「綺麗なオッパイを見せろ。パンティを脱げ……」
正体不明な男からの理不尽な電話、淫らな命令に、
人妻玲子の体内を被虐の血が駆けめぐる。
恥ずかしい姿を見られたい。恥ずかしいことをしたい。
もう一人の自分に操られ、玲子は背徳に溺れゆく。
れいこ(28歳)人妻
本編の一部を立読み
玲子はペニスをしゃぶりながら、隣家の様子を見た。荒井さんの奥さんの横顔が見えた。気づいていない。しかし、ほんのちょっとこちらに注意を向ければ、自分たちの恥ずかしい行為は丸見えなのだと思うと、玲子の全身はカアッと燃えあがった。
夫がいる身でありながら男とこんな卑猥な行為をしていることを知ったら、奥さんはいったいどう思うだろうか?……
本郷が玲子の口のなかを犯している。たまらなくなって、どんどん突いてくるのだ。口のなかがいっぱいになっている。ペニスがどんどん硬く大きくなっているように感じた。
チュバチュバと淫らな音をたてて、玲子の朱唇が動く。玲子は隣家の主婦の姿を横目で見ながら、本郷の一物をしゃぶりつづけた。
本郷は立ったまま、片脚をひろげたままの玲子の股間に差し入れた。フェラチオさせながら足の指で玲子の恥部を触りはじめた。
「あうっ……いやん」
思わず玲子はペニスから顔を離してあえいだ。
「つづけるんだ……つづけないと、その姿のまま外へおっぽり出すぞ」
玲子は奴隷のように、再びペニスを咥えた。
「そうだ。上手く舐めないと、そこの窓からほっぽり出すからな。パンティもはかないで外をほっつき歩いていたって、言いふらしてやるからな」
口を犯され、恥部を足の指で嬲られて、玲子は息もたえだえであった。なんとかして、なんとかして……と心のなかで叫びつづけていた。
自分が感じていると思えば思うほど、玲子は理性が失われていくのがわかった。もっとひどいことして欲しい……と思った。
隣家の庭に玲子は眼をやった。水音がやんでいた。荒井さんの奥さんがこちらを見ていた。玲子は全身に冷水を浴びたような恐怖心と混乱に襲われた。
見ている!! 見られている!!……
心のなかで叫びながら、玲子は本郷の身体を引き寄せた。本能的に顔を隠そうとしたのだ。
口をあんぐりと開けて、主婦はこちらを見たかと思うと、見てはならないものを見てしまったというように、あわてて姿を消した。
わかったのだろうか? 私だということがわかったのだろうか?……本郷が全裸で立っているのは丸見えだったはずだ。そして私が男のペニスを咥えているのは、どこまで見えたのだろうか?……
「見られちゃったな……ふふ、あのおばさんに見られちゃったぜ」
本郷も目撃されたことに気づいていた。
「もう奥さん、明日から外を歩けないよ。川久保さんの奥さん、あの大学生と変なことしてたわよって……ふふ、言いふらされちゃったりしてさ……あのおばさん、おしゃべりだからな。きっと言うぞ」