姉と弟 禁蝕の血淫㊦

飼育篇

著者: 館淳一

本販売日:1991/05/23

本定価:535円(税込)

ISBN:978-4-8296-0372-7

エロティックな下着をまとったドミナ・晶子

欧亜混血の美女、魅矢子・ローラン

理知的な美貌の女検事・麗子

官能的でフェティッシュな肉体に、

男たちは群がる───

館 淳一の調教アブワールド完結篇!!

登場人物

あきこ(22歳)姉

みやこ(30歳)年上女(熟)

れいこ その他

ようこ その他

なつき(20歳)その他

本編の一部を立読み

思わず賞賛の声をあげ恍惚の表情を浮かべ、濃密に繁茂した漆黒の叢に顔を埋めようとする冬紀は、その段階で必ず叱責される。とろとろと透明に近い蜜液を溢れさせている泉にたどりつくまで、彼の舌はまだ遠回りをさせられる。俯せになった姉の、丸出しの丸い臀部を縦に走る谷間に顔を埋め、その奥でひっそりと息づくセピア色した肉の花弁を、その襞と襞の間をくまなく舌で清めなければならない。

「あー……」

晶子の美麗な裸身がうねり、背筋が反り返る。

彼女の肛門を舌で舐めさせるのは、奴隷客にも許していない。冬紀だけが禁断の花襞に接吻することを許されているのだ。美青年の昂奮は一段と増し、彼のサポーターは尿道から溢れたカウパー腺液でねとねとに濡れそぼっている。

「よし、最後のご奉仕よ」

晶子は仰臥し、片脚を床に、片脚をソファの背もたれの上に載せる姿勢をとった。そうすると太腿は広い角度で割り拡げられ、秘部は完全に露呈される。

「おお」

青年は喜悦の叫びをあげ、震える手でぼってり充血して膨張した秘唇を拡げ、蜜液で濡れそぼった珊瑚色の粘膜の奥に熱烈な接吻を浴びせる。

「あ、あっ。うー……っ! 冬紀!」

ヒップを持ち上げ、腿と腿で弟の顔を挟みつけるようにした姉の秘唇から驚くほどの愛液が溢れた。弟は狂おしく喘ぎながら甘いとろりとした蜜液を一滴残さず舐め啜ってゆく。

「あっ、おお、おおお……」

魅矢子ほどの肥大ではないが、黒い繁みの外にまで突起してきた秘核は小指の先端ほどに膨張している。それを巧みに舌先で刺激されねぶられて、晶子は目のくらむような快美感にあられもないよがり声をあげてしまう。

数分後、弟を窒息させかねないほど緊く腿を締めつけながら、晶子は汗みずくの裸身を激しくうち顫わせて絶頂した。

──褒美として尿をたっぷり呑ませてやった後、冬紀を四つん這いにさせて鞭を数打浴びせると、この真性マゾ青年は、

「お、おおおうっ!」

狂おしく吠えながら腰を打ち揺すり、サポーターの下でおびただしい精液を迸らせた。

いつかは弟の冬紀にうち跨がって彼を犯してやろうと思っているが、まだそこまで踏みきれない。

「ふうっ……」

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