薔薇のお嬢様、堕ちる

著者: 北都凛

本販売日:2022/10/11

電子版配信日:2022/10/21

本定価:1,049円(税込)

電子版定価:1,049円(税込)

ISBN:978-4-8296-7916-6

シチュエーション

じゃじゃ馬令嬢が
みじめな肉便器に!
「こ、こんな屈辱……ぜったいに許さない……」
ドレスを捲られ、後背位で貫かれる高柳沙希。
女王と呼ばれる高慢令嬢が獣の体位で男に穢される。
孤高のプライドは服従の悦びに染まっていき……
北都凛の名作が合本で復刊!
(本作は「Will 薔薇のお嬢様」「Wish テニス部の果実」(美少女文庫)を再構成したものです)

●もくじ
薔薇のお嬢様、堕ちる
第一章 惨劇のロストヴァージン
第二章 逃亡の代償は親友の純潔
第三章 崩された孤高のプライド
第四章 肛虐のディナーパーティ
第五章 小悪魔の黒百合調教
第六章 終身麗奴 最後の選択肢
エピローグ 牝になった令嬢

テニス部の果実
プロローグ 屋上の性奉仕
第一章 襲われた学園のマドンナ
第二章 放課後の騎乗位奴隷
第三章 妹の裏切りと姉の涙
第四章 主従逆転の倒錯交尾
第五章 恋人の前で誓う隷従
第六章 アナルすらも穢されて
エピローグ ザーメン姉妹

