引き裂かれたレオタード

著者: 小菅薫

本販売日:1996/03/23

本定価:535円(税込)

ISBN:978-4-8296-0684-1

汗に濡れたレオタードが美奈子の乳房をくっきりと

浮き彫りにし、割れ目を、白いお尻を露わにする。

「もっと脚を開け。もっとだ!」

憧れの先生の怒声が飛ぶ。厳しくも淫らな眼が光る。

女子高生の甘香が溢れる校内で、新入生の美奈子は、

処女を奪われ、日ごとに美しい女へと変身していく……

登場人物

みなこ 女子学生

けいこ(18歳)女子学生

まりこ 女教師

えみ その他

まみ 女子学生

本編の一部を立読み

「いっ、痛い!」

風間が、美奈子の持ちあげた脚をさらに彼女の頭上まで引っぱりあげたのだ。ラインダンスかチアリーダーのように股間を丸出しにするのは、やはり恥ずかしかった。すでに美奈子の白いレオタードは汗でしとどに濡れて、下にはいている薄いスキャンティまで外から見えるほどである。一八〇度も脚を開けば、当然のことながらレオタードは伸びきって、お尻の布は割れ目にくいこんでくる。小さいながらプリンとした弾力のある白いヒップが、半分は丸出しになってしまう。

汗に濡れたレオタードが肌に密着して、動きにくいったらないわ……あっ、また風間先生の指が内腿に当たった。あんっ、そんなにグリグリしなくても……いけない! このままいったら、変な気分になりそうだわ……あっ、今度はオッパイに触った。ブラジャーを下に着けてるっていっても、極薄の生地でできてるから、乳首が見えるかもしれない。汗に濡れて……ああん……割れ目に触った! あっ、ウエストも……だめだったら……そのくびれたところ、感じちゃうじゃない……先生、やめて下さい……。

次に美奈子は、床に座らせられると、上半身の屈伸運動に移った。

またもや股をひろげて上体を交互に伸ばすのだ。前方、斜め、後方と、風間の乱暴とも思えるサポートで、美奈子は骨がはずれるのではないかと苦痛に耐えながら思った。

すでに美奈子は、自分でも制御できない状態になっていることに気づいていた。極限まで体力を使った後、妙に肉体が軽くなり、精神的にカラッポの状態になることがある。言ってみれば、フワフワと宙空に漂っている至福の状態に近くなっていた。自分自身の肉体が、勝手に一人歩きをしている。それを別のところから別の自分が見ている。そんな気分だった。

美奈子は濡れはじめていた。筋肉でゴツゴツした風間の手や指、ジャージに包まれた男らしい肉体が、薄いレオタードを通して感じられる時、ときめきや胸騒ぎを越えて、一種の快感と呼んでもいいものを感じていた。

ポニーテールにまとめた汗ばんだ首すじに煙草くさい風間の息がかかると、背筋から一気にゾクゾクするような電流が、美奈子の身体を駆け抜けた。風間の指は、力強く、的確に、まるで性感マッサージのようにツボを心得て、美奈子の肉体に攻めこんできた。脇腹を、内腿を、頸筋を、時には繊細な指のリズムで乳首を軽やかに刺激したかと思うと、大胆に恥骨を撫で、クルリとヒップの割れ目に侵入したりするのである。

もう、やめて下さい。先生の手でそんなにいじられると、おかしくなっちゃう……あっ、大事なところに先生の指が!……いやだ! あたしが濡らしているのがわかっちゃう! だめよ……。

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