本販売日:2015/02/23
電子版配信日:2015/06/05
本定価:734円(税込)
電子版定価:770円(税込)
ISBN:978-4-8296-4058-6
「ゆうべ、隣の部屋でセックスしてたの知ってるのよ」
潤む眼で総司の股間を撫で回し硬直にしゃぶりつく貴美江。
まぶしい太もも、濡れそぼった陰部を惜しげもなく晒し、
独り身の寂しさを埋めるように淫牝へと変わる103号室の未亡人。
102号室の看護師、201号室のシングルマザー、202号室の熟処女。
新米管理人の僕を待っていた素敵な「日替わり熟女」たち!
●もくじ
プロローグ
Ⅰ 201号室 錦乃真衣(35)
シングルマザー 娘あり
――――今夜は甘えていいですか?
Ⅱ 102号室 羽島弥生(38)
看護師 恋人と別れたばかり
――――身体の関係だけでいいのよ
Ⅲ 202号室 堂島治美(36)
ただいま婚活中 処女
――――私って、魅力ない?
Ⅳ 103号室 七海貴美江(40)
未亡人 十年前に夫を亡くす
――――お願い…してもいいですか?
Ⅴ 101号室 須山総司(23)
「如月荘」の新米管理人
――――ここは、ハーレム!?
エピローグ
まい(35歳)年上女(熟)
はるみ(36歳)年上女(熟)
きみえ(40歳)未亡人
やよい(38歳)看護婦
本編の一部を立読み
「──? そんなにあたしのオマ×コが待ち遠しかったの? ちょっと焦らし過ぎちゃったかしらねぇ」
欲望に正直な反応に笑みを浮かべつつ、弥生は握ったペニスと膣口の位置と角度を調節する。
ほど好い弾力のある亀頭と陰唇が擦れるたびに、ゾクゾクと背筋が震えた。
総司も軽く顔を上げて、挿入の瞬間を見逃さないように凝視していた。
妙な必死さを感じるが、我慢できないのは弥生も同じ。
準備が整うと同時に腰を落とす。
「誰かに先は越されちゃったけど、いっぱい気持ちよくしてあ・げ・る」
実際に好き放題しているのは弥生だが、結局は互いの性欲を満たすことになるのだから間違ったことを言っているつもりはない。
「うあっ……羽島さ──っ!」
亀頭がめり込み、総司がたちまち呻いた。
「ぁああっ! やっぱり凄いぃ……奥まで届いて、んんんぅ!」
巨大な肉塊によって膣肉を押し広げられる感覚に弥生も天井を仰ぎ、二ヶ月ぶりの男の熱さに歓喜する。
これまで付き合った相手の中には、かなり女と遊び慣れた男もいた。
総司のように消極的なタイプもいたが、挿入しただけで蕩けるような快感が全身に駆け巡ったのは記憶にない。
欲求不満を拗らせ過ぎたためか、他にも要因があるのかもしれないが、そんなことを考えるのは今でなくていい。
弥生は久しぶりの雄の逞しさを噛み締める。
身体を内側からこじ開けられる感覚と、広げられたままにされる圧迫感。
肌が粟立ち、唇の震えが止まらない。
つくづく、出遅れた自分が恨めしい。
「うぅ……これが、オマ×コの中……っ!」
根元まで咥え込むと、感極まったように総司も喘ぐ。
だが弥生は今の言葉を聞き逃しはしなかった。
まるで初めて女性器を味わったような台詞だった。
そこに『弥生の──』と付け加えられていれば気にも留めなかっただろう。
弥生の見立てが間違っていたとは思えないが、彼もここの住人の誰かと関係を持ったことを否定しなかった。
「んふっ……どういうことかしらぁ? 非童貞は認めてたのに、オマ×コを知らないみたいな言い方してるわよ?」
「え? ……あっ」
一旦首を傾げる総司だったが、少し間を置いてから自分の発言に気付いたらしく、小さく声を上げた。
「……もしかして、本当に初めてだったの?」
「そういうわけじゃ、ないんですけど……」
視線を逸らしつつ言葉を濁す総司。
その顔は嘘を吐いているというより、答え辛いといった様子だった。
弥生に対して急に態度が変化したのは、彼が女性と関係を持ったことが要因の一つであるのは間違いないと思っている。
非童貞を否定しなかったことから、行為が挿入前に終わったとは考え難い。
単に総司が見栄を張っていただけか、膣以外の場所に挿入したということになるが、前者を否定したい弥生は、必然的に後者という結果に至る。
(まさか、初めてをお尻で……?)
相手がアナル愛好家だったのか、避妊のつもりなのか、さすがに信じ難いが、そう考えると納得できてしまう。
「ふふふっ……」
「は、羽島さん……?」
「まあどちらにせよ、オマ×コでこのオチ×ポの処置をすることに変わりはないのよねぇ……んふっ、たっぷり搾り出してあげますからねぇ」