙な肉襞がからみついてくる。締めつけるかと思えばやわらぎ、また食いついてくる独立した生きもののような性愛器官。亜紀彦はたちまち快美感覚の嵐の中で翻弄された──。