姉弟相姦 恥虐の奴隷市場

著者: 館淳一

本販売日:1994/10/23

電子版配信日:2010/07/23

本定価:535円(税込)

電子版定価:660円(税込)

ISBN:978-4-8296-0584-4

セーラー服姿でステージに横たわる美少女・ふみ恵

姉さん!? なぜ姉さんがこんなところに!?……

仮面の下、弟は衝撃を受けたが、高ぶりが理性を奪う。

憧れの姉はあまりにも美しく、悩ましく可憐すぎた。

相姦ショー――野獣と化した弟は衆人環視のなか、

美姉に飛びかかり、着衣をむしり取った!

登場人物

ふみえ(20歳)姉

りさ(24歳)その他

えつこ(21歳)その他

本編の一部を立読み

「みごとなお尻。丸くて白くてツヤツヤで……つき立てのお餅みたいにふっくら。これは叩きがいがあるわね」

嬉しそうな声で感想を口にした靖子。指先でスウッと臀丘を撫でた。最初の鑿を打つ前に彫刻家が素材を点検するときのように。

(いやっ)

ビクンとお尻をよじった途端、

ヒュッ。

いきなり空気が裂けた。

バシン!

衝撃を受けるのと残酷な音がたつのと同時だった。

一瞬遅れて苦痛が爆発した。

「あーっ!」

思わず悲鳴をあげてのけ反ったふみ恵。梨紗が部下の首根っこと腕を押さえつける。

バシッ!

「ヒーッ」

「反省するのね。これなら骨身にしみるでしょ?」

ふみ恵には見ることができなかったが、美しい熟女の顔は紅潮し、目はキラキラ輝いている。靖子は若く魅力的な娘をこうやって折檻するのが楽しいのだ。

両方の臀丘が公平に真っ赤に染まるよう、計算されてパドルは打ちおろされた。

ハイヒールを履いた脚がガクガクして、ふみ恵は膝が崩れるのを支えるのがやっとだった。子供の頃に感じた、焼けるようなあの感覚が戻ってきた。

「あっ、あっ、あーっ!」

叩かれるたびに自然に悲鳴がほとばしった。涙がドッと溢れて頬を濡らす。

何発目かわからなくなったときは肘から力が抜けて、顔を出窓の天板に押しつけてしまった。容赦のない打撃はあと数回つづき、ようやく終わった。

「うーっ、うっ、うう……」

泣きじゃくりながらふみ恵は無意識に手を臀部にやろうとする。

「触るんじゃないの! 姿勢はそのまま」

靖子の声が鞭のように赤く腫れあがった肌に飛んだ。

「開店前のミーティングがはじまるから、私とパーサーは出ていきます。あなたはそんなお尻でお客さまの前に出られるわけがないから、今日はお店のほうに出なくてもいい。このお部屋で反省していなさい。これから反省のポーズを教えるわ。こっちを向いて」

ふみ恵は体を起こし、おずおずと向き直り、涙でぐしょぐしょの顔を靖子に見せた。Tバックショーツも網タイツも膝まで引きおろされたままのみじめな姿だ。どうしても両手は股間の秘毛の部分を覆ってしまう。

「罰を受けたあとは、反省と待機のポーズをとりなさい。両手を頭の後ろで組んで、床に膝をつけるの。股を開くようにしてね。そう……」

悦子がとらされたポーズだ。ふみ恵はすすり泣きながら命令に従った。

正面の壁に貼られた大きな鏡の中に、自分のみじめな姿が映っている。それが目に飛びこんできたとき、ふみ恵はカーッと全身が熱くなるのを自覚するほど、激しい羞恥に襲われた。

「そうやって、待っているのよ。私か梨紗が戻ってきたとき、その姿勢を保っていなかったら、もっとひどいお仕置きが待っています」

そう言い捨てて、靖子は梨紗を従えて部屋を出ていった。

(ああ、なんてみじめなの?……こんなふうに恥ずかしいところをまるだしにして、鏡の前でジッとしているなんて……)

ふみ恵は、しばらくの間、鏡の中の自分をなかなか見ることができず、唇を噛み締めて俯いていた。膝で立ち、両手を頭の後ろで組んだ姿勢を保つことは、けっこう難しい。腕がだるくなってきた。おそらく二十回ぐらいパドルで叩かれた臀部は、カーッと焼けるようだ。そのヒリヒリした感覚をふみ恵が味わうのは、小学生一、二年生の頃以来のことである。

(あーっ、なんかヘン……)

無意識にふみ恵は腰をうち揺すっていた。臀部で沸騰している灼熱感に耐えているせいだと思ったが、そうではなかった。

子宮が疼いているのだ。

(うわ、濡れてる)

内腿を温かいものが伝った。突然の生理出血かと驚いて手で鼠蹊部を拭った。血ではなかった。尿でもない。膣から溢れてきたのは愛液だった。

(どうして……悦子さんと同じじゃないの!?)

