兄嫁・千佳子

著者: 櫻木充

本販売日:2001/07/23

電子版配信日:2009/07/24

本定価:545円(税込)

電子版定価:660円(税込)

ISBN:978-4-8296-1046-6

夫のいない夜、兄嫁がはじめた淫らな美熟肢体の撮影会

弟の視線とカメラの前で、24歳がさらすレオタード姿

(夏彦さん、どんなエッチなポーズを私にさせたい?)

(これ以上望むのはまずいよ。彼女は兄さんの妻なのに)

湧きあがる汗に浮き立つ乳首。下腹の縦皺は秘密の陰唇?

兄嫁・千佳子の甘すぎる誘惑、いけなさすぎるロマンス……

登場人物

ちかこ(24歳)兄嫁

ともか 女子学生

本編の一部を立読み

「義姉さんのを、俺も……」

上体を起こし、レオタードの股ぐらに手を伸ばしてくる。

「俺も、いいだろう? 義姉さんの、舐めたいんだ」

「いいの?」

「えっ、なにが?」

「お風呂、入ってないわ」

「いいよ! そんなの、いいんだ!」

恥じらう素振りを見せた途端、夏彦は声を大きくし、ブルブルと頭を振った。

ハイレグを指先でなぞり、クレヴァスをほじるように指先を這わせる。

「そんなこと、俺、気にしないよ!」

おびただしい淫水をこぼし、レオタードまでドロドロに汚した女性器にも怯む様子を見せない。

(そうよね、夏彦さんは……)

穿きふるしのパンティを、牝の分泌に薄汚れたパンティを弄んだ男だ。どれほど汚かろうとも望むところだろう。

(私たち、変態よね? フフフ、お似合いのカップルかしら)

夫の性癖はそれほど屈折していない。

コスチュームに対するフェティシズムは持っているものの、セックスはいたってノーマルだった。もちろん夏彦のように、汚れたパンティを欲するような真似もしない。

「夏彦さんが、いいのなら……ほぉら、こういうの、どうかしら?」

内面に秘められた欲望を見透かしながら、上体を起こした義弟をふたたび床に押し倒す。後ろ向きに、腋の間に膝をつき、顔面の真上に股間を持ってくる。

「ねえ?」

「あっ、あぁ……なんだか、すごくエッチだ!」

便器のなかから覗きこむようなアングルに、夏彦は嬉々として叫んだ。

「お顔に、座っちゃおうかなぁ……」

ヒップをくねらせつつ、Tバックをめくる。

直穿きのパンストに、たった一枚のナイロン皮膜に包まれた女性器を焦らすこともなく眼前に晒す。

滴るほどの蜜汁にまみれたメッシュは、見るまでもなく透けすけだ。

センターシームはきつく、肉溝の底まで食いこみ、ストッキング布のサポートに花弁は平たくつぶれている。

(フフフ、これが見たかったんでしょう? ねぇ、私のオマ×コが見たくて、たまらなかったんでしょう?)

自慢できるものではないが、性器は綺麗だと思っている。少しだけ大きめの小陰唇も左右は均等で、薄い色素にサーモンピンクの輝きだ。

むろん、ムダ毛の処理も怠りない。恥丘の生え際も、土手のまわりも丁寧に剃刀を当ててある。

思春期が持つ幻想にだって充分に応えられるはずだ。

「はっ、はっ、はあぁ!」

生まれて初めて見る猥褻な女肉に、夏彦の呼吸も荒くなる。

たった今射精したばかりだというのに、男根はうるうると涙をこぼし、青筋が太く浮かびあがってくる。視覚的な効果はやはり抜群だ。

「さあ……」

言葉少なく少年をうながし、しずしずとヒップをおろす。

股間を覗きこみ、生の恥臭にあえぐ夏彦の唇に照準を合わせ、膣汁の溢れだす蕾を口に押しつける。

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