両手両足を縛られ、目隠しをされた全裸の姉。
サディストと化した弟が標的にしていただけに、
美貌も、柔肌も、肢体も最高の生贄だ。
そんな亮子を監禁し、調教する───
その第一弾が、弟の剛直による破瓜の儀式だった。
りょうこ(23歳)姉
ゆかり(19歳)その他
えりか(23歳)OL
まさえ(32歳)未亡人
本編の一部を立読み
「童貞なの、秀人は?」
「う……、姉さん、大胆なことを口にするんだね……。そうだよ」
「ふーん、それで、オナニーする時はこうやって女を苛めてるところを想像してるの?」
秀人も腹をくくったようだ。
「そうだよ。姉さんみたいなセーラー服を着た少女をね……」
姉が弟を見る目つきが、いっそう挑発的になった。
「だったら、私を縛ってみたら?」
「そんな……、ぼくたちきょうだいなんだよ」
「かまわないでしょ? 私は縛られて虐められたい、キミは縛って虐めたい。そんな妄想に悶えて一つ屋根の下で悶々としている方がなんかヘンだわ」
「大胆なこと言うなあ、姉さん……」
弟は姉を見直すような表情になった。さすがに亮子の頬も上気している。
「そりゃあ、私だってこんな提案するの恥ずかしいし、決心も必要だったけど、縛られたりするだけなら構わないじゃない? セックスするとか、そういうんじゃなければ……。パンティを脱がさないという条件だったら、何でもしていいわ」
「でも、ぼくは縛ったことがないから、うまくないよ」
「うふ。私の方が先輩なわけね。じゃ、教えてあげる」
かねてから考えていたに違いない。亮子は荷作り用の麻縄の束をとり出した。
「さあ、縛って。最初はこの写真みたいに……」
憑かれたような表情になって弟は立ち上がり、縄を手にした。
正座した亮子を、まず後ろ手に縛り、防虫剤の匂いのするセーラー服の上から縄を回してかけた。姉の髪の匂い、肌の匂いがいつになく刺激的で、秀人の股間はもう隆起している。
「そうね、胸の上からかけて、それからもう一度、下からおっぱいを絞りあげるみたいに。そう……、そこで縄が緩まないようにギュッと持ち上げて……。あ……」
強い力がかかって腕が持ちあげられ、不自由な姿勢を強制された姉が呻いた。
「ごめん。痛かった?」
「ううん、いいの。それぐらい力をかけないと緩んじゃうよ」
キッチリと緊縛し終えると、秀人は一歩下がって作品を眺める芸術家のように目を細め、
「すてきだ、姉さん……」
かすれた声を絞り出した。
「そう……? 恥ずかしいけど嬉しい……。ねえ、写真を撮って」
「いいよ」
弟はカメラを構え、何度かシャッターを切った。ストロボライトを浴びるたび、姉の顔が上気し、陶然とした色が濃くなる。
膝を崩させて横倒しにする。紺の襞スカートがめくれて丸い膝、白い腿がはだけた。