登場人物

沙希 女子学生

彩音 女子学生

鈴音 女子学生

本編の一部を立読み

「ひいッ! い、いやぁぁっ」
 麻里子の絶叫が白銀の森にこだまする。椅子に縛りつけられたまま、ピンク色の乳首に吸いつかれたのだ。
 ヴァージンの麻里子にとって突然降りかかってきた破瓜の危機は、言葉にできないほどの恐怖だろう。昨夜同じ経験をしている沙希には、彼女の気持ちが手に取るようにわかった。
「なるべく痛くないようにしてあげますからね」
 浩樹はねっとりとした低い声でささやくと、麻里子の大きく割り開かれた内腿に手のひらを這わせていく。
「ああっ、いやです……やめてぇっ!」
 麻里子は恐ろしい現実から逃れるように、首を左右に振りたくる。そのたびに漆黒のストレートロングが浩樹の鼻先をかすめて、危険な獣性を煽ってしまう。
「僕を恨まないでくださいよ。悪いのは沙希さんなんですから」
 そんなことを言いながらも、浩樹はすっかり欲情してボクサーブリーフの股間に立派なテントを張っていた。鼻息を荒くしてお嬢様の乳首をチュウチュウ吸いながら、右手の指先をパンティの股間にぴったりと押し当てていく。
「ひんッ! やっ……やぅぅ……そ、そこは、許して……」
 椅子の上で拘束された身体がビクンッと跳ねて、宙に浮いているつま先がキュウと内側に折れ曲がる。
「すぐに気持ちよくなりますよ」
 浩樹が中指を立てて敏感な豆のあたりをこねまわすと、すぐに内腿の付け根に筋が浮きあがってプルプルと震えだす。
「あぅんッ、あっ……い、いや、です……あっはぁぁっ」
 麻里子は顎をのけ反らせて、こらえきれないといった感じで淫らな声をもらしはじめた。ヴァージンには強烈すぎる快感を強制的に流しこまれて、健康的な肉体があっという間に狂わされていく。
「やんっ、浩樹さん……あっ、ひぃっ、お、お願いです……ああっ、やめてぇ」
 懇願しようとする声も、ことごとく喘ぎ声に変わってしまう。純白のパンティの船底にはあっという間に淫らな染みがひろがり、肉の突起がぷっくりと浮きあがって透けてくる。
「ほら、ここがいいんだろ?」
 濡れそぼった快感ボタンをまったりとしつこく転がされて、うっすらと見える割れ目を爪の先でツーッとなぞられる。そしてついに中指の先端が、布地ごと肉穴に押しこまれた。浅瀬をヌチャヌチャとかきまわされて、もうどうにもならない悦楽の渦に巻きこまれていく。
「ひっ、あひっ、そこ……あぅっ、ダメ……です……あふっ、ダメぇっ」
 乱れていく麻里子の姿を目の当たりにして、木に縛りつけられたままの沙希は驚きを隠せないでいた。
(麻里子が……あんなにいやらしい声を……)
 あの清楚でお淑やかなお嬢様が、目の前で快楽に腰を震わせている。
 あらためて浩樹という男の恐ろしさを確認するとともに、麻里子がどこまで狂わされるのか見てみたいという黒い興味が湧きあがってくる。と同時に、なんだか切ない感覚に襲われて、無意識のうちに下半身をよじらせていた。
「あン……」
 股間に違和感を覚えて、スキーウェアの内腿をそっと擦り合わせる。すると膣奥でクチュッと小さな音が鳴るではないか。信じられないことに、犯されていく幼なじみの姿を見て濡らしていたのだ。
(や、やだ……どうして?)
 先ほど細身のバイブで弄ばれた蜜壺が、どういうわけか疼いてしまう。
 ぎりぎりまで昂らされた肉体が再び快楽を求めているのだが、まだ絶頂を知らない沙希にはなにが起こったのか理解できない。自分がひどく淫らな女になってしまったような気がして恥ずかしくなる。
「あっ……」
 そのとき柚花の刺すような視線に気がついた。すべてを見透かされたような気がして、赤面しながらあわてて視線をそらす。
「……最低ですね」
 蔑みの言葉を浴びせかけられても、にらみかえすことすらできなかった。麻里子の絶望的な悲鳴が響き渡ったのは、その直後だった。
「ああっ、それは……いやぁぁぁっ!」
 パンティをナイフで切り取られて、ついに股間を晒されてしまったのだ。お淑やかな性格に似合わずこんもりと茂った陰毛と、一目でヴァージンとわかる綺麗なピンク色の恥裂に三人の視線が集中する。
「綺麗……」
 柚花がポツリともらし、沙希は思わず生唾を呑みこんだ。
(ほんと……麻里子、綺麗……)
 だからこそ穢されていくところが見てみたい。
 椅子の横では浩樹もすでにボクサーブリーフを脱ぎ捨てて、脈打つ肉柱を剥きだしにしている。あんな凶悪なモノが、今から麻里子の慎ましやかな割れ目を貫くのかと思うと、妖しい期待がふくらんでしまう。
「心の準備はいいですか?」
