「触らないで、こんなこと許されないわっ」
強引に水着の肩紐を外し、競泳水着の胸元を捲りあげれば、
健康的な小麦色の肌と、日焼けしていない白い乳房。
水泳部キャプテン・美波の初々しいフェロモンに煽られ暴走していく臨時コーチ・桑原。
さらには26歳の美人顧問女教師、汐理にまで淫欲の餌食に……
北都凛の幻の名作が、フランス書院eブックスで、ファン待望の電子書籍化!
●もくじ
第一章 競泳水着に迫る毒牙
第二章 水中のフェラチオ特訓
第三章 罠に堕ちた顧問女教師
第四章 屈辱のスクール水着
第五章 夏のアナル開発合宿
第六章 肉玩具になった二匹の牝
しおり(26歳)女教師
みなみ 女子学生
本編の一部を立読み
「いい反応をするじゃないか。水泳よりもエッチの素質のほうがあるのかもしれないな。フフフッ」
桑原は小馬鹿にしたように言うと、さらに乳首を舐めつづける。そうしながら右手を水中に潜らせて、太腿をねっとりと撫でまわしてきた。
「いい筋肉だ。さすがに鍛えてるな。最高の手触りだ」
「やっ……触らないで……」
思わず抗いの言葉をつぶやくが、桑原がやめるはずもない。太腿の外側に触れていた手は、肉づきを楽しむようにしながら徐々に前面へと移動してくる。本能が危機を知らせて、水中で内腿を擦り合わせた。
「脚を開けよ。オリンピックに行きたいんだろう」
そう言われても太腿から力を抜くことはできない。すると躊躇する膝を強引にこじ開けられて、内腿に男の手が滑りこんできた。
「くぅぅっ」
柔らかい肉を摑んでは撫でまわし、少しずつ股間に向かって這いあがってくる。水中なのに、男の手のひらは妙に生温かい。内腿の敏感な皮膚をねちねちと擦り、指先を不規則に蠢かして柔肌に刺激を送りこんできた。
たまらず下肢に力がこもるが、男の手を挟みこむ結果にしかならない。水中に浮いているつま先がピーンと伸びきり、筋肉がこれでもかと硬直していた。
「おいおい、そんなに力むと脚が攣るぞ」
桑原は乳首から口を離すと、薄笑いを浮かべながらさらに内腿を揉みしだく。その指先はすでに内腿の付け根、競泳水着との境目まで迫っていた。
「うくっ、い、いやです……それ以上は……」
小声でつぶやくが、もちろん聞き入れてもらえない。水着の股布を摘みあげられたかと思うと、いきなり脇にずらされてしまう。
「ああっ……」
こらえきれない絶望の喘ぎが漏れる。水中とはいえ、誰にも見せたことのない女性器を剥きだしにされてしまったのだ。しかし、これくらいでうろたえている場合ではない。悲劇の幕はまだ開いたばかりだった。
「さてと、水泳部キャプテンの大事なところをじっくり拝ませてもらおうか」
ヒップに手のひらをあてがわれて、掬いあげるように持ちあげられる。背中をプールサイドに乗せた状態で、身体全体が水面に浮かびあがった。
「なんだこれは。生意気なくせに、毛はまだ生え揃ってないじゃないか」
桑原の薄笑いが聞こえて、美波は思わず瞳を潤ませた。
競泳水着の股布をずらされた股間が、月明かりに照らしだされている。わずかしか生えていない陰毛が水に濡れて、ぷっくりと盛りあがった恥丘に張りついていた。
(やだ……こんな人に見られるなんて……)
瞬く間に心が弱気になっていく。割れ目が透けて見えるほど薄い陰毛には、密かにコンプレックスを抱いていた。
水泳部の女子部員たちは、股間が鋭く切れあがった競泳水着を着るために陰毛の処理をする。だが、美波は一度も手入れをしたことがなかった。もちろん、それは誰にも話したことのない自分だけの秘密だった。
「まるでガキじゃないか。キャプテンがこれじゃあ、格好がつかないな」
卑劣なコーチに揶揄されて悔しさがこみあげてくる。
そこは産毛がわずかに生えているだけなのだ。美波にとっては、絶対に知られたくない恥ずかしいことだった。
「見ないで……ください」
掠れた声で懇願する。目尻から涙が溢れて、こめかみを伝い落ちた。
しかし、桑原が聞く耳を持つはずもなく、下肢を力まかせにグッと割り開いてしまう。そして股間を覗きこむように顔を近づけて、フーッと息を吹きかけながらいやらしい笑みを浮かべるのだ。
「肝心の道具はやっぱり綺麗なピンク色だな」
男の嬉しそうなつぶやきが、屈辱感をさらに煽りたてる。内腿の奥に卑猥な視線が這いまわるのを感じ、陰唇が恥ずかしげに震えていた。
(絶対に許さない……このままでは終わらせないから)