僕の家庭教師

ふたりのお姉さま

著者: 櫻木充

本販売日:2001/09/23

電子版配信日:2009/07/10

本定価:545円(税込)

電子版定価:660円(税込)

ISBN:978-4-8296-1063-3

「祐樹くんに、素敵なことを教えてあげようか」

圭子に禁断の思いを寄せる少年の前に現われた奈緒美の

秘められた淫性が、無垢な16歳に倒錯を教えてしまった。

そして圭子も愛する弟のために特別授業を……。

教室は寝室、家庭教師は魔性の美姉と純愛の実姉。

妖しきプライベートレッスンが幕をあけた!

登場人物

けいこ(24歳)姉

なおみ(22歳)OL

本編の一部を立読み

「いいから寝て。今日はお口でしてあげる。フェラチオしてあげるから」

涙を拭い、唇を尖らせる。

ためらう弟の手を握り、ベッドに引きずりこむ。

「気持ちよくしてあげるから……」

あお向けに祐樹を寝かしつけ、うなだれた肉棒を手のひらで包みこむ。

「あぁ、姉さん……い、いいの?」

「いいのよ。私に任せて、リラックスするの」

祐樹の傍らにうずくまり、緩やかなストロークを開始する。

直穿きのパンストに蒸れた男根の、きつい牡臭に目眩しながら、亀頭の段差を刺激する。睾丸をさすり、会陰部をマッサージし、萎えた男性器に気合いを入れてゆく。

「はっ……うっ、くっ……んぅ」

嗚咽がもれるたび、肉筒が力強く拍動する。血液が充填され、男性器は途端に肉の凶器に様相を変える。

「ほぉら、大きくなった。いい? いくよ……」

このときのために独学したフェラチオのテクニック。猥褻なレディース雑誌を読みふけり、野菜を相手に反復練習した舌戯を今、存分に披露してあげるとしよう。

(まずは、ゆっくりと……)

カウパー氏腺液にぬめった鈴口を舌の先でチロチロと弄び、粘っこい唾液をたっぷりと滴らせてゆく。

フレンチキスを繰りかえし、半剥けの亀頭を半分ほど口に含む。優しく包皮をまくりながら、カリのくびれまでを呑みこんでゆく。

「うぅ……」

ピクンッと腰が跳ね、男根はますます凛々しくそそり勃つ。

(祐樹のペニスって、ちょっと……あぁ、大きすぎる……)

体験告白の記事では、告白主の女性は男性自身を奥深く、根元まで呑みこんでいたはずだ。肉茎のすべてを吸いつくす。フェラチオの特集には、そんな口技も紹介されていたが、とても実践できない。亀頭を含んだだけでも口のなかは満杯で、必死に喉を開いてみても、中腹まで受け入れるのがやっとなのだから。

「ふぅ……」

圭子はいったん口を離すと、肉筒の裏側に、筋の縫い目にそって舌を這わせていった。好物のアイスキャンディを味わうように、滴り流れる雫をすくいながら、愛情たっぷりに舐めあげてゆく。

「どう? いい感じ?」

経験豊富な遊女になりきり、童貞の肉鞘に奉仕する。

「う、うぅ……す、すごいよ! あぁ、気持ちいい……」

「フフフ、そうでしょう?」

祐樹の反応を横目に、満足げにうなずきながらカリのくびれに舌を進ませる。赤剥けた皮膚にこびりついた滓を丹念に、ひとかけらも残さず擦り取り、そして……。

ズッ……ズズズッ……。

下劣な音を響かせながら、鈴口に溢れだす液汁を思いきり啜りあげる。

「うあぁ、ひぃっ、いい!」

奇妙な喘ぎとともに、背筋が反りかえる。

美姉の唇に吸いつかれ、腰が大きく浮きあがる。

「ね、姉さんって、いつも……いつもこういうことしてるの?」

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