狼と牝獣の午後
本販売日:1999/06/23
電子版配信日:2009/12/04
本定価:535円(税込)
電子版定価:660円(税込)
ISBN:978-4-8296-0898-2
銀行員の制服を脱ぎ、下着も剥いで全裸を晒しつくし
初めてのフェラチオ奉仕を衆人環視のなかで行なう。
麻生真純の若く麗しい全裸の女体に、恥肉に、口もとに
凌辱者の鋭い目、同僚の好奇な目、お客の淫靡な目が……
極限の屈辱と羞恥のなか、見られ辱しめ虐げられる魔悦が
真純を牝に変え、銀行員や客たちを凌辱鬼に駆る!
ますず(24歳)婚約者
みき(22歳)OL
本編の一部を立読み
真純はちらっと真正面の千田を見やり、すぐに睫毛を伏せると、スカートのサイドジッパーを引きさげていった。支えを失ったスカートが、ストンと足もとに落ちる。
支店のフロアの空気が、いっそう濃密に、息苦しくなった。
男たちの視線は、当然ながら下腹に向けられた。しかし、ナチュラルベージュのパンティストッキング越しに、真純のパンティを見た同僚たちは、さっと視線をそらした。
三人の客だけが目をそらすことなく、じっと真純の一点を凝視していた。
パンティストッキングとパンティに押さえられた、こんもりとしたふくらみ。
パンティはブラジャーと揃いの純白で、それゆえ、うっすらと漆黒の翳りがうかがえた。
「なにしてる。パンストも脱げよ」
すらりとした長い脚をくの字に折って羞じらっている真純を、榎本が急かす。榎本の目も下腹の恥部に絡んでいる。
「は、はい……」
真純は前屈みになり、パンティストッキングをお尻のほうから剥くようにさげていく。
ただでさえ量感あふれるバストの隆起が、さらにたっぷりと重く垂れた。フルカップなのに、ハーフカップのようにふくらみが露出する。乳房の谷間は深く、指を突っこんでみたくなる。
太腿が露わになる。ミルクをとかしこんだような真っ白な肌。適度に脂がのり、しっとりとした手触りを想像させる。
そして、ふくらはぎ。やわらかそうで、むしゃぶりつきたくなる。足首はもちろん、きゅっと引き締まっていた。
踵をあげ、足の先から丸めて脱ぐと、真純は腰をねじってカウンターに置いた。そしてすぐに正面を向き、組んだ両手を太腿の付け根に置いた。
真正面に座っている三人の客たちが、無意識に残念そうな顔をした。
ずっと顔をそむけたままの同僚のなかで、佐久間がちらちらっと真純の肢体を見るようになった。
我慢できなかったのだ。見たかったのだ。麻生真純のランジェリー姿を。
誘惑に勝てなくなっていたのは、なにも佐久間だけではない。いつも冷静な支店長も、代理も、真純と同い年の本田も、そむけた視界の隅に映る、真純の肢体が気になって仕方がなかった。
「手をあげな、真純」
真純はパンティのフロントを隠したまま、すがるような瞳を榎本に向けた。
「手、を、あ、げ、る、ん、だ、真純」
ひと言ひと言に力を入れて榎本が命じた。
言い知れぬ恐怖を感じ、真純はおずおずと、両手を股間からずらしていく。
「お、お願いです……見ないで、真純のこと、見ないでください」
細くしなやかな両腕をあげ、耳に二の腕を押しつけながら、真純が消え入るような声で言った。
しかしその哀願の言葉は、逆に誘い水となってしまう。か弱い真純の声に誘われるかのように、支店長や代理の目が、ブラジャーとパンティだけになった女銀行員の肢体に引き寄せられていく。
真純の恥部を覆うパンティは、意外と小さなものだった。品のいいデザインの割りには、ハイレグのカットが大胆で、今にも恥毛がはみだしそうな危うさがあった。ヘアーはやや濃いのか、こんもりとした蠱惑のふくらみを見せている。
一度、目にしてしまうと、もう、そこから視線をそらすことは、強靭な意志をもってしてもできなかった。フロアにいる男たちのすべてが、真純のパンティのふくらみを見つめていた。