母娘・淫蝕の罠

著者: 海堂剛

本販売日:1991/03/23

本定価:535円(税込)

ISBN:978-4-8296-0364-2

シチュエーション

「ほら、ちゃんと咥えろ! 娘に教えてやれ!」

娘の眼前でフェラチオを強制される母、良枝。

美香、淫らなお母さんを許して! 見ないで!……

心の内で叫びつつも、男の愛奴となった心と体は、

恥辱や屈辱さえ快感に変えてしまう。

男の目的が母娘の体、財産にあるとも知らずに……。

登場人物

くみ 人妻

よしえ(37歳)人妻

みか 女子学生

本編の一部を立読み

「美香、こっちへおいで」

有賀が手招くと、美香は固い表情のままでそばに寄ってきた。

「さあ、ここに座って、ママがやっていたことのつづきをやるんだ」

美香は黙ってうなずき、有賀の開いた両脚の間に座った。

「な、何するの!? 有賀さん!?」

良枝が大声をあげた。

「何って、フェラチオに決まってるだろ」

「そ、そんな……どうして美香にそんなことを!?」

「そう目くじら立てることはないさ。今日が初めてってわけじゃないんだから」

「えっ!? ど、どういうことなの!?」

驚きと疑惑の入り混じった目で、良枝は有賀と美香を見較べている。

わざとらしく良枝を無視するように、美香は有賀の肉棒の根元を握って唇を近づけた。いったん中断していたにもかかわらず、太幹は依然として硬度を保ったままだ。有賀の精力がずば抜けている証しである。

「よしなさい、美香!」

有賀から引き離そうと、良枝は美香の肩をつかんだ。

「うるさいわよ!」

叫びながら体を振って、母の手を振りほどく美香。そのはずみで良枝が床に転がった。

「ママにわたしを説教する権利なんてないでしょ」

憎しみのこもった目で睨む娘の美香。

「楽しい気分に浸ろうって時に、騒々しいことはやめてくれよな」

有賀が軽く舌打ちをして立ちあがった。ポケットからいつも持ち歩いている細いロープを取りだして、母親の良枝を押さえつけ、両手を後ろ手に縛りあげる。あまった縄尻をのばして両足首も縛り、床に転がした。

「ママはしばらく、そこで見学してな」

有賀がソファに浅く座り直すと、美香は改めて肉棒の根元を握り、先端をペロペロと舐めはじめた。

「うん、この前よりうまくなったじゃないか」

満足そうにうなずく有賀。

しばらく舐めたりしゃぶったりした後で、美香は根元まで深々と勃起を咥えこんだ。

「うぐぐっ……」

小さめの口にはきつい奉仕なのだろう。苦しげに眉根を寄せて唇でしごく。良枝の執拗な愛撫と較べれば、唇や舌の使い方はまだまだぎごちないが、しかし新鮮さは格別である。

中年男たちが憧れる濃紺に白いリボンのセーラー服姿の女子高生が、自分の足下にひざまずいて、肉棒を苦しげに咥えているのだ。そのシーンを見おろしているだけで、興奮度はいやがうえにも昂ってくる。

なんてことなの。有賀さんと娘の美香がそんな関係にあるなんて……。

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