ふみ恵は動転してしまった。

その時、ドアが開いた。あわてて待機のポーズに戻る。入ってきたのは梨紗だった。

「ほら、崩れているよ。顎を引いて、胸を突きだしてヒップは少し引くの。股はもっと開いて、爪先と爪先を合わせるように……」

梨紗に指示されたとおりにすると、体が安定した。

パーサーバニーの制服を着た梨紗は、部下の背後に立って赤く腫れた臀部を眺めおろした。

「だいぶ赤くなってるけど、これは軽いほうよ。今度からは気をつけるのね」

彼女の口調は靖子のより穏やかだ。

「はい……」

グスグス鼻を鳴らしながら、ふみ恵はうなずいた。一刻も早く解放してほしかった。ポーズをとるのも辛いが、秘部が濡れているのを見られるのがたまらない。

だが、梨紗はちゃんと見ていたのだ。

「けっこう感じたみたいね」

ふみ恵の全身が桜色に染まった。恥ずかしさのあまり、また新たな涙が溢れてきた。

「泣くことはないわよ」

ゆっくり部下の体の周囲をまわりながら、梨紗は言った。

「叩かれたバニーのほとんどが濡れるわ。私もこの店がオープンした当時は、ゼネラルマネージャーにずいぶん罰を受けたけど、濡れたわよ。恥ずかしがることはないの。私たちの体はそういうふうにできているんだから……」

靖子とはずいぶん違う接し方だということに気がついた。

「さて……と」

梨紗は靖子のデスクのゆったりしたエグゼクティブ用肘掛け椅子に腰を下ろした。クルリと真横を向き、ふみ恵に呼びかけた。

「その姿勢のまま、ここまでいらっしゃい」

「…………」

ふみ恵は膝で歩いて、梨紗の組んだ脚の前まで寄った。

「そのままのポーズでいるのよ。両手に手錠をかけられていると思うのね。ポーズを崩したら本当に手錠をかけちゃうわよ」

そう言って、梨紗は組んだ脚をほどいて、体を前に屈め、ふみ恵の顔に自分の顔を近づけてきた。熟した女体で温められたポワゾンの芳香が鼻を擽る。

「これから尋問するわ。私はあなたの監督責任者で、あなたが不始末をしたということは私の責任になるの。あとで私も、ゼネラルマネージャーにお仕置きされるのよ」

ふみ恵はハッとした。自分の規則違反が梨紗をも巻きこむことになるとは思ってもみなかった。

「申し訳ありません、パーサー!……」

悲痛な声で謝った。

「今ごろ謝っても遅いわよ」

梨紗は苦笑した。

「しかしね、責任者として聞いておきたいの。嶋田悠美に誘われてホイホイと部屋に行ったのはどうして? 彼女、レズの気があるって知らなかった?」

「いえ……あの人の口から聞かされるまでは……」

「で、抱かれたのね?」

靖子が全然尋ねようとしなかった昨夜の出来事を、梨紗は知りたがった。監督責任者としては当然のことだろうが。

「あっ、はい……」

赤くなりながら、ふみ恵はうなずいた。

「バージンは奪われたの?」

「いえ」

「そんなバカな。レズのタチにとって、バージン子猫ちゃんはご馳走よ。ご馳走を食べなかったなんて信じられないわ」

梨紗は首を横に振ってみせた。それから身を乗りだし、

「じゃ、昨夜、嶋田悠美とどういうことがあったのか、全部話してちょうだい」

勤務時間外のことだ。いくら上司であっても、プライバシーに関わる問題を告白する義務はない。もし梨紗が高圧的な態度で質問してきたら、いくらふみ恵でも抵抗しただろう。だが梨紗の態度はもの柔らかで、ふみ恵を咎めるというより親身になって相談にのるとういう感じだった。

自分のことで梨紗が靖子に罰せられる--と聞かされたことも影響した。その後ろめたさもあって、ふみ恵はスラスラと昨夜の悠美とのことを打ち明けた。

だまされて睡眠薬入りのコーラを飲まされてしまったこと。

裸にされ、両手の自由を奪われ、一方的に愛撫され玩弄されたこと。

悠美が舌を使ってふみ恵に最初のオルガスムスを与えてくれたこと。

今度は悠美がふみ恵の顔の上にまたがり、自分の秘部に口で奉仕するよう要求されたこと。ふみ恵は潮の香りのする悠美の粘膜に舌を使い、指示する通りに奉仕した。大量の甘い愛液をふみ恵の口に放出して、悠美はオルガスムスに達した。

その後、ふみ恵は両手を括られていたバスローブの腰紐をほどいてもらった。

シャワーで互いの体を洗い合った後で全裸でベッドに横たわり、抱き合って狂おしく接吻を交わし、互いの肉体をまさぐり合った。

だが、ふみ恵の処女を確認してからの悠美は、それを奪うことに固執しなかった。指を使えば破瓜は簡単なのだが。ふみ恵のほうは激しく昻奮させられたこともあり、もし悠美がそうしたかったら、処女を捧げてもいいとは思っていたのだが--。

「ふーん、結局、指と口だけでイカされたのね?」

「はい」

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