 浩樹は大きく開かされた麻里子の脚の間に腰を進めると、剛直を右手で握りしめて狙いを定めた。
「ま、待って! 待ってください……浩樹さん、どうしてこんなこと──」
「巻き添えですよ。沙希さんの調教に巻きこまれた挙句に、見捨てられたんです」
 浩樹は怯える麻里子の華奢な肩を左手でつかむと、一気に腰を叩きつけるようにして肉棒を突き刺した。
「いひぃぃぃぃぃッッ!」
 顎が跳ねあがって、裏返った悲鳴がほとばしる。理不尽な強制破瓜の激痛に、清楚な美貌がクシャッと歪んで大粒の涙がポロポロとこぼれ落ちた。
(麻里子のなかに……)
 沙希は目を見開いて、浩樹の股の間にのぞく生々しい結合部分を凝視していた。
 サーモンピンクのヒダが目いっぱい引き伸ばされて、どす黒い肉棒がずっぽりとはまっているのがあまりにも痛々しい。
(あんなに太いので……されたら……)
 昨夜の破瓜の痛みがよみがえるとともに、どういうわけか秘肉がムズムズと疼いてしまう。
 幸い柚花の視線は、浩樹と麻里子に釘づけになっている。気づかれないようにそっと内腿を擦り合わせると、下着をつけていないアソコからトクンッと蜜が溢れてスキーウェアの裏地を直接濡らしていく。
「くっ……すごい締めつけだ」
 浩樹は根元まで挿入したまま、欲望器官を処女肉に締めつけられる快楽に腰を震わせていた。
 一方の麻里子は苦しそうに口をパクパクさせるだけで、声をあげることもできないでいる。しかしそんな苦悶に満ちた表情が、凌辱者の嗜虐欲を煽ってしまう。
「これだけキツいと、すぐに出してあげられると思いますよ」
 浩樹は獣欲に満ちた顔をニヤけさせながら、ゆっくりと抜き差しを開始する。
「くひッ! うぐぅっ……い、痛い、浩樹さん、痛いんです。許してくださいぃ」
 双眸をギュッと閉じて、激痛に涙しながら哀れに許しを乞う。破瓜直後の膣壁を擦られる痛みは、とても言葉では言い表わせない。しかも体内で蠢いているのは、ヴァージンにはつらすぎる極太ペニスなのだ。
 しかし浩樹は苦しむ麻里子の顔を見おろして興奮し、ピストンのスピードをどんどんあげていく。
「きひッ! ひっ、痛い……かはっ……ダメっ、ひっ……ひぅぅっ」
 麻里子は白目を剥いて、半開きになった唇から涎れを垂れ流す。
「ほらほらっ、もうすぐブッかけてあげますよ!」
 浩樹が野蛮な言葉をまき散らしながら、ドスンドスンと腰を打ちつける。
「ああンっ、お兄ちゃん……」
 すぐ隣りで見ている柚花が腰をもじつかせながら、レザーのミニスカートから伸びている太腿を擦り合わせる。
 沙希も自分が貫かれているような気分になって、眉間に皺を寄せて下唇を噛みしめた。浩樹の激しい息づかいと麻里子の苦しげなうめき声を聞いていると、なぜかおかしな気分になってしまう。
「ひッ、ひいぃぃぃぃッッ!」
 そのとき麻里子の唇から断末魔のような悲鳴があがった。あまりの激痛についに意識を失ったのだ。するとその直後、浩樹が低くうなりながら剥きだしの尻を激しく痙攣させる。
(や、やだ……射精……してる……)
 沙希は目もとをほんのりと染めながら、一部始終をしっかりと見届けた。
 麻里子がナカ出しされた瞬間、子宮がキュウッとなって切ない気持ちになったのはなぜだろう。しかし、そんなことを疑問に思っている時間はなかった。
「え? ちょ、ちょっと……なに?」
 沙希の上気した顔に怯えの色が走る。麻里子の身体から離れた浩樹が、全裸にスノトレだけを穿いて外に出てきたのだ。恐ろしいことに射精したばかりのモノは、萎えるどころかさらに硬度を増して天に向かってそそり立っている。
(まさか……わたしは、いやよ……)
 真後ろに立たれて、全身にいやらしい視線が這いまわる。身の危険を感じても、木に縛りつけられているので逃げることはできない。
「今度は沙希さんの番ですよ」
 落ち着き払った浩樹の声に愕然とする。見逃すような素振りを見せておきながら、結局はレイプされるのだ。ただ弄ばれていただけなのだと知り、あまりの屈辱に涙がこぼれそうになる。
「わたしの身体に触ったら、お父様に言いつけるわよ!」
 もはやそんな言葉で浩樹をとめられるとは思っていない。それでも素直に犯されるのはプライドが許さなかった。
「相変わらず生意気なお嬢様だ。麻里子さんとは大違いですね」
 スキーウェアのパンツをつかまれて、あっさりと膝下までさげられてしまう。
「いやぁぁぁっ!」
 ひんやりとした空気にヒップを撫でられて悲鳴をあげる。上半身はワインレッドのウェアを着たままで、下半身は裸にされてしまったのだ。
