美姉妹・奴隷生活

著者: 杉村春也

本販売日:1996/06/10

電子版配信日:2009/09/11

本定価:1,016円(税込)

電子版定価:1,210円(税込)

ISBN:978-4-8296-3130-0

父と夫を失い巨額の負債を抱えたバレリーナの洋子が債権者の甘言に交わした契約は、美姉妹にとって、「奴隷契約」そのものだった。自分はどうでもいい、妹だけは助けたい、その一心で洋子は悪魔のごとき調教を受ける。緊縛、浣腸、路上ストリップ、アナル輪姦……想像も絶する辱しめに耐える姉の知らないところで妹の肉飼育も着々と進む。そして全ての真実が公けになった時、27歳と19歳の美姉妹はM姉妹へと……

登場人物

ようこ(27歳)姉

なほこ(19歳)妹

まや(29歳)その他

いよ 女子学生

ひとみ(18歳)女子大生

本編の一部を立読み

上映中の映画館で素っ裸にされた上、両手は肘掛けに縛りつけられ、どこの誰とも知らない痴漢に大股開きの秘奥や無防備の乳房をいいように弄ばれている……言語に絶するそんな恥ずかしさや惨めさを意識すると、昨日からの休む間もない調教で存分に被虐の官能を刻みこまれた二十六歳の成熟した女体は、意志を無視して勝手な反応を示し、溢れる花蜜を抑えようもないのだ。

淫らな音楽を奏でる棚橋に呼応して、吉沢も、ふくよかな乳房の頂点にツンと尖った乳首を指の腹で転がし、もう一方の手で上気した洋子の美貌を引き寄せながら、卑猥な口調で囁いた。

「乳首もピンピンにおっ立ってるよ。あのお上品なプリマが、こんなに助平な女とは思わなかったね。舌を吸ってやるから、口を開けな」

吉沢に唇を重ねられた洋子は、もう後ろの観客を気にする余裕もなく、花のような唇を開いて侵入してくる舌に自分の舌を絡ませた。濡れそぼった股間に顔を伏せた棚橋が、可憐な木の芽を剥きあげて口に含むと、たおやかな裸身がピクンとのけぞる。

吉沢に塞がれた口から、その時を告げるくぐもった痴声をもらしながら洋子が昇りつめたのは、それからまもなくのことだった。

うっとりと目を閉じて余韻の痙攣に浸っている洋子は、いつのまにか肘掛けに縛られた手の縄を解かれているのにも気づかなかった。

「いつごろまでいい気になっているんだ。電気がつくぞ」

「ブラウスだけでも着といたほうがいいな」

声をかけられて気がつくと、スクリーンにエンドマークが出ているところであった。あわてた洋子が渡されたブラウスに袖を通している間に、スクリーンは消えて、場内が明るくなった。

「ブラウスのボタンはかけるなよ。手は肘掛けにのせて、オッパイもあそこも丸出しにしておくんだ。露出狂としては、明るいほうがスリルがあって興奮するだろう」

棚橋に命じられた洋子は、官能の余韻も吹っ飛ぶ思いに青ざめた。

「そ、そんな……人に見られたら困ります。お願いですから、休憩中だけでも恥ずかしいところを隠させてください」

ワナワナと唇を震わせる半裸の洋子を楽しそうに眺めながら、男たちが言った。

「俺たちが見張っててやるから、心配はいらんよ。誰か近づいてきたらスカートを渡してやるから、お毛々の上に乗せて隠せばいいさ」

「言うことを聞かなきゃ、俺たちは先に帰るぜ。このスカートは忘れ物だと事務所に届けておくから、後で取りに行くんだな」

スカートを入れたビニール袋をかかえてひとりが立ちあがりかけるのを見ては、洋子も観念せざるを得なかった。

「か、帰らないで! 言うことを聞きますから……」

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