姉と弟・畸形な関係

著者: 館淳一

本販売日:1989/03/23

電子版配信日:2012/06/15

本定価:535円(税込)

電子版定価:660円(税込)

ISBN:978-4-8296-0243-0

しなやかな指が肉柱を支え、

秘唇にあてがうなり腰を沈めていく。

剛直がぬめやかで熱い膜に包まれた。

犯されるように迎える実姉との初体験!

「あなたは一生、私の奴隷。いいわね」

弟の上で蠢動する姉は、獣そのものだった……

登場人物

れいこ(20歳)年上女(若)

よしみ(20歳)女子大生

たえ(20歳)女子大生

ゆきえ(38歳)未亡人

きみこ(27歳)人妻

本編の一部を立読み

マゾヒストを責め嬲るためのベッドである。四隅に鉄製の柱が取り付けられていて、被虐者が磔にできるようになっており、全裸の美少年は仰向けに横たえられ、両手両足を拡げた形でベッドにくくりつけられた。

「気つけ薬をあげようか」

サド性向の美しい娘が手にレモンを持ってきた。ナイフですっぽりと輪切りにする。

ぎゅっと絞ると新鮮な香りのレモン汁が敬の下腹部にしたたり落ちた。

「あっ、あっ!」

被虐願望の少年の体がのけぞり悶えた。

手荒に茂みを刈りとられたために、肉茎や下袋の周囲には無数の微細な傷が付けられている。レモンの酸っぱい汁が、その傷口を激しく刺激したのだ。

「ふふ、効くみたいね。ぐったりしてたのがしゃんとなってきた」

愉快そうに笑うれい子だ。さらに何滴もの汁をふりかけ、なすりつけると敬の口からは呻きが絞りだされる。わなわなと震える太腿。だが、少年は真からマゾヒストなのだ。そうやって無数の針を突き立てられるような苦痛と痒熱感に堪える時、ちぢこまっていた牡の器官は充血をはじめ、また膨張してゆく。

「二度出したのに、もうこんなに……。ケイおまえは本当に虐められるのが好きなのね」

自分もベッドの上にのぼり、逆向きの形に敬の裸身に跨るれい子は、もうガーターベルトもストッキングも脱ぎ捨てて半身は剥きだしだ。しかし乳首を隠さない黒いブラジャーだけはまだ身につけていて、それが何とも言えずエロティックだ。

「お姉さんのオシッコを一滴もこぼさずに飲んだごほうびよ。さあ、お尻の穴を舐めさせてあげる……」

白桃のようなふくよかで弾力に満ちた肉球を双つに割り裂く谷をさらに割り展げて、敬の顔の上にセピア色がかった菊襞の肉孔が迫ってきた。

「う、うれしい。お姉さま……」

縛られた体をもたげるようにして、暖かい肉塊を迎える少年は、たまらず舌を差しのべる。チロチロと褐色味を帯びた肉の蕾を舐める。ひくりと蕾が反応すると唇を開いてしゃぶりつき、重量感とともにシーツに押しつける圧力に堪え、無我夢中で舐め、吸い、あわよくば排泄用の小孔の関門を押し拡げて内側の粘膜まで舌を届かせようとするのだ。

「どう、おいしい? お姉さんのアヌス……」

ぐいと重みをかけて敬の顔を押しつぶすようにすると、息もつまるような苦しさに少年の体がわななく。しかし、くぐもった返事が歓喜を伝えるのだ。

「上手よ、ケイ。その調子。お姉さん感じちゃうわ」

確かに、アヌスはれい子の重要な性感帯の一つで、そこを念入りに舐め、しゃぶられると彼女の乳首はぴんと尖りだし、桃色の秘膜の奥からかぐわしい蜜がとろりと溢れてくるのだ。

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