 屋外で肌を晒される羞恥に、耳まで真っ赤に染めあげる。さらにそのまま腰を後ろに引かれて、ヒップを突きだすような恥ずかしい姿勢を強要されてしまう。
「やっ、こんなのいやよ、離して!」
 誰かに助けを求めようと反射的に室内を見やると、童顔を火照らした柚花ががっくりと首を折った麻里子の身体を弄っているではないか。
「柚花っ、なにを──あひいっ!」
 驚きの声は、いきなり剛直をあてがわれたことでかき消された。バックから秘裂に熱い肉を押し当てられただけで、強烈な快感が脳天に突き抜けて膝がガクガク震えてしまう。
「グチョグチョですよ。沙希さんのここ」
 背後から冷やかすようにささやかれて、あわてて否定する。
「う、ウソよ!」
 しかし本当は気づいていた。麻里子が犯されていくのを見て濡らしていたのだ。でもそんな淫らなことを認めるわけにはいかなかった。
「ウソだわ、そんなこと──きひぃッ! あン、や……やめて」
 しかし亀頭の先端をほんの数ミリ押しこまれただけで、威勢のいい声は艶っぽい喘ぎ声に変わってしまう。
(いやよ……どうして? そんなことが……)
 自分の身体が示す反応が信じられない。どうして無理やり犯されようとしているのに、いやらしい声がもれてしまうのだろう。
 バイブで散々弄ばれてから、麻里子のレイプを見せつけられた。そのすべてが前戯になっていたのだが、ウブな沙希にそんなことがわかるはずもない。
「やっぱり沙希さんは淫乱なんですよ。お友達が犯されてるのを見て、ここをトロトロにしてたんですからね」
「あっ、や……やめて、お願い……」
 軽く亀頭を揺すられただけで、沙希の唇から弱気な声がもれる。
 なにもかもが浩樹の計画どおりに進んでいた。快楽の火種を植えつけてから、希望と絶望を交互に与えて精神的に揺さぶりをかける。さらにレイプの恐怖をチラつかせれば、いくら勝気なお嬢様でも耐えられるはずがなかった。
(もう、いやよ……怖い……)
 肩越しに振りかえり、潤んだ瞳を浩樹に向ける。しかし懇願するよりも先に、浩樹の口からいやらしいセリフがささやかれる。
「たっぷりとイカせてあげますよ。沙希さん」
 浩樹はお嬢様のウエストをつかみ直すと、その目を異様にギラつかせながら腰を突きだした。
「あひいッ! やっ、あっああぁぁぁぁっ!」
 巨大な肉亀がズブズブと難なく沈みこんでくる。目の前で火花が飛び散るような強烈な衝撃に、沙希はたまらず背中を大きくそらして嬌声を放った。
 雪の降り積もった森のなかで、木に縛りつけられたまま貫かれたのだ。恥ずかしいバックスタイルでの青姦で、あっという間に目の前が真っ赤に染まっていく。
「かっ……は……」
 根元まで埋めこまれて、強烈な圧迫感に息がつまる。内臓を押しあげられるようなおぞましい感覚に、口を大きく開けたまま微動だにできない。
 するとしばらく動きをとめていた浩樹が、ゆっくりとかすかに腰を動かした。途端に膣肉がキュウッと締まって、肉棒が挿入されていることをはっきりと自覚する。
(やだ、わたし、また犯されて……ああっ……ど、どうして?)
 無理やりレイプされているのに、昨夜のような痛みがまったく感じられないのはなぜだろう。それどころか疼く膣肉を大きく張りだしたカリで擦られるのが、とろけるほど心地よくて淫らな声がもれそうになってしまう。
「あはぁぁ……や、やめ……て」
「我慢することないですよ。ほおら、気持ちいいでしょう?」
 背中に覆いかぶさってきた浩樹が、スキーウェアの胸もとに手を差し入れてオッパイを揉みしだいてくる。
「あっ、ダメ……くぅっ、やめなさい」
 沙希が拒絶の声を放つと、浩樹はねっとりと腰を回転させながらうなじに吸いついてきた。
「ひんっ、やぁっ……ううっ、いやぁぁっ」
 柔肌に唾液を塗りこめられる汚辱感にたまらず首をすくめるが、そのまま耳たぶにしゃぶりつかれてしまう。さらに耳の穴に舌を差し入れられて、お椀型の乳房を指先でサワサワとくすぐられる。
「ひぃっ、い、いやっ……あうっ、もう……もうやめてぇっ」
「気持ちいいクセに。ほらこんなに濡れてますよ」
 耳たぶを噛まれながら軽く肉棒を抜き差しされると、ヌチャヌチャという淫らな水音とともに小さな快楽の粒が弾ける。
(こ、こんなのって、おかしいわ……いやよ……いや、どうしてなの?)
 こんな最低の男にレイプされながらも、肉体が感じはじめていることを認めざるをえない。しかもその快感は急速に、思考能力を奪うほどに大きくなっていく。
「沙希さん……」
 そのとき懐かしい声が聞こえた気がして、ハッと視線をめぐらせる。
「あ……麻里子……」
