三匹の未亡人
本販売日:2015/05/22
電子版配信日:2015/09/11
本定価:734円(税込)
電子版定価:770円(税込)
ISBN:978-4-8296-4077-7
「父さんがいなくなって欲求不満だったんだね」
対面座位で抱かれながら少年の首にしがみつく義母。
夫の葬儀の夜、義理の息子が剥き出しにした邪欲。
「やめて! 私はあなたの母親なのよ」拒絶も空しく、
寝室で、浴室で、遺影の前で、気の向くまま穢される。
悪魔の毒牙は隣家の未亡人、そして実母にまで!
●もくじ
第一章 侵犯(おか)す 二匹の未亡人・義母と美母
第二章 愛憎(もえ)る 亡父に見せつける肉交
第三章 堕落(おち)る 昼夜を問わず契る母子
第四章 暴走(こわれ)る 実母さえ堕とす怪物
第五章 窃視(のぞ)く 欲情する隣家の未亡妻
第六章 狂態(みだれ)る 職場で、ホテルで…
第七章 隷従(したが)う 禁断の「母交換」
エピローグ 狂乱の果てに
あやの(34歳)未亡人
かなえ(39歳)未亡人
さき 未亡人
本編の一部を立読み
「ああ、いやっ。見ないで、あなたぁっ」
綾乃は首を振って夫の視線から逃れようとした。しかし目の前にある笑顔の夫の遺影からはどうしたって逃れられない。
先ほどの見られている感覚なんて比にならないほど倒錯的な状況だった。
(見ないで。あなたの息子に犯されてるところなんて)
たかが写真と思いたかった。けれど身体と心は、夫に見られながら息子に凌辱されていると錯覚する。恥の熱で、肉体の内側が燃えているみたいだった。
「はぁ、後ろから入れても気持ちいい。ほら母さん顔を上げて」
祐が蕩けた声を吐き出し、両手で綾乃の頭を挟んで持ち上げる。嫌でも視線を夫へと合わせられた。
「お願い、許して。見られたくないの。お父さんには」
「ダメだよ。母さんが僕の恋人になるって頷くまでは、絶対にやめない」
「そんな、はぁあんっ」
言葉と共に最初の一撃が襲い掛かってきた。どぶちゅっといやらしい音を出して、綾乃の熟れ孔から愛液が掻き出されて畳に染みを作る。
「気持ちいいよ母さん。口でなんと言っても、オマ×コは嬉しそうに僕のチ×ポを頬張ってる。分かるだろう。自分のオマ×コなんだから」
「やめて。そんないやらしいこと……あっ、あっ、いや、深い、はうぅ」
腰を掴まれてゆっくりとしたストロークに綾乃は戦慄いた。肉棒を亀頭から根元までじっくり味わわされ、つま先が畳を噛んで踵が浮く。
「気持ちいいだろ母さん。さっきみたいに言ってよ。チ×ポ気持ちいいって」
「ゆ、許して。この人の前でだけは」
「死んだ父さんに操を立ててどうするの。もう諦めて僕のモノになってよ」
夫の死について言われると苦い気持ちが胸に溜まる。しかし祐の口撃はそれだけに止まらなかった。
「それに僕のチ×ポで一回イってるんだよ。操を立てられてもいないんだよ」
「あっ……そんな、いや、そんなの違う。あれは、んっ、きゃううっ」
腰を引き寄せられ、思い切りペニスを打ち付けられる。先端で子宮口を叩かれ、蜜で濡れた隘路が引き締まる。太ももが戦慄き、口から淫靡な吐息がもれる。
「死んだ人間に操を立てても意味ないし、でも僕は母さんが他の男に取られるのも我慢ならない。だから母さん、僕を愛して僕の恋人になって」
祐が覆い被さってきて耳元で囁く。両手を綾乃の手に重ね、耳元にキスされる。
「母さんの可愛い笑顔や話し声、抜群のスタイルに穏やかな性格、そして僕のチ×ポで喘いでる声や姿が好きなんだ。どうしようもないほど愛してるんだ」
「ダメ、そんなこと言わないで」
口で否定し続けなければ、抽送の快楽に意思が流されそうになる。加えて祐の強烈な愛情表現が、綾乃の心を酷く揺さぶった。
「あう、はぐ、動いちゃいや、あん、やっ、んん」
少しずつ速く力強くなる貫きに、綾乃は喘いだ。剥き出しの乳房が重量感たっぷりにゆさゆさと弾み、浮かんだ汗が互いの肌と畳を濡らす。
「これも外そうか。母さんは僕の恋人になるんだから、もういらないよね」
「お、お願い、それだけは……あ、あぁ」
祐が外そうとしたのは結婚指輪だった。