人妻・十九歳

著者: 杉村春也

本販売日:1987/02/23

電子版配信日:2012/06/01

本定価:535円(税込)

電子版定価:660円(税込)

ISBN:978-4-8296-0111-2

美貌ゆえに薄幸の運命に弄ばれる、てる美は19歳。

淑やかな肉体に魅せられた男たちの欲望が

まぶしい雪白の若々しい肌を汚す。

朱い唇から目覚めはじめた愉悦の喘ぎが洩れるとき、

男たちの獣欲と肉器官が淫らにスパークする。

群がる男の淫戯に、19歳の人妻の裸身が痙攣する。

登場人物

てるみ(19歳)人妻

かずみ(31歳)人妻

さよこ(18歳)女子大生

本編の一部を立読み

美しい奴隷妻が、涙に濡れた可憐なおチョボ口を開くと、順一はまた放水を開始した。哀れな奴隷妻は、なだらかなのどを上下させて口中に注がれる汚辱の聖水を、屈辱の涙と共に飲み干した。時折り狙いがそれて、まだあどけなさを残す典雅な美貌が、瞬く間に汚辱にまみれて行った。

「こんなのは、仕置のうちに入らんぞ!」

腰を振ってしずくを振りきった順一は、ボストンバッグから鞭と数個のイチヂク浣腸を取り出して来た。

「四つんばいになってケツを持ち上げろ! 浣腸してやる」

「ああッ! お願いです、御主人さま、こんなところで、か、浣腸だけは許して……」

真っ青になったてる美は、順一の足もとに土下座して哀願した。てる美は、新婚初夜の昨日、生れて始めて浣腸の洗礼を受けている。イチヂク浣腸の嘴管をアヌスに挿入された時の痛み、それにもまして便意をこらえる時の苦しみ、そして順一の前で片足吊りのままタイルの床に排泄を強要された時の身も世もない恥ずかしさ、その行為をまた強制されるのかと思うと、てる美はもう生きた空もなかった。

「まだ御主人さまに逆らう気か」

順一は、土下座している奴隷妻の臀裂めがけて縦に鞭を振り下した。

「ヒイーッ!」

双臀のはざまに喰いこむ鞭の脳髄にひびくような激痛が、てる美のあらがう気力を根こそぎに奪う。嗚咽しながら四つに這った奴隷妻は、まろやかな少女っぽい尻を高く持ち上げた。

「両手でよくケツの穴を開いとけ!」

「ハ、ハイ」

屈辱の涙に咽むせぶ少女が、肩で身体を支え、両手で尻たぶを左右に押し開くと、ひっそりすぼまった薫色のアヌスが陽光を浴びて秘めやかなたたずまいをあらわした。

「すこしは素直になったな。そうやって自分で尻を拡げているとおねだりしているようにみえるぞ。ご主人さま、この淫らなお尻が疼いてしかたがありません。どうか、このお尻に浣腸をして、てる美を慰めて下さいというんだ」

幼い奴隷妻は、犬這いの尻高ポーズに手で双丘をおし拡げた惨めなポーズで、夫のセリフの恥ずかしさに顔を赤らめながら復唱する。

「ご主人さま、淫らな奴隷のお尻を折檻して下さい」

イチヂク浣腸の嘴管が、その可憐なアヌスにズブッと突きささり、ウッ! と歯を喰いしばった少女は、美しい眉根にしわを寄せ、冷たいものが腹中に注がれるおぞましい感覚を必死の思いで堪えた。

「惨めです、てる美は惨めです」

美しい瞳から涙がとめどもなく流れる。

「一個ぐらいじゃ物足りんだろう。もっとして欲しいんじゃないかね?」

ニヤッと笑った順一が威嚇するように鞭を空に鳴らすと、怯え切った少女の口から細い声が洩れた。

「ハイ、どうぞ、もっとして下さいませ」

切り裂くような鞭の苦痛から逃れるためには、夫の言うことを復唱するより他はないのだ。

「三個ぐらいして欲しいんだな?」

「ハ、ハイ、どうぞ、三個して下さいませ」

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