 意識を取り戻した麻里子がじっとこちらを凝視していた。彼女の瞳に若干の蔑みが含まれているように感じたのは、後ろめたい気持ちがあるからだろうか。
 こんな情けない姿を見られるのはあまりにもつらすぎる。双眸から涙が溢れ、頬を伝って顎先から雪の上へと落ちていく。
「いやらしい女……犯されてるのに感じてますよ」
 頬を火照らせた柚花が、麻里子の乳房を揉みしだきながら聞こえよがしに耳打ちする。憎々しげな瞳で見られても反論する余裕はなかった。できることといえば弱々しい声で哀願することくらいだ。
「み、見ないで、お願い……ひゃうッ!」
 沙希は幹に爪を立ててしがみつき、ひときわ高い声で喘ぎ泣く。抜け落ちそうなほど後退した亀頭が、一気に根元まで突きこまれたのだ。
 そのまま腰をねっとりとローリングされて、たまらず白い喉もとを晒してのけ反った。と、次の瞬間、小さな顎をつかまれて、強引に後ろを向かされてしまう。
「あっ、な、なにを──うむぅぅッ!」
 反論する間もなく、いきなり唇に吸いつかれた。屋外で木に縛りつけられてレイプされながら、ファーストキスまで奪われてしまったのだ。
(やっ、いやぁぁぁっ!)
 唇を舐めまわされるおぞましさに身をよじるが、とてもではないが逃げられる状況ではない。それどころか、亀頭の先端で子宮口を圧迫されてうめいた瞬間、ナメクジのような舌の侵入を許してしまう。
「ううっ……うくぅぅっ!」
 口内をしゃぶられる強烈な汚辱感に、涙を流しながらかすかに頭を振っていやいやをする。しかし浩樹はますます興奮して、ドロドロの唾液を流しこんでくる。
(うぁぁっ、いや、いやぁっ! 気持ち悪い……ううっ)
 嘔吐感がこみあげてくるが、息苦しさのあまりその大部分を嚥下してしまう。
 そのまま軽く腰を使われながら、延々とディープキスを強要される。バックから犯されて、嗚咽をもらしながら凌辱者の唾液を呑みくだす。そうしているうちに、しだいに頭の芯がジーンと痺れたようになってくる。
 そして思考能力が麻痺してきたところを見計らって、本格的な抽送が開始されるのだ。大量の蜜液が分泌されてヌメる膣襞を、大きく張りだしたカリでゴリゴリと擦られる。沙希はたまらず唇を振りほどいて泣き叫んでいた。
「うあっ! あうンっ! そ、それ、ダメ……あっ、やっ……ああっ」
 お嬢様のよがり声が、雪の降り積もった森のなかに響きわたる。
 昨夜ヴァージンを失ったばかりで痛みがないと言えば嘘になる。しかしその痛みをはるかに上まわる悦楽が、少女の肉体をとろけさせるのだ。汚辱まみれのディープキスで、明らかに感度がアップしていた。
「ほら、こういうのもたまんないだろ? そんなにお尻振って、はしたないですよ」
 そう言う浩樹も鼻息を荒くして、興奮しているのは明らかだ。
(いやよ、このままだと……ダメ……れ、レイプされてるのに……ああっ)
 沙希が弱々しく首を振ったのを合図に、腰振りのスピードがさらにあがってオッパイをこれでもかと揉みくちゃにされる。さらに勃起した双つの乳首を十本の指先でキュッと摘まれ、強烈な快感電流が全身を駆け抜ける。
「うあっ、やだ……ダメ、もうダメっ! ああっ、なんか……お願いっ」
 剛直で抉られるたびに理性が削られて、気が狂いそうな快楽がどこまでもふくれあがる。いつしか麻里子と柚花の存在は頭から消え去り、セックスのことしか考えられなくなってしまう。レイプされているのはわかっている。それでも身体がとろけてしまいそうな悦楽を否定することができないのだ。
「くうっ! イカせてあげますよ。ほらほらっ、気持ちいいんだろ?」
 ロングヘアを振り乱して泣き喘ぐお嬢様の姿に、浩樹の獣欲もついに限界を突破した。乳房をきつく握りしめて、ラストスパートの杭打ちに突入する。
「ひあっ、い、いいっ……あっ、あっ、いやっ、こんなの……うあっ、やめてぇっ」
 パンパンと腰を打ちつけられて、ついに理性が霧散する。無意識のうちにお尻を後ろに突きだして、恐ろしいほどの悦楽の大波に呑みこまれていく。
「すごっ……もうダメ、おかしくなっちゃうっ、あっ、あひっ、ダメぇぇぇぇッ!」
 頭のなかが真っ白になり、ついに初めての絶頂に追いあげられてしまう。全身がバラバラになりそうな快感に膣肉が激しく収縮する。と同時に、浩樹が獣の咆哮を放ちながら、沙希のなかで肉棒を脈打たせた。
「くおっ! 出る!」
「ひっ……熱い……あっ……あぁぁ……」
 沙希は膣奥で凌辱者の白濁液を受けとめながら、えも言われぬ快楽の余韻にそっと目を閉じるのだった。

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